formerly Macromedia inspired by Prince?

マクロメディアのサイトのヘッダが、
Adobe formerly Macromedia
に変わっている!!
これはどう考えても
Formerly Known As Princeを連想させる。
Macromedia最後の受け狙い。
にやっとしてほしかったのでしょう。

今進めている書籍の参考になるかと思い、
マクロメディアのセミナーに行ってみた。
Tepiaにいくのは、なんとなく恥ずかしい感じがする。

第一部はデータベース系サイトの構築。
セミナー自体は、phpを理解していない人には、
わかりにくかったのではないだろうか。

確かにDreamweaverはよくできているのだ。
よくここまで作ったなあと感心する。
マウスの操作でphpなどのサイトの構築も可能になっている。
しかし、php自体をよく理解していないと、
ちょっと動かないといった時も、
理由がわからないので、
結局、マウスの操作でしか書けない人が
サーバーサイドプログラムを使ったサイトを作るのは
やはり無理だ。
特に、個人情報保護法やセキュリティの(過剰な)重視によって、
サーバーサイドプログラムの責任が重くなっているので、
素人が手を出すべきではない。

逆にある程度のキャリアがあれば、
これまでのソースの蓄積もあるので、
Dreamweaverでマウス操作で作業するよりは、
ソースレベルで作業した方が速い。
つまり、機能的にはすごく良くできているのに、
それを便利に使える人は、おそらく限りなく少ない。
コードエディタはよくできているし、
phpの変数を代入できる機能は、
デザイナーにとっても便利だと思う。

データバインディングを考えるなら、
JavaScriptへの受け渡しが
Ajaxがらみで重要になっていくのではないか。
変数レベルでの受け渡しは
基本ではあるものの、終わりつつあると思う。
JavaScriptで処理することによって重要になるのは、
クライアント側でも処理が発生すること。
そうなると、変数レベルで情報を受け渡していると
面倒で仕方がない。
配列単位、オブジェクト単位で受け渡して、
サーバー側とクライアント側で
同じ情報を共有することが求められる。
それはMacromediaとしては、
FlashRemotingなどで目指していたこと
なのではないのかな。
Flashにもデータバインディングはあり、
これに関する情報はとても少ない。
書籍でも触れているものはないのではないか。
むしろ、Flashのデータバインディングを
もうすこし、きちんと説明していくべきだろう。

第2部はCSSでのレイアウト。
準備がよくできていて、丁寧に説明している。
マウスカーソルの赤い丸は便利。
何のソフトだろう?

CSS関連で面白いのは、DW8いじめ。
文字Aに色をつけるとstyle1ができる。
他の文字Bに別の色をつけるとstyle2ができる。
文字Bの色を文字Aと同じにすると、
文字Bはstyle1になって、style2は消える。
文字Cを太字するとstrongタグがつく。
さらに文字Cに文字Aと同じ色をつけると
strongタグはそのままでstyle1が適用される
ここで、色を変更すると、
strongタグは消えて、style3が作成され、
このなかに色の指定とbold指定が書き込まれる
いくらいじめてみても、矛盾も無駄もない。
素晴らしい。
前のバージョンでは無駄なスタイルが膨大にできていた。
しかし、「だからどうした」という感じだ。
普通は、先にスタイルを決めてしまうだろう。
初心者には少し便利かもしれないが、
実際の仕事には役立つわけではない。
少しむなしい、素晴らしさ。

そもそも、ソースを綺麗にすることの意味ってなんだろう。
やはり気になってしまうし、ソースをきれいにできない人は
きれいなWebデザインなどできないという気はする。
しかし、ユーザーにはどうでもいいことだし、
クライアントだって、そんなことに時間をかけてもらっても、
その分のギャラなんて払いたくない
と思う人も多いかもしれない。

第三部は映像系で、アルファ付き動画の話がメインだったのだが、
最後に色認識のムービーを紹介していた。
これまで、DirectorのXtraでやっていたようなことが、
Flash単体で可能になっている。
これは完全に見落としていた。
帰ってからリファレンスを見てみると、
bitmapを処理するコマンドがかなり増えている。
hittestで、ビットマップのアルファ値で判断することもできるし、
そもそもビットマップ自体の生成が可能で、
色の描画も可能。
色が描画できれば、理論的にはあらゆる画像を作成できる。
ビットマップの見え方を制御するフィルタは
大きくとりあげていたが、
ビットマップ自体を編集するコマンドが追加されていることは
ほとんどアナウンスしていないように思うのだが。
今回のバージョンアップの他のすべてよりも
この部分のほうが、面白いと思う。
BitmapDataクラスとColorTransformクラスは
面白いことをやりたいという人たちには注目かもしれない。

というわけで、セミナーは最後の数分が唯一&結構大きな収穫。