年末進行

WebCreatorsの見本誌が届く。
早い!まだ25日だ。
月末発売だと、12月の発売日が繰り上がり、
1月発売号の入稿も繰り上がる。
年末進行が2号に関わってしまう。

今回は50号記念号とのことで、
力が入っている。
CSSの別冊はなかなかよいのでは。
内容については発売前なので、
またあとで。

Green Day「Wake me up when Spetember ends」
EMINEM「When I’m gone」
久しぶりに力のある、見る価値のあるビデオ。
アメリカが内省的になってきているのか。

MIDNIGHT EXPRESS

イブの夜は今年もまた、
沢木耕太郎のMIDNIGHT EXPRESSを聞く。
静かで、普通に語り続けるのを聞く。

普通であることが、
普通ではなくなってしまっている。
テレビもラジオも雑誌などのデザインも、
「それでは持たない」といって、
時間や空間が、余分な要素で埋められていく。
それは制作者の良心でもあるのだけど、
臆病な心の表れでもある。

普通であること、
大声ではなく、音楽にのせてではなく、
でも確かな声で
普通に語り続けることが、
今、とてもかけがえのないものに
感じる。

建築と消費税

耐震偽造マンション、
ローンだけが残るといっているが
担保価値を算定して、
保証会社までつけて金を貸している銀行に
住民が自己破産でもしないかぎり
リスクがないというもの変な話だ。

また考えてみれば、
姉歯氏のもらっている報酬よりも
消費税の方がずっと多いはずだ。
しかも、銀行の金利にも消費税は
かかっているのだし。

耐震偽造マンション問題に限らず、
建築家の設計料は、
建築費の10〜15%と決められている。
間取りや細部のビジュアル設計をして、
構造設計もして、
パーツの調達なども検討し、
現場の確認や現場監督との交渉などもして、
10〜15%。
国は何もしなくても5%。
(105%のうちの5%なので4.76%くらい)
消費税って、そういうものなのだ。
普通に考えて、おかしすぎる。
マフィアだって、
「そりゃあ、ちょっとひどすぎる」
というかもしれない。

一般的なビジネスの常識としては
お金をとるということには責任が生じる。
すべての商行為から消費税をとるということは、
すべての商行為の正当性に責任をもてるのだろうか。
今回のように、住むことができないものを
住居として売ったというような
正当性とはいえない商行為の場合に、
消費税はそのままでいいの?

ゆず湯

山嘉で寿司のあと、庭の湯でゆず湯。
久しぶりにすこしのんびりする。
風が吹くと寒いが、
外のジャグジーが光っていて美しい。

しかし、26日にも締め切りがあるし、
まだ、年内やることが多い。

帽子とコート

銀座のイルミネーション-2

打ち合わせの後、
銀座グラフィックギャラリーの
スイスポスター展を見る。
入り口で浅葉克己氏を見かける。
相変わらずの帽子とコート。

ギャラリーでトイレに入ると、
男子用トイレの左下に水たまり。
自分がこぼしたみたいで嫌だなとか、
靴に着かないようにしなくちゃとか、
男ってつらい。

アティチュード、ある種の傍若無人な確信

一時期、音楽の世界でアティチュードという言葉が
使われたことがあった。
オアシスのデビューアルバムのライナーノーツに
こんなことが書いてあった。
アティチュードとは、
「オーディエンスのリアクションに
 一喜一憂しているような人々には
 一生かかっても持つことのできない、
 ある種の傍若無人な確信」
「音楽的な資質よりも、
 爪の先から頭のてっぺんまでを貫く
 ライフ・スタイル、あるいは生活信条が導くもの」

確かに、このアルバムを聞いていると、
デビューアルバムとは思えないほど完成された
迷いがなく、骨太な感じが伝わってくる。
「ある種の傍若無人な確信」
というのは面白く、的確な表現だ。

ウェブの世界では、ないなあ。
そういう感じ。
ウェブこそ送り手本位で
いいじゃないかと思うのだが。

ちなみに、
雑誌「Pen」のサブタイトルは
「with New Attitude」だ。

おにぎりで、中身の入っていない
塩握りは不満だといったら、
それは煩悩だと言われる。
煩悩的には、やはりたらこかな。
明太子か筋子でもいい。
パスタにすることにして、
具を選んでいたら、
煩悩が浮かんでいるのが
自分で見えたような気がする。

Mac用IEのサポート終了

IT Mediaによれば、
「Microsoftはライフサイクルポリシーに従い、
 2005年12月31日にMac用IEのサポートを終了する。
 これ以後はセキュリティアップデートも
 パフォーマンスアップデートも提供されなくなる。」
とのこと。
ブラウザが整理されていくのはよいことだ。
Safariで十分だろう。
はじめは、Safariは文字コードの認識に
問題が多くていやだったのだが、
最近では特に問題なく、
むしろSafariが一番好きなブラウザだ。
一番よいのは、スクロールがスムーズできれいなこと。
スクロールに関しては、
2位がWinIEで、FirefoxとOperaは
どうしても気持ちが悪い。
Web標準信者にはFirefoxが人気のようだが、
ぼくは、どうしてもFirefoxを支持する気にはなれない。
Mac版もWin版も、画面表示が明らかに美しくないと思う。
Operaの方がずっといい。

NECや富士通から
デュアルコアYonahのノートパソコンが発表されている。
時期的に考えて、次期PentiumPowerBookは
デュアルコアYonahということになるのだろう。

LIFE IN A NORTHERN TOWN

冬になると、ドリームアカデミーの
「LIFE IN A NORTHERN TOWN」を聞きたくなる。
ドリームアカデミーのリバーブ感が好きだった。
先日、CDを買おうと思ったのだが、
廃盤になっているようだった。
すると、今日カバーされたものが
J-waveでかかっている。
しかも、カバーしているのが
RICK SPRINGFIELDだ。
どうせなら、オリジナルをかけてほしい。

ロイ・キーンがレアル移籍という噂。
とても面白い。
今のレアルに欠けているものを持っている。
これでバラックも入ったら、どうなるのか。
まとめられる監督がいるのか?

ヤコブ・ニールセン

松岡正剛氏の『ウェブ・ユーザビリティ』の書評によれば、
「このニールセンという人は
 サン・マイクロシステムズのドン・ゲントナーと
 アンチ・マッキントッシュ・インターフェース運動を
 始めた男である。」
ということらしい。
わかる。これを聞くとなるほどと
すべてがすっきり理解できる。

KAZUの出ているシドニーFCの試合。
KAZUは調子がよさそうだった。
結構、いいプレーをしていたのだが、
0-1で負け。

。。。

来年の目標は、
仕事の量を減らすこと。
やりたいことができなければ、
意味がない。
今年は、本当に
流されてしまった。
忙しかったのに、
成果というべきものが
見当たらない。
まだ、少し残っているが。

ドイツワールドカップの組み合わせ

ドイツワールドカップの組み合わせが決まった。
見るつもりはなかったのだが、
昨日、体力の限界になってはやく寝てしまったので、
そのせいで早く起き、生中継をみてしまった。

せっかくワールドカップに出るのだから、
強いところと試合をしなければ面白くないが、
すぐに負けてしまっては、ちょっと寂しい、
という意味では、最強のブラジルと試合ができて、
しかも、ほかが勝てない相手ではないというのは
理想的な組み合わせだと思う。

スペイン・ウクライナやメキシコ・ポルトガルの組だと、
勝てる可能性はブラジルよりは高いかもしれないが、
両方に勝つのはかなり難しい。
勝ち星の予想も立てにくい。
絶対的なブラジルがいたほうが、
勝ち抜ける可能性は高くなるだろう。

オーストラリアやクロアチアは
10回試合したら6回くらいは負けそうだが、
オーストラリアくらいには勝たないと、
決勝トーナメントにいく価値はないだろう。

・オーストラリアとクロアチアはタイプが似ている。
・アフリカのチームがいない。
・ブラジルには、特別な対策を立てる必要がない。
 立てても意味がない。
ということもあって、
おそらくとても準備しやすいのではないか。

放送も夜の10:00からということで、
今回こそは、ワールドカップを楽しみたい。

入れ替え戦は、柏の惨敗。
結果的に、落ちるべきチームが落ちることになった。
神戸・ヴェルディ・柏とも
お金がなくて困っているチームではなく、
むしろ裕福で、金にまかせて外国人選手を
とっていたところだ。
しかも、ワシントン以外はほとんど機能しなかった。
日本人選手も、J2に落ちるなら
他に行きたいという選手が多いようだ。
本当の意味で、「チーム」になっていなかったのだろう。
サッカーは野球のように立ってバットを振るだけで
点が取れるわけではなく、
どんな有名選手でも、走らなければ何もできない。
今回のJ1-J2の入れ替えは、
とても正当な結果だったように感じる。

空気のマジカルな震え

J-waveでジョン・レノン特集。
小林克也の声で語られると、
なんとなく、熱い気持ちになる。

ジョンの曲は、音がひとつ発せられた瞬間に
まわりの空気を変える力がある。
音楽はやはり空気の震えなのだ。
ジョンの曲のもつ、
空気のマジカルな震えは
今も生きていると思う。

しかし、あまりにも愛や平和と結びつけるのは
どうかと思う。
平和のために「戦う」とき、
そこには闘争心が潜んでいる。
それは、創作のパワーでもあるのだろう。
愛や平和を歌うのが素晴らしいわけじゃない。

CSSと情報の可搬性

ブログ普及委員会

ブログ普及委員会


なぜかいきなりFlash。
動画で題字を書いていたり。
代理店的な作りで、しょーがないなあ
という感じ。

カノープスが買収された。
やはりHDVのコーデックの評価は
かなり高いようだ。
買収したのが、フランスの
セットトップボックスのシェアNo1の企業らしい。
セットトップボックスはここ数年は
需要が高いだろう。

ブログのエントリー内の情報で、
右寄せにしたい画像にalign=rightと入れれば、
ほかのどこに持っていっても、
そのように表示できる。
しかし、CSSのクラスで定義してしまうと、
スタイル定義とセットでしか、
意味をなさなくなる。
ブログのエントリー内にタグを埋め込む必要がある場合は、
その情報が他の場所に移植されても問題ないように
記述するべきだ。
ブログは、まさにログ(記録)なのだから。
HTMLからデザイン要素を排除するというけれど
スタイルシートなしには
正しく機能しないようになってしまっては
本末転倒なのではないかと思う。

Webの標準化については、
無批判に、鵜呑みにしている人が多いという点には
強い危惧を感じる。
もっと、自分の頭で考えて判断するべき。

書籍のコラムでも書いたが、
テーブルはタブローであり、
世界をその中に構成しようとしたものだ。
また、食卓でもあり、そこには食べ物が並ぶ訳だけど、
並ぶのは食べ物だけではなく、重要なのは
人の並び順で、つまり王をはじめとした社会構造そのものを
表現したものだったわけだ。
「テーブルは本来、表形式のデータを表現するためのもので・・・」
などという言葉が、文化論的にいかに浅薄であるか
考えてみるべきだと思う。

formerly Macromedia inspired by Prince?

マクロメディアのサイトのヘッダが、
Adobe formerly Macromedia
に変わっている!!
これはどう考えても
Formerly Known As Princeを連想させる。
Macromedia最後の受け狙い。
にやっとしてほしかったのでしょう。

今進めている書籍の参考になるかと思い、
マクロメディアのセミナーに行ってみた。
Tepiaにいくのは、なんとなく恥ずかしい感じがする。

第一部はデータベース系サイトの構築。
セミナー自体は、phpを理解していない人には、
わかりにくかったのではないだろうか。

確かにDreamweaverはよくできているのだ。
よくここまで作ったなあと感心する。
マウスの操作でphpなどのサイトの構築も可能になっている。
しかし、php自体をよく理解していないと、
ちょっと動かないといった時も、
理由がわからないので、
結局、マウスの操作でしか書けない人が
サーバーサイドプログラムを使ったサイトを作るのは
やはり無理だ。
特に、個人情報保護法やセキュリティの(過剰な)重視によって、
サーバーサイドプログラムの責任が重くなっているので、
素人が手を出すべきではない。

逆にある程度のキャリアがあれば、
これまでのソースの蓄積もあるので、
Dreamweaverでマウス操作で作業するよりは、
ソースレベルで作業した方が速い。
つまり、機能的にはすごく良くできているのに、
それを便利に使える人は、おそらく限りなく少ない。
コードエディタはよくできているし、
phpの変数を代入できる機能は、
デザイナーにとっても便利だと思う。

データバインディングを考えるなら、
JavaScriptへの受け渡しが
Ajaxがらみで重要になっていくのではないか。
変数レベルでの受け渡しは
基本ではあるものの、終わりつつあると思う。
JavaScriptで処理することによって重要になるのは、
クライアント側でも処理が発生すること。
そうなると、変数レベルで情報を受け渡していると
面倒で仕方がない。
配列単位、オブジェクト単位で受け渡して、
サーバー側とクライアント側で
同じ情報を共有することが求められる。
それはMacromediaとしては、
FlashRemotingなどで目指していたこと
なのではないのかな。
Flashにもデータバインディングはあり、
これに関する情報はとても少ない。
書籍でも触れているものはないのではないか。
むしろ、Flashのデータバインディングを
もうすこし、きちんと説明していくべきだろう。

第2部はCSSでのレイアウト。
準備がよくできていて、丁寧に説明している。
マウスカーソルの赤い丸は便利。
何のソフトだろう?

CSS関連で面白いのは、DW8いじめ。
文字Aに色をつけるとstyle1ができる。
他の文字Bに別の色をつけるとstyle2ができる。
文字Bの色を文字Aと同じにすると、
文字Bはstyle1になって、style2は消える。
文字Cを太字するとstrongタグがつく。
さらに文字Cに文字Aと同じ色をつけると
strongタグはそのままでstyle1が適用される
ここで、色を変更すると、
strongタグは消えて、style3が作成され、
このなかに色の指定とbold指定が書き込まれる
いくらいじめてみても、矛盾も無駄もない。
素晴らしい。
前のバージョンでは無駄なスタイルが膨大にできていた。
しかし、「だからどうした」という感じだ。
普通は、先にスタイルを決めてしまうだろう。
初心者には少し便利かもしれないが、
実際の仕事には役立つわけではない。
少しむなしい、素晴らしさ。

そもそも、ソースを綺麗にすることの意味ってなんだろう。
やはり気になってしまうし、ソースをきれいにできない人は
きれいなWebデザインなどできないという気はする。
しかし、ユーザーにはどうでもいいことだし、
クライアントだって、そんなことに時間をかけてもらっても、
その分のギャラなんて払いたくない
と思う人も多いかもしれない。

第三部は映像系で、アルファ付き動画の話がメインだったのだが、
最後に色認識のムービーを紹介していた。
これまで、DirectorのXtraでやっていたようなことが、
Flash単体で可能になっている。
これは完全に見落としていた。
帰ってからリファレンスを見てみると、
bitmapを処理するコマンドがかなり増えている。
hittestで、ビットマップのアルファ値で判断することもできるし、
そもそもビットマップ自体の生成が可能で、
色の描画も可能。
色が描画できれば、理論的にはあらゆる画像を作成できる。
ビットマップの見え方を制御するフィルタは
大きくとりあげていたが、
ビットマップ自体を編集するコマンドが追加されていることは
ほとんどアナウンスしていないように思うのだが。
今回のバージョンアップの他のすべてよりも
この部分のほうが、面白いと思う。
BitmapDataクラスとColorTransformクラスは
面白いことをやりたいという人たちには注目かもしれない。

というわけで、セミナーは最後の数分が唯一&結構大きな収穫。