パリ祭

昨晩は頭痛のため仕事が進まず、
しかたがないので、PowerBookを持っていき、
電車のなかでコラムの原稿を書く。
新宿から橋本行きの電車はすいているので、
なかなか集中できて、書き上げる。
やっぱり電車のシート好きかも。
帰りの電車は、新しい車両で、
シートが固かった。

帰って、おみやげの山嘉の寿司と
サルディーニャ島の白ワイン。
寿司は〆もの系がおいしく、
ワインは軽発泡していて、軽くて気に入った。

今日はフランスの革命記念日。
パリ祭だなあと思って検索してみると、
7月14日を「パリ祭」と呼ぶのは
日本だけらしい。

エスプリ

冗談が通じないというのは
時には恐ろしいことになる。

マテラッツィがシャツを引っ張るので、ジダンが
「そんなにシャツが欲しいなら試合後に交換してあげるよ」
といったのに腹を立てて、
マテラッツィが暴言を吐いたという流れは、
双方一致しているのでほぼ正しいようだ。

ジダンのセリフは、
ウィットの効いた受け答えというか、
いわゆる「エスプリ」のつもりだったのだろうが、
イタリア人のマテラッツィに
「サインもよろしくね」
なんて返す余裕はなかった。

マテラッツィの返した言葉というのも、
イタリア人の間では
(あまり品のよくないところということだろうが)
それほど特別とはいえない言葉だと
主張しているらしい。
ワールドカップらしい
まさに文化の違いというわけだろう。
完全に通じなければ
問題は起こらないのに、
ジダンはもとユベントスで、
中途半端に通じてしまったところから
こんなことになってしまった。

VirtualPCがフリーウエアになった。
製品版を持っている身としては
複雑なのだが、
テスト環境などには便利なので、
良いことだと思う。

IEの時代

オランダの調査会社の調査結果によると
7月初め時点での世界のブラウザーシェアは
IE     83.05%
Firefox  12.93%
Safari  1.84%
Opera  1.00%
とのこと。
ドイツでは、IEが55.99%まで落ちているとか。
現在のIE7βの出来をみていると、
この傾向は加速しそう。
IEの時代もついに終わるのか。

ちなみに、ぼくは最近Safariを使うことが
一番多い。

ImpressのPC Watchで検索したら
Appleのアメリオが辞めたのは
1997年の7月。
ジョブズの時代が9年続いていることになる。

すごいと思ったのは、
PC Watchの記事は1996年から
そのままリンクが生きていて、
レイアウトもほとんど変わっていない。
このあたりというとIE4がでるとか言う時代だ。

ニュース形のサイトは
過去の記事を有料にしていたりする。
gooやmixiでも、ニュースに言及して
といっているわりに、
ニュースの情報自体が消えてしまう。

これからのニュースサイトは
どういう情報をアーカイブとして残していくのか
ということをきちんと考える必要がある。
それが、社会のなかで、どういう役割を果すか
ということだろう。
gooやmixiはニュース情報を受ける側なので、
配信側が変わるべきなのだが。

一方で、情報を消すということも、
重要なことだと思う。
忘れることも必要なのだ。
間違いの情報が、
検索サイトに残ってしまっていることは多い。
勝手に情報を集めておいて
消せないというのも
無責任な話だ。

一つの方法としては、
該当するURLに、ある形式でフォームを作っておき、
それをgoogleなどの検索サイトに送信すれば、
情報を消すことができる
とすればよいと思う。
レファラーによって、
削除希望の情報が、
該当ページから送られたことを
認証することができる。
悪用できないこともないが、
対策は可能だろう。

ローマの休日

日本では、「ローマの休日」の著作権がきれたらしい。

キネマ旬報映画総合研究所の所長の言葉として、
以下のようなコメントがあった。
「安価なDVDが出回ることは、
 映画界にとって歓迎すべき決定ではない。
 個人的にも、映画が文化というより消費財に
 なっていくようで違和感を感じる。
 正規版の側には、映像のクオリティーを高めたり、
 メーキングや関係者のインタビューなど付加価値を高め、
 より魅力的商品を作る努力をしてほしい。」

50年、魅力を持ち続ける作品というのは、
やはり偉大だ。
それを多くの人が安価に見れて、
物語を共有できるということは、素敵なことだ。
そうした体験が、新しい映画ファンを作っていく。
著作権が切れるということは、映画会社の商品から、
社会の共有財産としての文化になったということだろう。
言っていることがまったく逆だと思う。
メーキングや関係者のインタビューって
付加価値なんだろうか。
欲しい人も一部にはいると思うが、
セット販売するようなものではないはず。
それを「魅力的な商品」と思っているようでは、
魅力的な商品は作れないだろう。

ペン

書籍の校正をしていて、
久しぶりに長い間ペンで文字を書く。
ペンで文字を書くのって
なんだか、とても疲れる。
力が入ってしまっているし。

しかも、思考がストレートに進まなくて、
あとから修正してばかり。

キーボードでないと
文章が書けない身体になってしまっているのを
実感する。

昨日で終わっていればよかった

ワールドカップは
昨日で終わっていればよかった
と、本当に思う。

よく「火事場の馬鹿力」というが、
人間業とは思えないプレーをする選手たちは、
自分のなかで火事場状態を作りだして、
異次元のなかでプレーしているのだろう。
ブラジル代表の試合前のテンションの上げ方なども
怖いくらいだ。

そうした状態にある選手に、
日常生活のなかにいる人間が、
バカなことをしたとはいえない。
そのバカな力こそが、ミラクルを生むのだから。

それにしても、
ジダンの退場は悲しすぎる。

フランスのリードがもう少し続けば、
少しは面白い試合になったように思うが、
この試合はなかったことにしよう。

ちなみに、今大会のマイ・ベストイレブン。
GK:レーマン
DF:カンナバーロ、テリー、リカルド・カルバーリョ、アジャラ
MF:ジダン、マケレレ、リベリー、ピルロ、リケルメ、
FWは、今回はなしでもいいくらいだが
C.ロナウドをFW扱いにしてという感じか。
いろいろな意味で、今大会は
ジダンの大会だったということになるようだ。

チームとしての力は、決勝の戦いぶりを見ても
決勝トーナメントのフランスがベストチームだろう。
近年のヨーロッパでは、
結局、マケレレをもっているチームが、
強いということなのだろうか。

中田は、ブラジル戦の前の日に
前園にメールをして、
辞めることを伝えていたらしい。

決勝の前に、ベンゲルが語っていた
若手選手を判断するポイントは、
どんな状況でもモチベーションを持ち続けられることと
論理的な思考力なのだそうだ。
サッカーの勝敗を決めるのは、
ほんのちょっとした偶然で、
論理ではたどり着けない世界にある。
しかしだからこそ、そのなかで人間にできることは、
少しでも勝つ確率を高めることだ。
それは、論理的に積み重ねていくしかないのだろう。
サッカーに限らず、とてもよくわかる。

幸せなハッピーエンド

ワールドカップの3位決定戦。
ドイツ対ポルトガルは、
決勝に進めなかったのは残念だとしても、
どちらも、予想以上にうまくいった
という気持ちはあっただろう。
そういう意味では、
両チームとも幸福感があり、
サッカーを楽しむ試合になっていた。

なかでも、ドイツは大歓声のなかで
のびのびとプレーして、勝って大会を終えた。
一方のポルトガルは、
気持ちで勝ってきたチームなので、
いったん気持ちが切れてしまった後の
目標のない試合では、
勝負にはならなかった。
しかし、最後にフィーゴのアシストで一点を入れて、
それなりの満足感を得たようだ。

なんとも出来過ぎのような、
幸せなハッピーエンド。
開催国のドイツとしては、
優勝は無理としても、
実力に見合った範囲で、
最高のフィナーレだったように思う。
不要と言われる3位決定戦だが、
今回は、これでよかったと思う。

電車のシート

天気が悪く、
こんな日の多摩川を見たいと思っていたが、
うっかり寝過ごす。
ベッドで寝ようとすると、
いくら疲れていても、
いくら寝ていなくても、
なかなか寝れないのだが、
電車に乗るとすぐに寝てしまう
うちに、電車のシートがほしいといったら、
電車オタクみたいだと言われる。

今日は七夕。

HP Officejet 7210

HPの複合機、「Officejet 7210」が届く。
ADFがついているのに安く、
しかも気に入らなければ返品可
ということで、買ってみた。
ニュースサイトの広告で知ったのだけど、
結局Amazonで買う。

梱包の箱が大きくて、
ちょっとたじろぐが、
中身は許せる程度。
HPにしては、剛性感がない。

セッティングして、
ADFでスキャンしてみると、
スキャンする時に轟音が聞こえてきて
思わず返品しようかと思う。

しかし、スキャニングの速度はまずまずで、
ちょうど執筆していた本の校正を
一気にスキャンして、PDF化してくれる。
これは、圧倒的に便利。
テキストに打ち直したり、
宅急便やバイク便で送ることを考えれば、
数日でもとが取れる。
デザイン的な作業には向かないが、
事務的なことは、
これ一台で処理できると思う。

ワールドカップ、つまらないじゃないか

今回のワールドカップは、
前半は順当に強豪国が勝つという、
まあ普通な展開。
これで、ベスト8以降
面白くなるかと思ったら、逆だった。

面白かったのは
オランダ対ポルトガル。
あとは、フランス対スペインくらいか。

よく、決勝戦はつまらないと言われる。
両チームともに大事に戦おうとするからだ。
今回は、強豪国同士の戦いばかりになり、
PKでもいい、というような
試合が多くなってしまった。

これだけ見ていて、こういうのもなんだが、
ワールドカップ、つまらないじゃないか。

前回の、韓国戦のような、
スタジアムと一緒になった、
尋常ではない雰囲気というのが
あまりみられないし。

そういう意味では、
ブラジルと思いっきり打ち合って、
ぼこぼこにされた日本対ブラジル戦は、
今大会のなかでも異質で、
それなりの爽快感はあったと思う。
まったく無策で、今大会で一番バカだけど、
バカなりの面白さは評価したい。

しかし、日本戦以外は、
ほとんどが仕事をしながら見る感じで、
今回も、ワールドカップを楽しむことは
できなかったのは残念。

フランス対ポルトガルは、
フランスがまったく危なげなく勝った。
2-3試合で見違えるチームになった。
30歳をこえた選手が多いが、
それでも、大会中にこんなに成長する
ということがあり得るのだ。
それは素晴らしいことだと思う。

1/120

雨が降るといいながら
なかなか降らない。

ワールドカップを見ようとテレビをつけると
ちょうどスペースシャトルの打ち上げの瞬間だった。
ちょっとラッキーな感じ。
AM 3:38。

その6分前、AM 3:32には、
北朝鮮がミサイルを発射したらしい。

Movable Type 3.3は、
近日中に修正版をリリースの予定らしい。
やはり、すこし待ってよかった。

Core 2 Duoのリリースが近いということだが、
今、IntelはAppleを重要視していて、
両者の計画がリンクしているようなので、
これにあわせて、なんらかの発表があると
思っているのだが、
はたしてどうなのだろう。

■今日のワールドカップ
PK戦に強いドイツと、
必ずPK戦で負けるイタリア。
PK戦になったらドイツの勝ちと思っていたら、
延長が終わる1分前に
イタリアが点を入れ、
慌てて攻めるドイツに
カウンターからもう1点。
延長含めて120分の試合で、
最後の1分に2点とは、
何が起こるかわからない。
精神的に強いといわれるドイツでも、
日本のように負けることもある。

明日のポルトガル対フランスは、
イングランド戦のようなつまらないところで
決着がつかないといいのだけど。

29歳

中田の現役引退が話題になっている。
おそらく、中田は「辞めた」のではないのだろう。
29歳という年齢は、
新しいことを本格的にスタートするには
いい歳だと思う。
「新たなスタート」という名の「余生」ではなく、
本当のスタートをするためには
今でなければいけなかったのではないか。

サッカーの面からすると、
日本でスターになる「トップ下」の「司令塔」は、
ヨーロッパではほとんど必要とされていない。

各国のリーグで、優勝を争える可能性のあるチームは
多く見積もっても5-6チーム。
それ以外は、降格ラインから、
勝ち点10以内くらいのところに固まっている。
これらのチームは、どこもしっかり守ってカウンター
というスタイルになるので、
中田や中村が生きるようなサッカーはできない。
優勝を争うトップチームでも
トップ下をおかないチームがあるので、
リーグ全体でも、トップ下のポジションで
テクニカルな選手が求められているのは、
数チームしかない。
中村のように、スコットランドとかにいくしか
自分を行かせるところがないことになる。
スコットランドでも、監督が違ったら、
中村の出場機会も、激減していただろう。
日本のスター選手がヨーロッパにいっても、
そもそもポジションがないのだ。

ワールドカップの中継を見ていて、
イングランドのジェラードやランパードを
アナウンサーが「ボランチ」というのは、
とても違和感があった。
イングランドは基本的にフラットな4-4-2なので、
ジェラードやランパードはボランチじゃないだろう。
ただ、アナウンサーがそういってしまうのは、
日本のサッカー界全体が、
「ボランチ+トップ下」型の
非常に硬直したシステム観をもっていることに
原因があるように思う。
ヨーロッパのサッカーでは
フラットな4-4-2や、オランダの4-3-3など、
「ボランチ+トップ下」型が
主流というわけではないのに。

「世界大博物図鑑」

荒俣宏が平凡社に住み込んで書いた
「世界大博物図鑑」を図書館で一冊借りてみる。
図鑑とはいうものの、
これは「物そのもの」についての図鑑ではない。
物について人間が何を考えてきたかを集めた
図鑑なのだ。
なんとも圧倒される。

RE START

今年も半分が終わった。
ものすごく悪いことがあったわけではない。
しかし、一つひとつの巡り合わせが悪く、
ストレスばかりの日々だった。

うまくいかないときに
どうやって立て直すかが一番難しい。
がんばれ、と自分を応援してみる。

■今日のワールドカップ
ポルトガル対イングランド。
はじめのほうはかなり寝てしまった。
気づいたら、もうベッカムがいない。

アルゼンチン人審判というのは、
イングランドに不利だろうと思った。
全体的にそれほど片寄りはなかったものの、
ルーニーの退場は、スローで見ても
退場に値するとは思えない。
起きる時に踏んだことが原因なのか、
C.ロナウドの胸をついたことが原因なのか?
あわせ技というのでは、あまりに曖昧。
フィーゴは、オランダ戦で
頭突きまでしているのに。

ポルトガル人はよく倒れるといわれているが、
速攻されると倒れたまま立ち上がらず、
観客のブーイングで止めさせるという
フェアプレーを悪用するポルトガルのやり方は
とても見苦しい。

ポルトガルが強くなったのは、
確かにフェリペ監督の影響も多いだろうが、
その裏には、勝つために手段を選ばない
モリーニョのポルトが見えてくる。

イングランドの守備力には感心するが、
意図的にPK戦に持ち込んで
それで負けたのだから仕方がないだろう。
ジェラード、ランパードの動きが悪すぎたし、
彼らに代われるレベルの控え選手がいなかった。

ブラジル対フランスは、
ジダンのプレーが美しい。
マルセイユ・ルーレットも披露していた。
なにより、ボールを持ったときの
落ち着きが違う。
リベリーのスピードのあるプレーも素晴らしい。
グループリーグの時とは
見違えるチームになっている。

フランスは、スペイン戦から意図的に
オフサイドポジションを活用していたように見える。
オフサイドポジションにアンリがフラフラしていて、
ディフェンスがアンリを見た時に、
逆サイドからリベリーがあがってくる。
一瞬、視線を動かさせることで、
数メートル動くことができ、
このレベルだと、それが致命傷になる。
得点シーンも、前にオフサイドぎみに
何人か飛び出したあとで、
後ろからアンリが出て行っていた。
プレーに関わっていると見なされれば
オフサイドになってしまうものの、
ボールに触れていないければ、
オフサイドにならない可能性が高いので、
なかなか頭脳的な攻め方ではある。
相手の視線をコンマ何秒どこに向けさせるか、
微妙なところで勝負が決まっている。

いくら太っていても、
ブラジルで一番怖かったのはロナウドだった。
やはり、本物の天才なのだろう。

ブラジルは、これまで楽勝続きで、
厳しい勝負をしてこなかったことが
裏目にでてしまったように思う。

また、ブラジルもアルゼンチンも、
いつもとは違うことをして、
結果的にはうまく行かなかった。
いつも通りに試合に入っていた方が、
結果はともかく、
納得いく展開にはなったと思う。

笑えるということ

大学へ行く電車のなかで、
サッカー雑誌を読んだりする。
ドイツに行ってから、
ほとんどまともな練習をしていなかったり、
練習中、ジーコが一言も口をきかないし、
中田は他の選手と話さないなど、
試合が始まる前に、すでに崩壊していたことが
明らかになってきている。
練習を一般公開しているのだから、
デマでもないだろう。

ジーコの選んだ選手は、
基本的にまじめな人が多いように思う。
松井や平山は、大事なときでも、
皮肉くらいは言えるユーモアがある。
笑いというのは、心にゆとりがないとでないので、
笑えるということは、とても重要だ。
まじめな人が集まって、
煮詰まってしまったのかもしれない。
ブラジル代表が試合に出る前の映像を見たが、
あれだけ強いブラジルの選手が、
極限までテンションを高めている。
強いはずだ。

オシム監督には賛成だったが、
少し遅かったような気はしている。
今のサッカー協会の対応では、
断られることもあるかもしれない。
ジーコが続投しないことは、
4年前から明らかだったのだから、
本当にオシムにしたいのなら、
昨年末にオファーしておけばよかったのだ。
イギリスなど、大会前に後任が決まっているのは
珍しいことではない。

オシムは、ボスニア紛争で民族同士が殺し合うなかで
代表監督をやっていた人なのだ。
いい加減な対応が通じる人ではない。

ジュビロの強かった時代を作った
桑原氏を押したいのだが、
今の状況だと、「とにかくビックネーム」
という感じになってしまうのだろう。

川淵氏の時代は、
そろそろ終わらせた方がいい。
その上であらためて監督を決めればいい。

■今日のワールドカップ
ドイツ対アルゼンチンは、予想通りPK戦。
考えてみれば、PKでホームのドイツには勝てない。
アルゼンチンはキーパーの怪我が不運だったが、
メッシなどのいい選手を、ベンチにおいたままでは
働きようがない。
攻撃的な選手を交代させたあとに
同点にされてしまっては、
攻めようがなかった。
守りに入るのなら、交代枠を延長までとっておくべきだった。
メッシは、出場したときはいいプレーを見せていたが、
まだ怪我が十分に回復していなかったのだろうか?

イタリア対ウクライナは、
運も力もイタリアが勝っていた。
シェフチェンコも怪我が直ったばかりで、
本調子ではなかったようだ。
ベスト8で、ある程度満足してしまっていた
という面もあるのだろう。

Windows Vista

メインマシンの調子が悪く、
Mac miniにWindows Vistaのベータ版を入れると、
ドライバを入れることもなく、
そのまま、すっと動く。
問題点は音が鳴らないだけ。
XP用のドライバで動くか、
USBを使えばよいだろう。
デザインはましになっているが、
セキュリティが厳しすぎて、
うっとおしい。
ちょっと設定を変更するだけで、
「本当によろしいですか?」の嵐。
コンピュータの世界も住みにくくなった。

Parallels Desktopを使ってみると、
ベータ版に比べて、飛躍的に速くなっている。
映像も問題なく見ることができる。
MacとWinを同時に動かしても問題がない。
ここまで速いと、こちらの方が便利かもしれない。
vistaはインストールできなかった。

YouTubeと米NBCが提携して、
番組のプロモーションなどに利用するらしい。
やはり、そういう流れができてきた。
ラジオが登場した時、
無料で音楽を聞けるようにしたら
レコードが売れないと言われたそうだが、
今では、ラジオで曲をかけてもらうことは
CDのプロモーションとして欠かせない。
著作権ばかり主張していては
逆に、著作権者の利益を損なうことになってしまう。
その点、アメリカは柔軟で、
最終的にどちらが儲かるかで判断しているようだが、
日本では、原則論で止まってしまうことが多い感じ。
YouTubeおよび、YouTubeタイプのサイトを使った
プロモーションは、やり方によっては
面白いことができそう。

Caravan

WebCreatorsの見本誌が届く。
色の特集の冒頭を4ページ書いている。
連載はステーショナリーとしてのWebデザイン。
デザイン的に少し地味だった。

MovableType3.3がリリースされたようだ。

届いていたCaravanのDVDを少し見るが、
暖かい雰囲気でなかなか良い。
あとでじっくり見たい。

ジャズのような

J-WaveにG Loveが出ていた。
ニューアルバムがでるらしい。

ラジオでかかった曲が
バネッサ・パラディのようと思ったら、
パリス・ヒルトンだった。
意外に、いい。

■今日のワールドカップ
ブラジル対ガーナ。
ビア樽腹のロナウド、
なぜか簡単に点をとる。
あとは、寝た。

フランス対スペイン。
両チームがアドリブを受け渡す
ジャズのような試合。
潰し合うのではなく、
いいところを出し合っていた。
ファールも少なく、クリーン。
今大会、ジダンをはじめて見た。
余裕のある大人のプレー。
出場停止で休めたのが
良かったのかもしれない。

フランスがここまで調子がいいと、
ブラジル戦も楽しみだが、
体調を維持できるか。

ワールドカップ感染日記

あじさいがあちこちで咲いていて美しい。

なんだか最近、
ワールドカップ感染日記と化している。
(感染の誤変換に納得)
仕事もしているのだけど(言い訳)。

イタリア対オーストラリア。
入場前の両者の自信にあふれた顔。
日本がここに、
オーストラリアに代わって立っている図は、
どうしても想像できない。
貫禄というか、人間としての存在感が
まったく違う。
予想通り、イタリアが苦戦したが、
最後にPKで決まる。

イタリアのザンブロッタの顔を見ていると、
パウル・クレーの絵を思い出す。

スイス対ウクライナ。
フェアなプレーと、的確な審判。
見た中ではベストの審判。
そういう意味ではいい試合だが、
面白いゲームではない。
PK戦でシェフチェンコがはずしたときは、
終わりかと思った。
こういうときは、だいたい、
一番うまい選手がはずすものだ。
バッジォとか、ジーコとか。
もう一度、シェフチェンコが見れる。

アメリカ大会のブルガリア、
フランス大会のクロアチア、
韓日大会のトルコと
ヨーロッパの辺境のチームが
ベスト4に入っている。
今度は、もしかしてウクライナ?

Sunday At The Village Vanguard

Bill Evans Trioのアルバム
「Sunday At The Village Vanguard」と
「Waltz for Debby」が録音されたのは
1961年の6月25日、日曜日。
45年前のこと。

ダーウィンが研究していたゾウガメが
176歳で死んだらしい。
名前はハリエット、通称ハリー。
歴史上の人物と、時を共有した生物がいるなんて。
本当に亀って長生きするんだと感心する。

ジーコは、責任逃れ的な発言ばかりを残して
去っていった。
物事がうまく行かなくなった時にこそ、
人間性は表れてくる。
プロの監督としての仕事をしていないのに、
選手だけに「プロ意識がない」といわれても。。。
ジーコを選び、途中で解任できなかった
サッカー協会が一番悪いのだが。

若い世代の代表は見たくないといった段階で、
本当にやる気があるのかを判断すべきだったし、
兄をコーチにするのは絶対に拒否すべきだった。
雰囲気がユルくなるのはあきらかだし、
予選や退会途中で解任ということになっても、
内部にジーコの兄しかいないのでは、
辞めさせられないし、
日本人に経験が残らない。
ジーコは、自分の居心地のいい環境しか、
考えていなかったのだ。
ジーコをめぐるサッカー協会の判断は、
すべてが間違いだった。

次期監督はオシムになるようだが、
川淵キャプテンの次の言葉はかなり恐ろしい。
「選手が練習の中で自分で判断して参加するというやり方は、
 見たことも聞いたこともない。
 選手の判断を中心においてチームづくりをする監督こそが、
 ジーコ監督の考えを受け継ぐには最もふさわしい」
オランダでは、「○○をしろ」とは言わず、
常に疑問形で話しかけることによって
選手自身に判断させるという指導方法が
子供からプロレベルまで浸透しているという。
指導者教育がもっとも進んでいる国の一つである
オランダの実情も知らないとすれば、
代表監督を選ぶにはあきらかに力不足だろう。
川淵氏の、サッカーを文化として根づかせよう
という理想には共感するが、
サッカーの勝負に関することからは、
手を引いてほしい。

オシム監督就任は、勝ち負けはともかく、
色々な意味で面白いことにはなりそう。
できれば2年早く、この決断をしてほしかった。
少なくとも練習はきちんとできる。
ジェフの巻は、代表の練習なんて、
ジェフに比べれば、かなり楽だといっていた。
中田は、ジーコの練習では勝てない
といったようだが、どれだけ変わるのか。
サッカーは試合が始まったら選手のものなので、
シュート練習ばかりで、練習ができない監督は、
選手に何も伝えられない。
しかし、トルシエ以上に強い個性に、
協会がついていけるのか。

「2年契約に2年のオプションを付ける形がいい。
 協会が自分の仕事に満足するか分からないし、
 そちらの方がお互いにとっていい」
と長期保証を断り、
「日本人のアシスタントコーチをつけてほしい。
 そろそろ日本人が監督をやる時期がきているから」
と要望しているらしい。
ジーコとは対極。
さすがに、状況がよく見えている。

■今日のワールドカップ
イングランド対エクアドル。
いいプレーをしていたのはエクアドルだが、
イングランドは省エネで勝った。
生卵をそっと運ぶような試合。
こういう勝ち方をしておくのも、
最後まで残るためには必要なことなのだろう。
フランスの名車2CVは、
生卵を運んでも壊れないというのが
コンセプトだった。

ポルトガル対オランダは予想通りの消耗戦。
この試合から本当のワールドカップが始まった。
プレーとしては、賞賛すべき部分は少なかったが、
これが本当の真剣勝負という部分を見せつけられる。
年代的にも、選手の個性という面でも
バランスのとれていたポルトガルに対して、
オランダは若すぎていて、
また、いつものように、わがままなプレーが多かった。
といっても、はずす方がむずかしいくらいの、
2本のシュートが決まっていれば
オランダが勝っていたわけで、
後半、荒れてしまって試合のリズムがなくなったり
運に見放されていたのかもしれない。
審判があまりにも稚拙だったのが悔やまれる。
オランダのサポーターは、
こんな負け方をしたあとでも
拍手を送り続けて、素晴らしいと思う。

サッカーは、ルールを厳格に運用したら
試合にならない。
ロスタイムというように、
試合時間すらいい加減で、
ルール上は、シュートの途中でも
時間になったら試合終了だが、
慣例としては、負けているチームの攻撃が終わったときに、
試合終了の笛を吹く。
ルールをガイドラインとして、
双方が、納得するように試合を調整していくのが
審判の仕事なのだ。
そのあたりがわかっていない人だったようだ。
不適切と思われる判定が続く場合は、
マッチコミッショナーが、
後半から審判を交代させることができるというように、
審判にもレッドカードは必要だろう。
そもそも、ワールドカップくらい、
前半と後半2人制にしてもいい。

退場したポルトガルのデコと
オランダのファンブロンクホルストが
バルセロナのチームメートということもあり、
隣に座って観戦していたのは、ほほえましかった。

次のイングランド戦に
デコが出場停止になるのは、
ポルトガルとしては痛い。