先日、授業でビデオの編集を教えたら、
早速、1分以上のコマ撮りアニメを作ってきた学生がいた。
学生のうちにやりたいことは色々やっておきたいという
そのピュアな制作意欲には感動してしまう。
自分もがんばらなくちゃと思う。
「教えることは教わること」本当にそうだなあ。
ぼくは技術的なことを教えているにすぎないけど、
もっと大切なことを教わっている気がする。
イーグルス
イーグルスがニューアルバムを出すらしい。
新曲のPVを見たが、渋くなりすぎず、
なかなかいい。
ドン・ヘンリーはぜんぜん雰囲気が変わらない。
新トマト
最近、新トマトのトマトジュースがおいしい。
パッケージにトマトが育つ様子の写真があって、
とても可愛らしい。名前は凛々子。
トマトは可愛らしいけど
強烈なリリコを思い出してしまう。
Visualization
J-waveでかかったTok Tok Tokというグループの曲が
抑制された音使いで、とてもよかった。
Napsterにはなかったが、
Youtubeにはある。Youtubeすごいなあ。
http://jp.youtube.com/watch?v=yC4HlWsFowc
同名のテレビ番組とかがあるみたいで
少しややこしい。
ジョン・レノンの誕生日。
ラジオで小野洋子が、
「人が思い描く事は実現してしまう」
といっていた。
ナビゲーターは「素敵ですね」と
的外れなことをいっていたけど、
本当は怖い事だ。
平和のために闘う時、
人は戦争を思い描いてしまう。
それが実現してしまうということ。
平和のために闘うのではなく、
普通に平和を想って生きることのほうが
大切なのだという。
本当にそうだと思う。
平和のために闘う時、
皮肉なことにそれは
闘争本能によるものなのだろう。
自由を求めて闘った人の多くが、
自分の自由を勝ち取った段階で、
他者の自由を奪い出す例は
歴史のなかで、数えきれない。
13年
そういえば10月で独立して13年。
それだけの成果を生み出せているのか
自問してしまう。
自分に向かって「がんばれ」と
思わずつぶやいてしまう毎日だ。
引退
このところ野球はまったく見ていないが、
関根潤三氏が監督になって以来、
一応、ヤクルトを応援していたので、
古田の引退は寂しい。
猫の勢力図
近所の猫の勢力図が変わってきている。
源さんは常宿ができたのか、
最近はあまり来ない。
Nature is Ancient
大学にいく電車のなかで
Bjorkの「Nature is Ancient」を延々と聞いていた。
この曲、こんなにかっこ良かったとは
何度も聞いているはずのなのに気づかなかった。
こういうこともあるから
iPodはやっぱりHDDのものがいい。
JavaScript
帰ってきたらWebCreatorsの見本誌が来ていた。
連載はJavaScriptで背景を動かしてみたが、
印刷で見るとあまり伝わらないかも。
http://www.mdn.co.jp/webcre/Netacho/Vol71/index.html
JavaScriptをもう少し遊びっぽく使ってみても
いいと思うのだけど、
デザイナーが使いたがらないのか
そもそも、そういう企画でスタートしないのか
Ajax関係とかでない、遊びっぽいものは
あまり普及しないみたい。
秋
京都から帰ると、
東京は秋になっていた。
京都:天龍寺
夢窓疎石に興味をもって、
天龍寺を見たいと思っていた。
三宝院の庭園の品のなさに比べると、
抑制されていて、美しい。
ああ、これが本物の借景かと納得。
嵐山の河原で少しのんびりしてから祇園。
ちょうど舞子さんが移動する時間で、
7人も見る事ができた。
最後はやはり伏見で締め。
京都:山科の毘沙門堂
山科の毘沙門堂にいく。
高校の時にいった山科の蕎麦屋がまだあったのを発見。
ひっそりとした山寺で雰囲気がいい。
入り口にだれもいない。
しばらくして本堂に入り、寺の由来や
門跡寺院のことなど説明してもらう。
説明もわかりやすく、
ここの人はみんないい人。
なかには、逆遠近法で描いた襖絵があり、
前を歩くと、遠近感が一歩ごとに狂ってくる。
逆遠近法は、万福寺を開いた隠元禅師が
日本の絵師に教えたものだという。
隠元禅師が中国から伝えたものは、
wikipediaによると、
美術、医術、建築、音楽、史学、文学、
印刷、煎茶、普茶料理などがあり、
その名のとおりの隠元豆や
西瓜・蓮根・孟宗竹・木魚などがあるらしい。
煎茶や逆遠近法、西瓜など、
かなり遊び心のある趣味人という感じがする。
小野の蕎麦屋さんに電話で予約していくと、
デザートをサービスされたり、
お土産をもらってしまったり
大歓迎されてびっくり。
繁盛している店なのに、なぜだろう。
その後、歩いて世界遺産の醍醐寺にいく。
秀吉が醍醐の花見をしたところだ。
五重塔などがあるが、どれも荒れた感じ。
マムシがいた。
三宝院の庭園は、
書院から庭を眺めるととても気持ちいいのだが、
番をしている人たちが、
延々と世間話をしていてうるさい。
毘沙門堂と比べて
人の心の違い、組織の違いを
見せつけられる。
京都:養源院
雨になってしまった。
養源院に、俵屋宗達筆の白象図を見に行く。
関が原の戦いの前の伏見城攻防戦で
自刃した廊下の板を供養のために天井とした
血天井があり、重たい雰囲気。
別にそれが見たかったわけじゃないんだけど。
鶯張の廊下は、落語でもおなじみの左甚五郎作とのこと。
説明の聞き間違いでなければ、
部屋は元は伏見城にあって、秀吉の居室で、
鶯張の廊下で石川五右衛門が捕まったとか。
でも、石川五右衛門は秀吉の時代で、
左甚五郎は徳川時代だと思うのだけど。
雨なので、近くの超メジャー観光地
三十三間堂にいってみる。
修学旅行の学生や外国人が多い。
確かに改めて見てみると感心するというか、
こんなものを作ろうと思うというのは、
いい意味で馬鹿だと思う。
真ん中に大きな阿弥陀像があったというのは、
まったく記憶になかった。
やはり、メジャーになるだけのことはあるので、
たまには来てみるものだ。
ホテルに帰ってから
島原あたりを散歩。
京都:万福寺
京都について万福寺を見に黄蘗へ。
黄蘗の商店街はほぼ完璧なシャッター街になっていた。
京都からすぐなのに。
以前から、万福寺を見たいと思っていた。
寺の作り自体、確かに中国風な感じがする。
万福寺では中国読みでお経をあげるのだそうだ。
菱形に石を並べた道が美しい。
天王殿の布袋像が、
不敵な笑みでなんとも魅力的。
門の上にある鯱のような瓦にはかぎ爪があり、
魔伽羅(マカラ)という水辺で最強の霊獣らしい。
伏見で昼酒。いつもおいしい。
たまっていた疲れが一気にでて、
ホテルで爆睡してしまった。
京都で電車のアナウンスが標準語なのが、
なんだか不思議。
ラジオでも、ニュースになると標準語だし。
関東にしか住んだ事がないので、
そういうのって、頭のなかでどう切り分けているのだろう。
打ち上げ
大学の授業のあと、共著の書籍の打ち上げ。
普段、名前だけ見ている方々に会う。
こういう機会はもっとあってもいいと思うけど、
人見知りぎみなので、
初対面の人とは、あまりうまく話せなくて残念。
翌日、早朝から京都なので、
途中で抜ける。
Music Save My Life
Caravanの「Music Save My Life」が心に残る。
今、本当にそう思う。
Caravan 「Silver -Lost & Found-」
Caravanのライブアルバム
Caravan 「Silver -Lost & Found-」が届く。
音楽に対する誠実さのようなものが
サウンドから感じられる。
じんわりといい。
iTunesに入れようとすると、
まだデータがない。
入力して、トラック名を送信した。
インターネットラジオ
親知らずが痛くて歯医者に行く。
菊地成孔の番組が、
クビの裏事情をぶちまけて終了した。
ここまで、明快に語ってしまうのも珍しい。
J-Waveはインターネット放送の普及を目指していて、
10月からは2時間番組の最初の30分を
インターネットオンリーにしたりしている。
それを聞けば、電波のほうは聞かなくなるので
つまり、電波とかぶってもインターネットを
優先しようとしている。
インターネットラジオなら、
電波の届く範囲や、電波法の制約もなく、
聴取率調査などという曖昧なものではなく
明確に聴取者の数値がでる。
広告媒体としての魅力は高い。
たとえ電波の聴取率が下がっても、
インターネットラジオにかけようという
姿勢が伝わってくる。
それ自体は、間違いではないと思う。
ところが、菊地成孔によれば、
インターネットラジオでかける曲は
基本的に日本レコード協会の管理しているものが
望ましいということになったのだという。
そこで、かけている曲を調べてみたら、
菊地成孔の番組でかける曲の
ほとんどがはずれていたので、
このまま続けるのは無理と判断されたらしい。
音楽中心のラジオ局にとって、
選曲というのは、本来は魂だろう。
そこだけは妥協してはいけないのではないか。
いくらインターネットラジオを普及させるといっても
本末転倒という気がする。
もともと、それほどマニアックな選曲ではないので、
ああいう番組がなくなるのは本当につまらない。
さらに、最近は個人情報の管理がうるさいので、
菊地成孔宛のメールも、その場で見るだけで、
もってかえることができないらしい。
放送局宛といっても、
むしろ、放送局に使われるほうが
個人の意志に反している気がする。
メールアドレスを印刷しないとか、
誰あてのメールなのかのチェックボックスを用意するとか、
それだけのことだと思うのだが。
著作権と個人情報保護法の悪しき運用が
最近、本当にひどい。
普通の人に奨められるパソコン
今、普通の人に奨められるパソコンって
思い浮かばない。
Macもいいけど、napsterを聞きたかったり、
yahoo動画を見たかったりした時点で問題外になってしまう。
このあたり、サービス側に求めるのが難しいのなら、
Apple側からなんとかする方法を提示すべきとおもう。
さて、じゃあWindowsVistaかというと、
現状の、何でもユーザーに聞いてくる形だと、
ぼくでも「何を意味しているの?」と思ってしまうし、
とにかく鬱陶しい。
普通のユーザーが理解できるのか?
XP搭載パソコンはなくなってきているし。
パソコンは、本来の役割としては文房具だったり、
最近ではメディア再生装置なわけだ。
ノートに書いた文字を消しゴムで消すたびに、
本当に消してもいいですか?と聞かれたり、
テレビのチャンネルを変えるたびに
あれこれ言われるようなものだ。
マイクロソフトは、これまで
セキュリティで叩かれ続けてきたので
過敏になるのは仕方ないが、
Vistaしか選択の余地がなくなるのは問題だろう。
実際、あまり普及率が伸びていないようだし。
Penはスイスのデザイン特集。
グラフィックデザインの部分を読むと
読んだ事のあるような文章。
自分が、先週、書籍用に書いていた文章にそっくり。
まだ未発表なので、パクられたわけではないし、
自分も、買ったばかりなので、
もちろんパクったわけでもない。
何かの本を参考にして書いたというわけでもない。
グリッドデザインと多言語表記の関係って、
見れば明らかではあるけれど
今までそれほど言われていなかったと思うけど、
こんなこともあるんだなあ。
まあ、あれは没だなあ。
フュージョン系の地味なエアギタリスト
用賀のお寺で権太楼の落語。
畳一帖くらいの距離で聞く。
「黄金の大黒」の長屋の人たちが
とても可愛らしい。
「今まで完璧にできたってことはないですね」
という言葉に、権太楼ですらそうなら、
仕方がないよなあと、なんとなく元気になる。
それだけ、理想としているものが高い
ということでもあるのだけど。
その後、日比谷野音で、高中正義のライブ。
心配していた雨はほとんど降らなかった。
ドラムではなく、斉藤ノブのパーカッションが
ステージの中心にある、珍しい配置。
5時開演というのは、
まだ少し明るすぎて、盛り上がりに欠ける。
しかも、雨の降りそうななか、
トロピカル系の曲が続いて、すこしあわない。
バンドのメンバーはうまい人揃いで、
一つひとつの演奏はよいのだが、
今ひとつ、バンドのサウンドになっていない感じ。
暗くなってからは、ロック色が強くなって、
気のせいか、少し音も大きくなったような。
おなじみの曲はさすがに盛り上がる。
途中、一回退場したりして、
ここはアンコールなのか?2部構成なのか?
5時に始まっているので、構成がわかりにくい。
7時15分くらいに終了。
観客はほとんど年上のようで、大人な雰囲気。
曲にあわせて指が動いている
フュージョン系の地味なエアギタリストもいる。
演奏的には、なんとか満足とはいえるけれど、
「虹伝説II」のライブに比べると、
気合いの入り方が違う感じはする。
昔の曲をやると盛り上がるというのも、
演奏している側としてはやりにくいだろう。
PAの音に負けないくらい、虫の声が聞こえたり、
野音の雰囲気というのは、いい感じでもあるのだけど、
天気を気にしたりというストレスを考えると、
ちょっときついなあという感じではある。
気になったのは、入り口で
「会場内では傘は一切使用できません。ご了承ください。」
といっていること。
確かに、席で傘をさしたら迷惑だけど、
後ろの木陰とかなら迷惑にはならない。
それでも、傘自体があぶないというのなら、
グッズを売っているテントを用意しているのだから、
避難用のテントをいくつか用意するくらいしてもいいだろう。
グッズより、客を大切にしろよと思ってしまう。
あるいは、ご了承しない場合は、払い戻すとか。
仕方がないのはわかるけど、
ああいう言い方はないよなあ。