伝える技術

選挙に負けた人はほとんど
「自分は間違ってはいないけど
 伝わらなかった」
という。
その傲慢さがいけなかったことに
気づかなくてはいけないだろう。

そもそも、議員は
議会などで話すことが仕事なのだから、
「言葉で伝える技術」で負けたのなら、
それは負けて当然ということになる。

静か

木曜日の夜から、体調が悪い。
静かに過ごす。
選挙戦も最終日だが、
うちのまわりは静か。
何度か共産党が
「確かな野党!」と叫んでいただけ。

ファンタジーサッカー
アラウージョ3点、ルイゾン2点。
久々に高得点の予感。

「文書図画」はだめだけど、「音声」はOK?

公職選挙法では、「文書図画」の配布に制限があり、
選挙期間中のサイト更新ができないばかりか、
特定の候補者を応援したり、批判するような
個人の書き込みも、選挙違反に問われる可能性があるという。
正当な議論も封じ込めてしまう、
言論統制ともいえるようなことが起きている。

もともと、資金力で差がつかないようにという意図であれば、
むしろネットの使用を奨励すべきだが、
これくらいのことは、
本来、法律の解釈の問題として、
適切に運用すべきなのだと思う。

ところが「文書図画」はだめだけど、「音声」はOKらしい。
ということは、音声ファイルにすれば問題ないだろうに。
固定のリンク先に音声ファイルを上書きしていけば、
「文書」にはいっさい手を加えずに、「音声」を配布できる。
そういうのはだめなのかな。

読売のニュースによれば、
「個人情報保護法では、
 5000人を超す個人情報を扱う企業や団体に対し、
 情報の利用目的の通知や、
 第三者に情報を提供する際は
 本人の同意を義務づけている。
 ただし政治団体が政治活動を目的にする場合は
 適用外とされており、
 各陣営は同窓会や労組などの団体名簿に記載された
 個人情報をもとに、投票を依頼する電話をかけるなどといった
 選挙運動を行っている。」

政党になんか、一番利用されたくないではないか。
なぜこんなところに例外が適用されるのか?

iPod nanoをめぐるあれこれ

iPod nano、薄い!
Appleはフラッシュメモリに強いのか。
4Gで2万7000円では、SDカードより安いくらい。
デザインもよいが、値段的にも強力だ。
ソニーの新ウォークマンの発表とぶつけられて、
「ソニーの新ウォークマン(NW-A3000)は、
 オリジナルのiPod(初代)よりも大きいようですね。」
と一蹴されてしまった。
すでに分解している図。

しかし、SONYも密かにがんばってはいる。
SACD品質のサウンドエンジンを組み込んだ
VAIOを発表した。
VAIOを買う人がそこで選ぶのか、
それを望んでいるのかは謎。
あまりPRできていないし。
個人的には興味があるが、
もうデスクトップパソコンはいらない。

どこだか忘れたが、
SACD品質の音楽配信サービスも出てきているらしい。
今まではネットだから圧縮重視で低品質だったが、
今では、ネットだからフォーマットが自由で、
いくらでも高品質にできるというように変わってきている。

iTuensもアップデートされて、
デザインがシャープになる。
しかし、うちのiTunesのデータは、
10%以上がアーティストのフォルダが
消えてしまっていて、ボロボロ。
ネットワークディスクに保存していたのが
いけなかったのかもしれないが、
データが消えるというのは、システムとして失格だ。
しかも、同じ名前でアーティストのフォルダを
作れなくなっている。
不可視になっているデータがあるかと思ってみてみたが、
見つからない。
完全データ化計画の道は遠い。

速やかに「iPod課金」を——音楽関係7団体が強く要望
という記事では、
「高性能な機器が音楽文化をマイナスにしてはいけないし、
 創作者が安心して創作に打ち込める環境をつくって欲しい」
ということで、
現在のMDやCD-Rへの課金によって
「平成15年を例にあげれば7343人の実演家に
 平均5万5693円が分配されており、
 決して少ない額ではない」
ということらしい。
平均5万5693円だから、
売れていない人はもっと少なく、
売れている人にとっては、
多いといってもたかが知れていて、
どちらにとってもたいした額ではない。
ほとんどが、そのシステム自体の維持に使われてしまっている。
それよりは、より多くの人に聞いてもらって、
少しでも本当のファンが増えた方が、
作り手の利益になるだろうに。

iTunes, iPod, ITMSは音楽の聞き方をかなり変えている。
それは高く評価したい。
今後は、アルバムという概念が意味のないものになるかもしれない。
しかし、今までシングルをほとんど買ったことがないし、
アルバムを聞きたいと思うミュージシャンにしか興味がない。
音楽の作品フォーマットとしてのアルバムという概念は
今後どうなっていくのだろう。

音楽制作を自宅で行うことが普通になってくると、
ある程度売れている人は、
制作を自費で行えるようになる。
そして、音楽配信サイトと直でやり取りできる。
そうなると、CDの制作販売権だけを
レコード会社と契約するようになるかもしれない。
契約形態を変えると、面白いことがおきる。
もちろん、力の強い超大物しか無理だけど。

打ち合わせの帰りに、ふと前を通って、
中古カメラ店をのぞく。
独特の大人な雰囲気。

注文していたAlexey Brodovitchの作品集が届く。
改めて見ても、ドキドキするような緊張感がある。
新しい、名刺も届く。

久しぶりにトマトソースのパスタを作る。

パウル・クレーとレンゾ・ピアノ

ベルンにパウル・クレー・センターができて、
レンゾ・ピアノの設計らしい。
[レンゾ・ピアノのインタビュー]
レンゾ・ピアノとクレーというと、
ちょっと違和感があるのだが、
見てみたい。
ベルンは、アインシュタインも若い頃住んでいて、
宇宙につながっている感じがする。

昨日に続いて、クリームソースのパスタを作る。
かなり良い出来。

ニューオリンズ

ジャズの聖地でもあるニューオリンズは
失われてしまったようだ。
ルイ・アームストロングが
トランペットを手にしたニューオリンズ。
行ってみたい場所の一つであったのだが。
都市をあっというまに破壊してしまう力が、
自然にはある。

街は計算して作ることはできない。
仮にニューオリンズが再生したとしても、
それは、また別の新しい街といえるだろう。

市街地にワニが泳いでいる映像にはびっくり。
そういうところなんだよな。

日記をまとめて書いてみたり。
色々な意味で書けなかった。
いくつかの書けないことが、
実は本当に重要なことなのだ。
はたしてそれでよいのだろうか。

悲しい言葉で世界は変わらない

夜、豪雨のあと少しやみかけた時に、
「ッゴーン」と爆音。
近くに雷が落ちたようだ。
これほどの爆音は始めて聞いた。
いわゆる雷の音ではなく、
地面から突き上げるような衝撃。

J-waveでサンボマスターのライブ。
「悲しい言葉で世界は変わらない」
選挙で叫んでいる方々&ブッシュに聞かせたい。
ストレートなロックは気持ちいい。

チャレンジ

FC東京の石川が海外移籍を断念した。
イタリアで活躍できるかどうかは
行ってみないとわからないが、
日本では純粋なウィングプレーヤーが
活躍するシステムがほとんど使われないため
一時期はフル代表にも呼ばれていたのに
実力にふさわしい評価はされなくなっている。
イタリアで挑戦してみる価値は
十分にあったと思う。
代表のレギュラーである
福西・宮本には、失う物があるかもしれないが、
石川の今の状況では、
失う物はなかったはずだ。

Jリーグのシーズンを
世界にあわせて秋に始めるようにしないと、
同じことが何度もおこることになる。
選手の成長のチャンスを失ってしまう。

講談師の神田山陽さんは、
9月からイタリアに行くことになった。
「いただく仕事をこなしているだけになっていたので、
どこかで踏ん切りをつけたかった。
外から自分のやってきたことを確認し、今後につなげたい」
とのこと。とてもわかる気がする。

言葉の芸である講談を
イタリアにもっていくのはむずかしいだろうが、
イタリア語で話せるネタも用意してあるそうだ。
応援したい。

気持ちのいいテラス

新宿HMVへ行き、
神田山陽さんのイベントを見る。
ミニ講談を数多く披露してくれて、
とても楽しかった。

高島屋の上のつばめグリルで食事。
12階のテラスが涼しくて気持ちよかった。
こんなテラスがほしい。

帰ってから頭が痛いのだが、
連載の原稿書き。

WebCreators

WebCreatorsの見本誌が届く。
いつもの連載と色見本のページを書いています。

落ち着かなくて、
机の位置を少し変える。

シグマが新しいデジタル対応レンズを
発表したようだ。
キヤノンはどうも手ごろなレンズがない。
安価なものとプロ用Lレンズの間がないのだ。
その点ではニコンの方が選択肢がある感じ。

ひまわり

結局、このあたりは、
台風の影響は強くなかった。
しかし、せっかく育ちかけた
ひ弱なミニひまわりが、倒れかけている。
がんばれ。

テレビで「猫の恩返し」を見る。
アリス的な話。
こういう軽い話は、
ジブリにしては説教臭くなくてよい。

WindowsとIEの10年

台風の影響で、時々強い雨が降ったり、
やんだりの繰り返し。
ベストヒットUSAにベック登場とのことだったが、
台風特番に変更されていた。

自作wikiにトラックバックやRSS機能を追加してみたり。

8月25日はWindows95とIEの10周年だったらしい。
日本語版は何日だったっけ。
カウントダウンで大騒ぎだった。
この時期は、Windows95のプレビュー版を使っていた。
ネットに接続するのも結構大変だったように思う。

IEはまちがいなく、
この10年で最も重要なソフトだと思うが、
とても不思議なソフトで、
最も広く使われているのに、
その価値を本当には理解されずに、
みんなに罵倒され続けてきた。

http://www.itmedia.co.jp/anchordesk/articles/0508/25/news061.html
http://www.itmedia.co.jp/anchordesk/articles/0508/25/news097.html

これらの記事ではセキュリティのことばかりに言及しているが、
街を歩いていれば、命に関わる危険にあうこともある。
IEを使っていて、そこまでの危険があるわけではない。
IEは、街を歩いている以上にはセキュアだといえる。
セキュリティは大切なことではあるが、
むやみに怖がらせるのはよくない。
最近のウィルス対策ソフトの吐き出す
脅しの文章には、腹が立つ。

ActiveXは、セキュリティの敵のように扱われているが、
DirectorでActiveXが使えるようになった時は、
感心したのを覚えている。
きちんと使えばとても優れている技術だし、
コンセプトは正しいと思う。

たいしたことでなくても夢を持たせてしまう
Appleに比べると
Microsoftは実は情報を伝えることが
とても下手な企業なのだと思う。

「プロとして恥ずかしくないレイアウト&配色の大原則」

「プロとして恥ずかしくないレイアウト&配色の大原則」の
見本誌が届く。
先日、校正を見たばかりなのに早い。
コラムで、エディトリアルデザインの歴史を書いています。
全4ページなので、ほんのさわりだけですが。

改めてエディトリアルデザインの歴史を見直してみると、
今まで不勉強だったことが実感できた。
と同時に、エディトリアルデザインを見直すということが、
意外に難しいということがわかる。
きちんと書かれた書籍が少ないし、
実物を見ることが、結構難しい。
書籍はある程度残るが、
少し前の雑誌を探そうとしても、
結構難しい。

wikiもどきプログラム

週末に作っていたwikiもどきのプログラムに
簡単なデザインをつけてアップしてみた。
まだ、不完全だが、自分では、
かなり更新しやすいと思う。

サンプルはこちら

英語版サイトによると、Flash8にはノーマルモードが復活したようだ。
MX2004は何だったのだろう。
まったく迷惑な話。
知らずにMX2004を買って、
困った初心者ユーザーが多いのだから、
MX2004のアップデートで対応すべきだ。

Yahooのミュージックステーションがオープン。
http://station.music.yahoo.co.jp/
1万曲といっているが、曲を選べないので、
結局はラジオと同じ。
アメリカのように、月額固定のサービスを始めて欲しい。

オンデマンドTV
http://www.ondemandtv.co.jp/
内容を見ると、 ほぼ4thMediaで、
ビデオが見放題。
結構、魅力的。乗り換えようか?
見放題だからたくさん見るというわけではないが、
あの映画って誰が出ていたかなとか、
別の利用法があるように思う。