今回のワールドカップは、
前半は順当に強豪国が勝つという、
まあ普通な展開。
これで、ベスト8以降
面白くなるかと思ったら、逆だった。
面白かったのは
オランダ対ポルトガル。
あとは、フランス対スペインくらいか。
よく、決勝戦はつまらないと言われる。
両チームともに大事に戦おうとするからだ。
今回は、強豪国同士の戦いばかりになり、
PKでもいい、というような
試合が多くなってしまった。
これだけ見ていて、こういうのもなんだが、
ワールドカップ、つまらないじゃないか。
前回の、韓国戦のような、
スタジアムと一緒になった、
尋常ではない雰囲気というのが
あまりみられないし。
そういう意味では、
ブラジルと思いっきり打ち合って、
ぼこぼこにされた日本対ブラジル戦は、
今大会のなかでも異質で、
それなりの爽快感はあったと思う。
まったく無策で、今大会で一番バカだけど、
バカなりの面白さは評価したい。
しかし、日本戦以外は、
ほとんどが仕事をしながら見る感じで、
今回も、ワールドカップを楽しむことは
できなかったのは残念。
フランス対ポルトガルは、
フランスがまったく危なげなく勝った。
2-3試合で見違えるチームになった。
30歳をこえた選手が多いが、
それでも、大会中にこんなに成長する
ということがあり得るのだ。
それは素晴らしいことだと思う。