ネットワーク化された群衆

リーマンの破綻とメリルリンチの買収のニュース。
原油や穀物の高騰で、弱い人が苦しめられてきたが、
金融のプロまで、あっさり破綻してしまうのだから
システムそのものに問題があると
考えるのが普通な気がする。

1920年代の大恐慌と比べて言われていたりもするけれど、
というよりはコンピュータネットワーク以降の
規模の拡大、スピードの加速、バーチャル化という路線が
限界にきたのではないか。
金融商品を作るのにコンピュータは不可欠だし、
それがネットワークを通じて、世界中から投資家を集め、
その投資家たちはネットワーク上の情報で右往左往し、
瞬時に予想を超える動きをする。
大恐慌の写真として見る
銀行の前に並ぶ人たちとは比べものにならない規模だろう。
ぼくたちは、まだ
ネットワーク化された群衆を制御する方法を知らない。

大統領選挙や北朝鮮情勢、総裁選、天災など、
久しぶりに時代が動く時期なのかもしれない。

33F:J-WAVE
32~29F:リーマンブラザーズ証券
リーマンの日本法人って、J-waveの下なのか。
次に六本木ヒルズから出るのはどこだろう。

ビーチステージ

新宿で、兼好さんの落語を聞く。
クラシックのホールらしく、
ちょっと変わった雰囲気。
椅子は座りやすい。
帰りに、新宿に鬼子母神があることを知る。

Music Onでサマーソニックの
Caravanのライブを見る。
1曲だけだが。
海岸のビーチステージで、
Caravanらしかった。

久しぶりにF1をじっくり見る。
雨のイタリアグランプリ。
ハミルトンやフェラーリのマッサが後方スタートなので、
追い抜きのシーンが多く、面白い。

ニコンD90

ニコンD90の映像サンプルを見てみる。

ぼけの大きいレンズのせいもあるだろうけど、
映画的な画質でいい。
インターレースでないところも、
まったりと落ち着いた感じにつながっているのか。
一般向けのビデオカメラよりいいと思う。

考えてみれば、これではソニーやキヤノンは、
自社のビデオ製品の売り上げと完全にかぶってしまう。
ニコンが先頭を切ったのは、当然だったのかもしれない。
ソニーとキヤノンは技術的には問題ないだろうけど、
どうするのだろう。
ニコンは、古い銀塩のレンズしかないからなあ。
あと、高速度撮影をつけてくれれば。

夏休みの終わり

大学の夏休みも、もう終わり。
昔は長く感じたけど、あっという間だ。
久しぶりだと、なかなか調子がつかめない。
教室にモニタが3台も入っていて、
かなり見やすくなっている。
授業の帰り、久しぶりに駅まで歩いて帰る。
夕方になると、ほどよい気候で気持ちいい。

家に帰ると、猫のニイニイが
ベンチに座っている。

「○○しやすい」という価値

漫画夜話でハチクロを取り上げていて、
コマ割の分析がおもしろい。
そんなに読みにくいとは思わなかったけど、
見直してみると、確かに文字が多いし、
コマ割も結構、複雑。

ユーザビリティとかいうけれども、
「○○しやすい」というだけが価値がある訳じゃない。
どんな分野でも中身がおもしろければ、ついてくる。
ユーザビリティというのは、
中身のつまらなさを不問にするため
口実という面もある。
「そもそも内容が悪い」というと
すべてが否定されてしまうので、
デザインのせいにしたりするんだよね。
というようなことも考えてしまう。

このなかで岡田斗司夫氏が、
天才の存在というような部分にこだわっていたけど
自分の内面と技術力による表現の天才というのは
とてもロマン主義的で、19世紀か、
せいぜい60年代までだろう。
狭いコミュニティのなかでなら賞賛されても、
世界の美術マーケットのなかで、
一定の地位を占めるのは無理だと思う。
この手の物語が、
どうしても古い天才の概念にとらわれていて、
ロマン主義的芸術観から離れられないのは
少し残念に思う。

普段着

アップルの新しいiPodが発表されたイベントで
ゲストはJack Johnsonだった。
一応はビジネスイベントなんだろうが、
Tシャツ+ジーンズ+サンダル履きで
ギター一本で歌っていた。

イベントの映像(51分くらいから)

ふらっと来て、すっと世界を作ってしまうところは凄い。

定額のサービスは発表されなかった。
今のところは、まだ難しいのかもしれない。

MY UFO

夕方、住宅街を歩いていると、
秋刀魚を焼く匂いなどが漂ってくる。
たしか、はっぴいえんどの
「風をあつめて」のファーストバージョンは
そんな歌詞だった。

小型のUFOが発売されるらしい。
発売されたら、「未確認」じゃないのだけど、
なんか、ちょっといい。

ベン・フォールズ・ファイヴ
一夜限りの再結成らしい。

手酌

賞のプレゼンターがシャンパンを手酌とは、
リリー・アレン、生き方がパンクでいい。

昨日は、代々木公園でブラジルフェスタだったようだ。
音楽もいろいろやっていたようで、
来年は行ってみようかな。

V-Drumsによるサンバ風の即興演奏をアップしてみる。
(右のサウンドから→)
妙にテンション高い。うるさいです。
あとで消すかも。

Scratch

Scratch 1.3がリリースされ、
日本語に対応している。
日本語への対応って嫌な予感が的中してしまった。
コマンドも日本語化されている。
英語版のScratchを使うと、
JavaScriptやActionScriptにも
そのまま、延長として理解できるのだが、
日本語化されてしまっては、
意味がない。
プログラムというものの概念は理解できるが、
かなりの回り道になってしまう。
はじめから英語で使った方がいいと思う。

Caravanのニューアルバムがリリースされるらしい。
さっそく予約する。

ブルーノートのサイトでノラ・ジョーンズのライブ

V-Drumsによるアフリカンパーカッションの即興演奏
(右のサウンドより→)

ラマダン

ニフ亭にいく。なかなか楽しめる。
大森にいったら、
一度、海岸にも行ってみたいのだけど、
ちょっと疲れてしまっていた。
電車の窓から、急いで書いたような
フェンシング教室の貼り紙が見える。
オリンピック便乗か。
池袋駅で、ニコンD90の体験イベントをやっていた。
力が入っている。

サッカーワールドカップ予選
日本対バーレーン。
ラマダンの影響で、現地時間の9時から開始とのことで、
日本時間は3時すぎ。
ラマダンの時期に試合をするのは、
バーレーンの選手も大変だろう。
昼間に練習をしたときに
給水とかどうしているのだろうか。

少し体調が悪くて、早く寝たら
ちょうど開始時間くらいに起きた。
結果は、3-0から2点とられるという、
いかにも日本らしい試合。
他の試合の様子を見ると、
ちょっと見ただけでも、選手の動くスピードが速い。
日本は、グループで3-4位くらいの実力のように見える。
ワールドカップはかなり厳しいかもしれない。

それなりに、いいプレーをしていたし、
ディフェンスは、局面ではよく対応しているけど
ディフェンスラインが少し低いのではないかな。
高さは自信があるけど、
速さではあまり自信がないので、
下がり気味になる。
さらにここでギャップがあるので、
オフサイドがとれない。
ディフェンスラインにあわせて、
ボランチも下がり気味なので、
中盤の密度が下がってしまっていて
セカンドボールがとれないし、
ミドルシュートも打てなくて、
パスコースも少なくなる。
日本は翼君などからの「トップ下幻想」が強すぎて、
トップ下のポジションのない4-4-2が
まだうまくできていないように見える。

インスタント総理大臣

自民党の総裁選が盛り上がっているみたい。
結果的に、福田首相の判断は正しかったということか。
あなたとは違ったわけだ。
空白を避けるという意味では、
どう考えても、お盆前が一番よいはずで、
北京オリンピックに行きたかったのだろうか。
オリンピック中では、
総裁選もこれだけ盛り上がらなかっただろう。
暑さも楽になってきて、
話題作りには、本当にいいタイミング。

2週間程度の準備でできあがる
インスタント総理大臣という感じか。
だからこそ、簡単に辞めれるのだろう。
アメリカの大統領選は長過ぎるけど。

こんなにいい加減なことをしていても
とりあえず、なんとかなってしまう
この国のシステムというのは
誇ってもいいのかもしれない。
みんなが、せいいっぱいにきちんと仕事をしなくては
まわらないシステムというのは、
実はシステムとしては、欠陥があるということだ。
でも、それがどこまで許されるか、
そのあたりは、きちんと見ておかないといけない。

過去はげっぷのようなものだ

「アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶」
を見る。
「過去はげっぷのようなものだ」
フランス人らしい表現だ。

アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶

写真の撮影は、音楽、
とくにアドリブ演奏に似ていると思う。
瞬時に選び取った判断が、
考え抜いた思考を超えることが少なくない。
しかし、その瞬時の判断を支えているのは、
身体に染み込ませた構造であり
構成化された美意識なのだ。
音楽の場合はスケールやその組み合わせによって
ある程度、理論化されているが、
もっと重要なのは、
一つひとつの音楽から、
自然と抽出されて、身体に染み込んだ
無意識が抽象化したライブラリなのだ。
ブレッソンの場合は、子供の頃に模写した
ルーブルの絵画などから自然と抽出されて、
身体に染み込んでいたように感じた。
視覚的な構成を考えるうえでは、
面白い映画といえる。

googleが怖いもの

Mac関係は、ここ1-2ヶ月のうちに、
なんらかの動きがあるのだろうけど、
9月9日はiPodらしい。
Let’s Rockで、ゲストは誰だろう。

googleのブラウザは結構いいらしいが、
ストリートビューで、
職安通りの北側はぽっかり空いている
新宿なのに。
カメラ持ち込むのはやばいのか。
googleにも怖いものはあるらしい。

JJazz.Net

JJazz.Net
ジャズのストリーミングサイト。
菊地成孔の話や音楽も聞ける。
妙なユーザー登録が少し面倒だけど、
番組は悪くない。
ちなみに菊地成孔はナップスターにほとんどある。

Koblo Studio
フリーで使える音楽制作ツール。
MacだったらGarageBandのほうがいいけど、
WindowsやLinuxでは、いいかもしれない。
マルチトラックレコーダ程度には使えるみたい。
Kobloって、懐かしい。
ソフトシンセの初期の頃
色々出していたのだけど、
まだあったんだ。

コンビニ受け取り

Amazonでコンビニ受け取りができるようになったので、
利用してみる。
Amazonは時間指定ができなくて、
しかもペリカン便なので、不便だったのだ。
うちの場合、クロネコさんは2-4時の時間指定だと、
だいたい2時から2時15分くらいまでに
来てくれることが多い。
自転車配達だし、本当に偉い。
がんばれクロネコさん。
しかし、ペリカン便は集配所が近くなく、
指定時間の範囲でいつくるか予想できないので、
再配達してもらっても、なんとなく落ち着かなく
鬱陶しい感じだったのだ。
基本的に、待つのが苦手なのかもしれない。

28日発売のサックス&ブラスマガジンを予約したのだが、
コンビニ配達にすると、
クレジットカードの情報を入れ直さなくてはならなかった。
配達先とは関係ないはずなのに謎。
また、コンビニに着いたのが、発売から3日後の31日の18時。
これは、コンビニ配達のせいないのか、
版元の問題なのかわからないのだけど、かなり遅い。
昨日は、取りにいこうかと思ったら、
雷が鳴り出したのでやめたのだった。

受け取りにはメールで届いた2つの番号と、
身分証明書が必要とのことだった。
コンビニの端末は、かなり反応が遅かったが、
特に面倒ということはなかった。
ここで免許証を出したりするのは嫌だなあと思ったが、
特に提示は求められなかった。
今のところ、特に便利というわけでもないが、
重くない本だったら
ペリカン便よりはコンビニ受け取りのほうが
気楽だし、ちょっと気分転換になっていいかな
という気はする。

なんて思いながらAmazonの箱を持って歩いていたら、
ペリカン便の車といつも配達してくれる人を見かける。
なんとなく、後ろめたいような。

今日は久しぶりに、雷が来ないと思ったら、
政治の世界で嵐が起きてる。
このところの気象状況ほどの
影響力もないのかもしれないけど。

8月31日

8月31日というと
やっぱり今でも、夏の終わりを感じるのだが、
今年の夏は、少し早く終わってしまったような。

自分のやっていることを続ける事

Web Creatorsの見本誌が来ていた。
今回の連載はこんな感じ
JavaScriptネタ。

雷と豪雨が、続いている。


レス・ポールのインタビュー
を見直してみる。
── 今、あなたの人生の目標はなんですか?
レス・ポール:明日を見ることができれば良いと思っているよ。
それだけだよ、続ける事だね。時間は止まらないし若返らないしね。
できる限り自分のやっていることを続ける事だ。

そうなんだよな。

ミュージシャンであり、エンジニアであり、
また一人の老人であるレス・ポールは
きれいな音で聞ける補聴器の開発に関わっているらしい。
それは、価値のあることだと思う。

ドラえもんギター

ドラえもんギター
しかも、SOLD OUT。

9月後半にAppleから定額で音楽がダウンロードし放題の
「iTunes Unlimited」登場か

ナップスターを応援しているが、
Macに対応していないので、
実現したらうれしいかもしれない。

ついでに、GIGAZINEネタだけど、
オランダで、CDなどへのDRM(デジタル著作権管理技術)を禁止し、
ファイル共有を合法化して、
インターネットのトラフィックに課税して得た税金を
コンテンツプロバイダへ還元することを検討している。

という記事があった。
その後、どうなったのだろう。
常に、解放する方向を志向するオランダの考え方って、
共感してしまう。