iPod nanoをめぐるあれこれ

iPod nano、薄い!
Appleはフラッシュメモリに強いのか。
4Gで2万7000円では、SDカードより安いくらい。
デザインもよいが、値段的にも強力だ。
ソニーの新ウォークマンの発表とぶつけられて、
「ソニーの新ウォークマン(NW-A3000)は、
 オリジナルのiPod(初代)よりも大きいようですね。」
と一蹴されてしまった。
すでに分解している図。

しかし、SONYも密かにがんばってはいる。
SACD品質のサウンドエンジンを組み込んだ
VAIOを発表した。
VAIOを買う人がそこで選ぶのか、
それを望んでいるのかは謎。
あまりPRできていないし。
個人的には興味があるが、
もうデスクトップパソコンはいらない。

どこだか忘れたが、
SACD品質の音楽配信サービスも出てきているらしい。
今まではネットだから圧縮重視で低品質だったが、
今では、ネットだからフォーマットが自由で、
いくらでも高品質にできるというように変わってきている。

iTuensもアップデートされて、
デザインがシャープになる。
しかし、うちのiTunesのデータは、
10%以上がアーティストのフォルダが
消えてしまっていて、ボロボロ。
ネットワークディスクに保存していたのが
いけなかったのかもしれないが、
データが消えるというのは、システムとして失格だ。
しかも、同じ名前でアーティストのフォルダを
作れなくなっている。
不可視になっているデータがあるかと思ってみてみたが、
見つからない。
完全データ化計画の道は遠い。

速やかに「iPod課金」を——音楽関係7団体が強く要望
という記事では、
「高性能な機器が音楽文化をマイナスにしてはいけないし、
 創作者が安心して創作に打ち込める環境をつくって欲しい」
ということで、
現在のMDやCD-Rへの課金によって
「平成15年を例にあげれば7343人の実演家に
 平均5万5693円が分配されており、
 決して少ない額ではない」
ということらしい。
平均5万5693円だから、
売れていない人はもっと少なく、
売れている人にとっては、
多いといってもたかが知れていて、
どちらにとってもたいした額ではない。
ほとんどが、そのシステム自体の維持に使われてしまっている。
それよりは、より多くの人に聞いてもらって、
少しでも本当のファンが増えた方が、
作り手の利益になるだろうに。

iTunes, iPod, ITMSは音楽の聞き方をかなり変えている。
それは高く評価したい。
今後は、アルバムという概念が意味のないものになるかもしれない。
しかし、今までシングルをほとんど買ったことがないし、
アルバムを聞きたいと思うミュージシャンにしか興味がない。
音楽の作品フォーマットとしてのアルバムという概念は
今後どうなっていくのだろう。

音楽制作を自宅で行うことが普通になってくると、
ある程度売れている人は、
制作を自費で行えるようになる。
そして、音楽配信サイトと直でやり取りできる。
そうなると、CDの制作販売権だけを
レコード会社と契約するようになるかもしれない。
契約形態を変えると、面白いことがおきる。
もちろん、力の強い超大物しか無理だけど。

打ち合わせの帰りに、ふと前を通って、
中古カメラ店をのぞく。
独特の大人な雰囲気。

注文していたAlexey Brodovitchの作品集が届く。
改めて見ても、ドキドキするような緊張感がある。
新しい、名刺も届く。

久しぶりにトマトソースのパスタを作る。