予想

落ち着いてワールドカップが楽しめる
雰囲気になってきたので、
決勝トーナメントの予想をしてみる。

ベスト4は
アルゼンチン・イングランド・オーストラリア・ブラジル。

決勝は
アルゼンチン対イングランド
または、
ドイツ対ブラジル

ヨーロッパの大会で、
アルゼンチン対ブラジルというのは
ないだろう。

アルゼンチンのブロックは、
ドイツ対アルゼンチンが難しい。
実力はアルゼンチンだが、
PKまでもつれるかもしれない。

イタリアのいるブロックは、
イタリアがくじ運良すぎる感じで、
普通にいけばイタリアなのだが、
毎回、1チームくらいは、
ダークホースがあるので、
今回もあるとすれば、ここかなと思う。
ウクライナのベスト4は
難しそうなので、
ここはオーストラリアが
するっと抜けるかも。

イングランド/ポルトガル/オランダは
どこが抜けてもおかしくないが、
ポルトガル対オランダが消耗戦になると、
イングランドは有利かなと思う。

ブラジル/スペイン/フランスのブロックは
フランスのスカスカな中盤が現在のままなら、
スペインが3ー0くらいで勝てると思う。
ブラジル対スペインは、タイプが似ているので、
日本戦のような打ち合いになれば、
ブラジルのほうがパワーで勝ちそう。
もしフランスが勝ちあがってくると、
ブラジルも少しやりにくそうな気はする。

応援したいのは、
スペイン・アルゼンチンなんだけど、
ラウールやリケルメがカップを掲げている図が
想像できない。
なんとなく、後ろ姿を想像してしまう。
ビジュアル的には、
ベッカムがカップを掲げて、
ジェラードが横で吠えているという感じが
目に浮かぶ。

さて、当たるでしょうか。

■今日のワールドカップ

ドイツ対スウェーデン。
ドイツは、はじめの12分で2点入れて、
試合をほぼ決めてしまう。
ラーションがPKをはずした時点で、
終了という感じ。

アルゼンチン対メキシコ。
メキシコがふわふわと
アルゼンチンの良さを消してくる。
アルゼンチンがそのまま
つきあってしまいそうになるが、
なかなか選手交代をしない。
ぎりぎりまで、選手交代を送らせて
延長戦勝負だったのだろうか。
あわてない采配。
そして、延長戦で
突然のスーパーシュートで
アルゼンチンに決勝点。
リードしてからのアルゼンチンは、
なんとも嫌らしい。
いい試合とはいいがたいが、
大人の試合という感じ。
ボルヘッティの最後まであきらめない姿勢は感動的。

ベッケンバウワーは、ミュンヘンでドイツ戦を観戦し、
アルゼンチン戦のときには、ライプチッヒにいた。
しかも、前日にはオーストリアで自身の挙式。
どこでもドアがあるみたい。

翼くん世代の終焉

ワールドカップ、日本対ブラジル戦。
前半は、シュートは打たれていたけれど、
ブラジルのプレーも含めて、
リズムもよく、ハラハラ、ワクワク、
とても面白かった。

後半、まったく効果的に動けていない中村を
交代させる勇気があればと思っていたが、
やはり無理だったようで、
前線で効いていた巻をかえてから、
リズムが悪くなってしまった。
夜の試合だから、
何もしないほうが、むしろよかった。

ジュニーニョのミドルは、
まったく回転がない。
あれを打たれてしまったら
防ぎようがない。
やはり、素晴らしい。

後半途中で、
精神的に切れてしまった感じだが、
点差はともかく、
内容的には、3試合で一番よかった。
ブラジルも消化試合だからこそ、
これだけ点がとれたという面もある。
実力に見合った結果だろう。

ロナウジーニョとカカが交代した時には
ホッとした。
こんな消化試合で怪我をさせたら
ブーイングどころではない。

調子は良くなさそうだったが、
3試合での中田の動きは感動的だった。
グランドでしばらく立ち上がれない様子が、
明日のジョーに見えてくる。
中村といっしょに代表でプレーするというのは、
もう無理なんだろう。

今後の日本サッカー界の強化方針としては、
FWが主役の人気サッカー漫画を
誰かに描いてもらうというところから始める
という感じだろうか。
それこそ、まさに日本的。

最後の練習

ジーコの最後の練習は、
また、ひたすらシュート練習だったようだ。
出場停止の宮本もシュート練習をしていたみたい。
スタンドからシュートを打つことはできないのに。
せめて、宮本一人でも、
ディフェンダーを入れてのシュート練習なら
多少は意味があるのだが。

ブラジル戦は多少、選手が代わるようだが、
これに対応した戦術練習もなかったようで、
4年間一度も練習していない組み合わせで
試合にのぞむことになる。
最後まで、プロの監督の仕事は見られなかった。
いつの間にか、どこでも精神論ばかりになっているが、
監督まで、それでは情けない。
結局のところ、ジーコのサッカーは
20年前のサッカーだったということだろう。

それでも、ブラジルのようなチームとは
結構、相性がよいように見えるし、
ぶっつけ本番の選手の組み合わせなら、
ジーコによる悪い癖がついていないので、
勝つまではいかなくても、
今までよりはいいプレーが見れるのではと
期待してしてしまうのだが、
まさか、2点差で勝ったりしたら、
八百長疑惑になってしまうかも、
なんて心配しても仕方がない。

ブラジルでは、あまり出番のない
ジュニーニョのフリーキックを見たい。

チェコが負けてしまったのは非常に残念。
トーナメント1回戦で、
ブラジル対イタリアを見たかった。

ラジオでサッカー中継のリプレイ

陶芸のマグカップが焼きあがる。
釉薬の感じがわからなかったが、
まずまずの仕上がり。

オランダ対アルゼンチンをラジオで聞く。
ラジオでサッカー中継のリプレイって、
結構、面白い。
解説は、カズの兄。
グループリーグで一番面白そうな対戦は、
消化試合になってしまったようだ。

自分のなかの柳沢

バルセロナのFW、エトーの
スペインリーグでのシュート決定率は
15%くらいらしい。
同じ環境でも、並のFWなら10%は切るだろう。
ワールドカップなら、もっと下がるはず。
ということは、
まともなシュートを20本くらい打たないと
点が入らない計算になる。
決定力不足というけれど、
確率から考えると、現状も
それほどひどいとはいえないことがわかる。
「印象」は必ずしも正しくはない。

シュートが入らない最大の原因は
おそらく、シュート練習のしすぎだろう。
毎日、課されていたというシュート練習は、
暗に「お前らはシュートが下手だ」
といわれ続けていたようなものだ。
毎日、暗示をかけられていたら、
入るわけがない。
世界の一流プレイヤーよりは下手だとしても、
少なくとも日本で一番うまい選手たちだ。
蹴ることの自体の技術的な問題よりは、
自信をもって蹴ることの方が大切なはずだ。
試合のなかの限られた時間、
限られたスペースのなかでは、
技術より自信の方が重要なことが多い。

サッカーゲームでも、
シュートをはずし続けると、
次もはずすんじゃないかと思って、
シュートのタイミングを逃すことがある。
なんだ、自分のなかにも柳沢がいるんじゃないか。

クロアチア戦

クロアチアの監督の発言には
知性が感じられないと思っていたのだが、
「日本対策はできている」の中身は、
右から攻めることと、
残り10分にモドリッチを出すことだったようだ。
オーストラリアの真似しただけ。
オーストラリアとは監督の知性に差があった。

この試合のジーコの采配は、
最後の大黒の交代が少し遅いものの、
理にかなってはいたと思う。

「勝てた試合」という人も多く、
つい、そう思ってしまうのだが、
PKも止めてるのだし、
現在の実力を考えれば、
このくらいで満足しておかなくては
いけないのかもしれない。

ブラジルには、勝敗はともかく、
結構いい試合ができるような気がする。

脱力

疲労が蓄積して、早く寝てしまう。
チェコやイタリアが苦戦していたみたい。

IntelのCore 2 Duoがそろそろ発売されるようだが、
Macはどうなるのだろう?

京王線

橋本行きの京王線が途中で止まり
「乗り換えてください」
とのこと。
何があったのかは、
説明がない。
これまでも何度か
こういうことがあった。

トリニダート・トバコは、
戦力はないのに、とてもまとまっている。
こういうのが「いいチーム」というのだと思ったら、
オランダ人監督のようだ。
ディレクション能力を育てるというのは、
どの世界でも、とても難しいことだと思うが、
それに成功しているオランダというのは、
興味深い。

準備

イングランドは、
ルーニーが怪我をしている間に
クラウチが一人前になった。
ベッカムのクロスが最大の得点源
ということを考えると、
背の高いFWは価値がある。

テリーのディフェンスは素晴らしい。
特に空中でのクリア。
しかし、テリーのストッキングの履き方が
とても気になる。
膝を守るためなのかもしれないが、
とても女の子っぽい。

ジーコ・ジャパン、クロアチア戦は
4-4-2のシステムでいくらしい。
4年間あって、基本システムを決めることすら
できていないということにあきれるが、
さらに、それを試合前に堂々と言っているような
状況ではないと思う。

「ラッキーだったのは確か。
 しかし、運を手繰り寄せるには、
 何かを実行しなければならない。
 計画があり、実行してこその運。
 実行したから運がついてきた。」
ヒディングの言葉は、まさにその通り。

トルシエの時は、守りに入るときは明神とか、
色々な状況を想定して、準備していた。
「こんな状況は想像していなかった」らしいのだが、
1試合目に負けることは、当然、ありうること。
考えたくはなくても、
対策は考えておくのが常識だろう。
リズムや雰囲気を変えられる選手がいない。
準備や計画と呼べるものが、
まったくなかったということが、
明らかになってきている。

6月はゆっくりサッカーを見たかったのだが、
なんだかそういう状況でもない。

スポンサー

ミュンヘンのスタジアムは
表参道のプラダや
北京オリンピックのメインスタジアムを手がけた
ヘルツォーク&ド・ムーロンの設計。
内側からライティングで光る様子は
日本人としては、行灯とよびたい感じ。

ここはネーミングライツのため
アリアンツ・アリーナと名付けられていたが、
FIFAのスポンサーとの関係で、
ワールドカップ期間中は、名称変更
ということになったようだ。

フェアプレイという言葉を知らないFIFAに
何を言っても無駄なのだが、
横浜日産スタジアムのパブリックビューイングは
日産という名前のために中止になり、
ビールで有名なドイツなのに、
スタジアムで売っているのは
ビールと呼ぶのも恥ずかしいバドワイザー。
一応、公式スポンサーになっているファミマも、
より上位にマクドナルドがあるので、
お店で買ってそのまま食べるものには
「ワールドカップ」と記述できないらしい。

現在のサッカーの周辺には、
あらゆる要素がある。
商業主義も、暴力も、人種差別も、貧困も、強欲も。
それを含めて、理解した上で
スポンサーになってもらう必要がある。
目に見える範囲からライバル企業を削除すれば
それで広告になるというわけではないだろう。
露出量だけがコマーシャルになるのではなく、
支える姿勢やポリシーが
評価される時代になっていると思う。
そういう意味では、
昔の「旦那」のほうが
ポリシーがあった。

ウクライナのシェフチェンコの
試合前の笑顔が子供のようで、
心に沁みる。
しかし、試合は厳しいものだった。
次の試合では、どんな表情を見せてくれるのだろうか。

ワッチミーTV!

フジテレビが始めるという「ワッチミーTV!」。
IT Mediaの記事によれば、
YouTubeのように個人がムービーを
アップロードできるサイトだが、
公開前にチェックするので、
著作権侵害の温床にはならない
ということらしい。
「プロが見るんだから、大丈夫です。」
という言葉が絶望的に響く。

プロって何のプロなの?
世の中のあらゆる動画コンテンツに
通じているとしたら、
それは恐ろしく優秀な「プロ」だ。
もし、そんな人がいたとしたら、
映像クリエイターか、映画評論家か、
研究者にでもなっているだろう。
素人がアップロードした映像を
チェックするだけの仕事を
毎日やっているとは思えない。
そもそも、そんな仕事をする人の
身になって考えてみたことがあるのだろうか。
お金を集めて、人海戦術でやればいい
というものではないだろう。
モチベーションのない仕事が
成功することはありえない。

また、映像はいろいろな要素を含むので、
背景で音楽が聞こえるとか、
微妙な問題は起こりうる。
「大丈夫」と言い切れるところに、
何もわかっていないことが明確に表れている。

しかも、プロがお手本を提示して、
作品を募集するなど、
そもそも、ネットを理解していない。
クリエイトすること自体を理解していない。
「映像道」でも始めるのか。

ネットの世界では、
ここ数年は、動画をどう扱うかという部分が
面白いと思っている。
うまくいけば、かなり面白くなる可能性がある。
でも、これは明らかに違う。

株は、うまくいく商売を当てるわけだけど、
逆に、うまくいかない商売をあてる「逆株」があったら、
これは絶対、買いだ。

経験不足

W杯 日本対オーストラリア
がんばってはいたし、
終盤の福西のシュートとか、
足先の数センチ、あるいは数ミリの違いで、
逆の結果になっていた可能性はある。
しかし、全体としてみれば、
内容的には完敗という感じ。
守って、守って、結果が負けではつまらない。

残り10分を切っても焦らなかった、
オーストラリアの精神力・体力は勝ちにふさわしい。

明らかにFWの運動量が減っているのに、
勝っていたから、リズムが変わるのを恐れて
選手を変える決断ができなかった。
経験不足は、ジーコにこそ当てはまる。

オーストラリア・クロアチアに本当に勝つつもりなら、
1点勝っていて、
ロングボールを放り込まれるときにどうするかは、
選手交代も含めて、当然シミュレーションしていたはず….
なのだが、まさかしていなかったとか。

FWは、決定力不足と言われ続けたせいか、
シュート練習をしすぎたせいか、
シュートを打てる時に打たなかった。
打っても、恐々という感じだった。
意識しすぎて、大事にしすぎていた。
今後は日本のスポーツメディアは、
「決定力不足」という言葉を禁止すべきかもしれない。
シュートが入らないのは仕方がない。
それが実力なのだから。
でも、打たなければ、絶対に入らない。
失敗よりも、チャレンジしないことを非難すべき。

本番は結果がすべてだからこそ、
結果を恐れてはいけないのだなあ。
逆説的で難しい。

チェコのサッカーを見ていたら、
今まで見ていたものは、
ワールドカップのレベルではなかった
ということを見せつけられる。
日本が完敗したアメリカが子供に見える。
オーストラリアを強豪といっていたら、
世界に強豪は30-40カ国はあることになる。
オーストラリアは次からアジア枠。
本当のワールドカップは次からだったのに。

芝居小屋

チケットをもらったので、江戸東京博物館。
江戸時代の芝居小屋の前で
金馬師匠の落語。
噺も雰囲気もいい感じ。

0-0

見るつもりではなかった
トリニダード・トバゴ対スウェーデンが、
0-0でありながら、なんとも感動的。
空気が変わっていくのが、目に見えてくる。

ジュビロの監督を辞めた山本監督。
もうドイツで解説している。

6月9日

ドイツワールドカップが始まった。
4年前の6月9日は、
日本がはじめて勝利した日だった、らしい。
ぼくはこの試合を見ていない。

先日、夜の東久留米駅で電車が止まったときに、
あの時、ぼくは銀河鉄道に乗っていたのだと思った。

6月9日の夜の池袋駅は、
まったくといっていいほど人影がなく、
広い駅が、異常なほど静かだった。
その時のカンパネルラに
ぼくは遺伝子をもらった。

南北線スタイル

自殺対策法案が参院委で可決らしい。
内容はよく知らないのだが、
都内の駅のホームは
南北線スタイルを義務づけるべきだと思う。
エレベータの設置よりも
命のほうが重要な問題だ。
こんなに危険なことが、日常的に放置され
毎日のようにどこかで
人身事故が起きているというのは、
異常としか思えない。

日本のテレビ番組が
(日本だけではないが)
YouTubeにアップロードされて、
テレビ局が困っているという。
話題になれば、
海外で日本のTV番組のDVDが
売れるようになるなど、
埋もれている資産が
生き返る可能性もある。
テレビ局自身が
非合法に公開することはできないが、
個人のリスクで、非合法的に、
公開してくれているのだから、
「困るんです」といいながらも、
逆に活用するくらいの
したたかさがなくてどうする。

出版物は国会図書館への所蔵が
義務づけられているが、
未来から振り返って
「今」という時代を分析するうえでは、
テレビのほうがはるかに
有効だと思う。
テレビって、公的なアーカイブは
存在しないのだろうか?
局単位ではあるだろうけど。

次期日本代表監督に
元フランス代表監督のジャケ氏説があるらしい。
またフランス人とは、
やはり、この4年は空白の4年間
ということなのか。

ジュビロの山本監督辞任。
この1年半の間に、
すっかり優勝争いできないチームに
なってしまった。
遅すぎたと思う。

NELLY FURTADO のManeaterのサウンドが面白い。
Powerlessもいい曲だったが、
ずいぶんイメージが変わった。

ベストヒットUSA、
マイシャローナをフルコーラス。
今聞いても、新鮮で気持ちいい。
CAKEのNo Phoneが面白い。

Safari

最近Safariが極端に遅くなる。
PowerBook自体が遅くなっているのかな?
ファンの回転も多くなっているし、
暑くなっているせいだろうか。

ソニーがデジタル一眼レフを発表

ソニーがデジタル一眼レフを発表した。
手ブレ補正とゴミ取り機能を
両方装備したのは偉い。
これがデジタル一眼レフの
標準になってほしい。

「Dレンジオプティマイザー」というのは
興味深い。
もちろん、デジカメの画像処理では、
どんなものでもダイナミックレンジを
調整しているわけだが、
これは、画像の領域ごとに
補正をおこなったりできるらしい。

標準ズームが18-70mmというのも、
うまいところだと思う。
レンズの発売予定も
かなりのハイペース。

ソニーやパナソニックの動向が
キヤノンにもいい影響を与えてくれるのが望ましい。

ソニーの製品発表は
ぞろ目の日に行うことが多いようだが、
06年6月6日とは。

プロ

村上ファンドの村上氏の会見内容を読むと、
「投資家のお金を増やすのが自分の仕事」
「自分はプロだから」といっていたけれど、
実際は、かなり理想主義で、
ロマンティストなんだなあと思ってしまう。
「企業の価値というものの考え方を変えたい」
という部分に挑戦することを楽しんでいたように
感じられる。

その手法が正しかったのかどうかは別の話だし、
その過程でしっかり儲けたのも事実なのだろうけど。