ムーグ博士

ムーグ博士が亡くなった。

「モーグ博士の名前を冠したMoogシンセサイザーは「あらゆる音を出せる」ことを売り物に、あらゆる音楽家に愛用され、電子音楽のみならず、クラシック、ロック、ジャズをはじめとするほぼすべての音楽を変容させていった。」
(ITメディアより)

楽器は、サンプラーですら、
「あらゆる音を出せる」ことよりも
「それでしか出せない音」が重要で、
ムーグも実はそうだったと思う。

新党「日本」のロゴって誰が作ったのだろう。
恐ろしく、素人くさい。
そんなに慌てて作らなくてもいいのに。
国民党のWebページも汚らしい。
まあ、仕方ないけど。
選挙に関するネットの状況も面白い。
公示後に更新してはいけないというのは、
あきらかにおかしい。
その部分に関しては、
公職選挙法を改正すべき。

しかし、内容的には、
民主党も新党も、結局は元自民党。
自民党が薄く広がっただけのような。
自分の意見も持たないような人が
議員をやってほしくないが、
比例代表で受かった人が、
政党を移ったりしては意味がない。
議員って何だろうという事自体が
よくわからなくなっている。
人の意見を他人が代わりになって
代表するという事自体が、
本当に可能なのか?

民主党も本当に勝つ気なら、
同じように郵政民営化が良いとか悪いとかでなく、
イラク派兵の是非でいくべきと思うのだが。
アメリカの侵略に協力していいのか、
日本でテロが起きてもいいのかと。
他では小泉に勝てないし、
唯一、過半数の人が反対していることだと思うのだが。
まじめすぎるということは、
実際には何もできないということで、
結局、全体的に見れば、小泉のほうが「まし」なのかな。

夜、StarWarsのアニメ版を放映していた。
途中から見るが、驚愕するほどチープ。
来週、続きがあるらしい。
これほどチープだと、逆にそこが楽しみになる。

サンバ

三軒茶屋に行ったので、
サンバカーニバルをちょっと見る。
踊りは微妙だが、
生の演奏は気持ちいい。
集団で叩くドラムは、
お腹に響いてくる。

衣装が暑そうで、
近くで顔を見ると、
化粧と汗が渾然一体となっている。

Wikiの問題点

ライブドアでwikiサービスが始まっているが、
面白いものはない。
「使い方」は簡単だが、
「活用法」は簡単ではないのかもしれない。

簡単な文法でHTML化できるWiki文法は便利だが、
日本語ということを考えると、
もっと便利な文法があると思う。
たとえば、見出しは「見出し」と書くが、
日本語でプレーンなテキストで見出しを書くとすれば、
「■見出し」と書くだろう。
見出し」ではプレーンテキストでは
見出しが目立たないし、
h2,h3が「**見出し」「***見出し」では
下位の見出しのほうが目立ってしまう。
また、h1はページタイトルなはずなので、
本文中ではh2からを使うべきなのだろう。
これがそのまま、HTML化できれば、
特に文法を意識することもなく、
また、プレーンテキストが
そのままデータとして生きる。

日本語用にwikiを作るとすれば、
・入力したテキストが
 そのままデータとしての価値をもつ。
・文法を意識して覚えなくても、
 普通に書いた文章がそのままHTMLに変換できる。
ということが必要だと思う。
PHPで書いてみると、わりと簡単にできる。

久しぶりに目白に行ってフレンチでランチ。
ちょっと遠く、暑くて少しへばる。
また、久しぶりにブックオフによる。

がんばらない

J-wave、クリス智子の番組で、Tommy。
「デビューした時に、がんばらないって決めたんです。」
がんばらないって大切だよな。

「幸せになりたいけど、がんばりたくない」
清志郎の歌を思い出す。
清志郎の言葉はかわいらしくて素敵だ。

Tommy heavenly6は、
手首切りそうなキャラなんだって。

久しぶりに独楽寿し。
えんがわがうまい。

刺客

うちのまわりの選挙区では、
小池百合子環境大臣が出馬するらしい。
昔、仕事で対談にでてもらったことがある。
華があり、話も面白く、
聞き上手でもあった。
企業の広報誌だったが、
出せない部分のほうが面白かった。
日本新党が立ち上がったばかりで、
次は政権を取ると言っていたが、
結局、本当に実現した。

刺客などと言われているようだが、
政治家は結局ほとんど東京に住んでいるので、
選挙区というもの自体が、
あまり意味のないものになっている気がする。

選挙は結構盛り上がるのだろうが、
演説とかをするのは池袋の駅前で、
この辺りは、あまり相手にされないので、
関係ないだろう。

消化試合

サッカー・イラン戦。
結構、いい試合をしていたようだが、
やはり消化試合。
途中で眠くなる。

フランスでは松井が活躍しているようだ。
最近のフランスリーグは、アフリカ系が多く、
レベルも高い。
2部のチームに移籍して、
チームとともに1部にあがってくるというのは、
実力をのばすという意味でも、
また、チームやサポーターと
喜びや感動を共有するという意味でも、
理想的といえるだろう。
プレーも、松井らしいトリッキーなプレーを貫いていて、
好感がもてる。
中村俊輔より、スピードがあって、実戦的。
プレーヤーとしては、名波が好きなのだが、
その遊び心を引き継いでいる選手として、
松井は面白いと思う。
ジーコも名前をあげたらしいが、
ぜひ代表で見てみたい。

iPodは環境設定で
「ブラウズ時にコンピレーションをまとめる」
とすることで、ブラウズ時に
アーティスト数が増えすぎるのを
抑えることができるようだ。
コンピレーションという無意味なくくりで
まとめられてしまうし、
実データはジャンルにかかわらず、
やはり、コンピレーションというフォルダに
まとめられてしまう。
また、2枚組3枚組のCDは、
同じCD名にして、
ディスク番号で整理できる。

クラシックは、
データがむちゃくくちゃなものが多い。
3枚組とかで、1枚ごとにアルバム名が違う。
Jazzは、誰のアルバムとするか
難しいものあるし、
ビル・エヴァンスにするか、
ビル・エヴァンス・トリオとするかなども
難しいところ。
ビル・エヴァンス&ジム・ホールは
ビル・エヴァンスでまとめたほうが
アーティスト名が増えなくて
扱いやすい気もするが、
ビル・エヴァンス・トリオはやっぱり別かなと
思ったり。

地震?

実家に帰る。
東北では地震があり、関東もずいぶん揺れたらしいが、
電車に乗っていたので気づかなかった。

楽器キットと屋内風力発電キット

きのう、ジュンク堂で楽器のキットを見た。
バイオリンのキットなど魅力的。
http://www.suzuki-music.co.jp/product/12.htm
サイトで見てみると、
ハーモニカ、バイオリンなどと並んで、
なぜか「屋内風力発電キット」がある。

スズキって、ほかの楽器を見ても、
ちょっとアイディアものぽくて面白い。

ジュンク堂

資料探しに東長崎の古書店と池袋ジュンク堂。
池袋ジュンク堂は偉大だ。
やはりたまには行かなくては。
30年くらい前の雑誌もサラッと見つかる。
その他、色々発見。

グリーンバーグの美術評論の翻訳が出ていた。
昔、美術作家の講演会で、
講演者と客席にいた作家が
グリーンバーグを読んでいるかで
不毛な論争していた。
どちらも、木場の都の美術館にも所蔵されている
一応名の知れた美術家なのだが。

Webのコーナーに寄ると
「Webデザインアイデアブック」を
真剣に見ている人がいて、
ちょっと恥ずかしい。

品揃えは偉いが、レジが自分の前で
フロア長から研修生(男・かなり太め)に
変わってしまい、かなり遅い。
電卓使っているのに、計算に手間取る。

炎天下、クラクラしながら帰る。
無敵屋には行列。
炎天下に並んでラーメン食べるとは
根性がある。

帰りに東長崎の古書店で
初期の「銀花」などを買う。
しかも安い。
なかなか侮れない。

あまり寝ていなかったので、
原稿を書いていて居眠りしてしまう。
画面を見ると「。」が3行くらい。
ここでついリターンキーを押してしまうと、
処理が止まらなくなり、OSごとフリーズ。
プリエンティブ・マルチタスクじゃないのかいOS Xよ。
なんで、こんなことで OSがフリーズするのか
理解不能。
しかも、保存していない書きかけの原稿や、
タブで開いていたまだ読んでいないWebページなどある。

さらに、昨日雷がかなり強かったので、
サーバーの電源を落としたら、
iPodのデータの一部が消えている。
しかも、一部なのでどれが消えたのか、
一つひとつ見ないとわからない。
漏れのないようにきっちり順番に入力していた努力は
なんだったのだろう。
アルバム400枚を越えていたのに。

少しだけ秋

夕食に、さんまと小なすの漬け物。
遠くで花火の音が聞こえる。
花火の前後に大雨と雷。

ブログソフト、Serene Bachを試す。
カテゴリの処理など、
MovableTypeより便利な部分がかなりある。

上野鈴本

夕方、上野鈴本。
早めにいったのに
かなりの人が並んでいる。
お盆興行は人気らしい。
すべての人がレベルが高い。

貫井の図書館に行き、
久しぶりに山嘉で寿司。
貫井の図書館は蔵書がいい。

御巣鷹の日航機墜落事故から20年とのこと。
あの時、東京方面から北へ向かって、
自衛隊の軍用ヘリが大挙して飛んでいった。
あの音を覚えている。

ベストヒット USAでリッキー・リー・ジョーンズ。
当時は、お姉様というか姉御というイメージだったが、
今見ると、若い。

iTunesの問題点

音楽を聞くソフトとしては
iTunesが一番使いやすいのだが、
いくつか問題点もある。

実データは「アルバムのアーティスト名>アルバム」で
管理しているのだが、
iTunes内のブラウザは、
一曲単位のアーティスト名になっている。
アルバムのなかに複数のアーティスト名があると、
ジャンル>アーティスト名>アルバム
と選択してくる段階でアルバムのなかで、
特定のアーティストに絞り込まれてしまい、
アルバム全体が選べない。
最近は、feat.○○というのが多いので困る。
アーティストを選択しなければよいのだが、
データ量が増えてくると、とても煩雑。
feat.○○のせいで、アーティスト名が多くなりすぎるのも困る。
アルバムの名義のアーティスト名という項目がほしい。

また、2枚組の場合、
1枚ごとに管理しているのは
逆行している感じがする。
モノから離れるためにあると思う。

1年

この家に来て1年がたった。
まだ、しっくりこない部分もあり、
快適に暮らすのは難しいものだ。

スペースシャトル

スペースシャトルの帰還が
天候により、延期らしい。
宇宙までいけるのに、
ちょっと天気が悪いくらいで
帰って来れないの?
飛行機より弱いのか?

ヒップホップの皆さん

花火のパワーに負けたのか、
とても眠い。
目を閉じると、花火が浮かんでくる。

夕方、近所のお祭りにいく。
催しもののメニューに「ヒップホップ」とあり、
何かと思ったら、
よさこいみたいな踊りだった。
言葉の意味って広がっていくものだ。
大江戸ヒップホップって何だ。
終わったときの
「ヒップホップの皆さんお疲れさま」
というアナウンスが、
ローカル感に満ちていておかしい。
一応、都内なのになあ。

東アジア選手権も終了。
結局、もやもやっと終わる。
北朝鮮のサッカー関係者の言葉。
「明確な意図があり、失敗したのであれば修正も可能だが、
意図がなければ、勝っても負けても学べるものが少ない。」
日本よりずっと冷静に見ている。
これで、まずまずの成果とか言っていてはいけない。

視界がすべて花火

戸田の花火に行く。
おなかに響く爆音で始まり、
視界がすべて花火で覆い尽くされる。
荒川の対岸の板橋との同時開催とのことで、
花火の数も多い。
板橋は都内なので尺玉があげられないとのことだが、
戸田のほうは、大型が多く、
かなり近くで見れるので迫力がある。
西のほうに遠くにも花火が見える。
西なので、江戸川ではないはずだが、
どこの花火だったのだろう。

帰りは大混雑のようだったので、
途中の不二家レストランで一休み。
それほど混雑にあわずに帰ることができる。

花火大会

週末は少し休みたいので、
仕事を進める。

明日は、板橋の花火があるが
板橋と戸田は対岸で同時開催なので、
どちらにいくか迷う。
戸田のほうがすいているかな。

音楽著作権は誰の利益を守るか

iTunesMusicStoreが日本でオープンした。
ジョブズも来日していたそうで、
意気込みが感じられる。
発表会の最後にはBeckのライブがあったらしい。

99セントよりは高いが、
1曲150円というのは妥当な値段だろう。
クレジットカードを使わなくても買えるというのも、
良いことだと思う。
今までシングルCDを買わなかった人が、
150円でネットで買えるなら買おうかなという気になれば、
音楽がもっと身近になり、市場も広がる。
保存するスペースもとらないし。
シングルCDが売れなくなっても、
全体としては良いことのように思う。

しかし、アメリカではCDが売れるより、
iTMSのほうが制作者の利益が高いそうだ。
中間業者が少ないのだから当然といえるのだが、
日本では、CDと同じ割合なのだそうだ。
つまり、CDやジャケットの制作費や中間マージンがない分は、
レコード会社(未だにレコード会社?CD会社?)などに
いってしまっているということだ。
日本で、著作権が問題になるとき、
それは制作者の権利ではなく、
レコード会社などの利益なのだ。
著作権という言葉を盾にしている。

著作権を守るということは必要だが、
コピーワンスとか、コピー制御というのは、
その作品が文化的なものではないということを表している。
iTMSでも、本当に好きな音楽はやはりCDで買うだろう。
iTMSで買うのは、その場限りで捨てても構わないものだ。
もし、何十年かたって、ある音楽が再評価されたとする
しかし、どこを探してもコピープロテクトのかかった音源ばかり。
さてどうするか。
レコードなら、音質はともかくとして、
再版することができる。
つまり、コピープロテクトするということは、
チラシのように、その場限りのものです
と言っているようなものなのだ。

現在のアートや音楽を歴史のなかで語るなら、
いわゆる現代アートや現代音楽を取り上げることはないだろう。
ポピュラーに消費されたもののなかにこそ、
レベルの高いものがあったと判断するに違いない。
江戸時代の浮世絵のように。
しかし、そうしたものは、あとから掘り起こすことが
とても難しいのだ。
コピープロテクトは、今の利益しか考えていない。
しかし、一度世の中に出した物は、
どのような運命を歩むか想像することができない。

音楽著作権で重要なのは、
100万枚売れるCDを200万枚売ることではなく、
1万枚とかのレベルで売れている人たちが
音楽を作りながら生活していけることだ。
しかし、レコード会社は
100万枚売れるCDを200万枚売ることばかり考えている。

100万枚売れるCDを買う人は、
年にそれほど多くのCDを買わないし、
売り上げ的に見れば裾野と思える部分を広げないと
質の高い音楽家も、質の高い音楽愛好家も育たない。
それは、音楽産業そのものを先細りにしてしまう。
学生時代のお金のない時代にどれだけ音楽を聞いたかが、
その後の音楽との関わり方を決めることになる。
もし、レンタルレコードやFMがなかったら、
今、70年代のロックスターが来日するたびに、
超満員になるということにはならなかっただろう。

規制することばかりを考えずに、
文化としてどう育っていくかと考える必要がある。
レコード会社や著作権協会には、
文化産業としてのプライドを取り戻してほしい。

インターナショナル

マウスの話をしていたら、
Appleから新しいマウスが登場。
ついにワンボタンの時代が終わった。
スクロールするホイールも押せるみたいなので、
結局UNIX的な3ボタンの拡張版ということか。
Windowsでも使えるそうだが、
今のところ、ラインのついているマウスには
興味がない。

ジーコジャパンは、先発総入れ替え。
新しいメンバーを使うというのは、
既存のチームのなかで機能するかどうかを見るためのに、
総入れ替えでは意味がない。
結局、敗因を分析して誰を外すかという判断を
することができなかったのだろう。
勝ち負け以前の問題で、
勝っても負けても意味がない。
とはいえ、試合としては前半途中までは面白かった。
田中達也がこれだけ活躍すれば、
しばらくは代表に残れるだろう。

どうせなら、
浦和レッズ+小野・中田・中沢で、
ブッフバルト監督だったら、
ドイツは盛り上がるのだが。

原稿執筆の関係などから、
グラフィックデザインの歴史を見直している。
代表的なグリッドシステムを使ったデザインの書籍は、
スイスという土地のせいもあって、
多国語表記の本が多い。
英語とドイツ語、これにフランス語やイタリア語を含めて、
4カ国語というものもある。
つまり、文字量がほぼ等しいテキストが、
同じページ内に繰り返されるわけだ。
この繰り返しが、視覚的な論理性に
与えている影響は少なくないし、
逆に、だからこそ生まれてきたデザイン様式だった
ともいえるのではないか。
スイスでは、標識も多国語表記が一般的なわけだし。
インターナショナル・タイポグラフィック・スタイルの
国際性は、ローカルな事情が生み出しているというのは
面白いと思う。

原稿書きに行き詰まり、
気分転換にマガジンラックをもう一つ組み立てる。