イナバウアー

開会式以来
ほとんどオリンピックを見ていなかったのだが、
夜、ずっと仕事をしていたので、
そろそろかなと思ってフィギュアを見てみる。

優勝した荒川選手は
はじめから一人だけ表情が違った。
たぶん、誰よりも
まわりが冷静に見えていたのではないか。
勝つとか負けるとかのレベルの彼方に
行ってしまっていたように思う。

採点方法とかはよくわからないが、
手足や全体の動きの軌跡に無駄がなくて美しく
ジャンプを成功するとか、失敗するとか以前に、
数秒間見ただけで、別格な感じはした。

しかし、イナバウアーってすごいネーミングだ。
写真で見ると、立っている人の背中に
反対になった顔がついているように見える。
しかも、微笑んでいたりして。
冷静に見ると、かなり怖い。

フィギュアを写真で見ると、
足を真上に延ばしたまま
人間が平行移動していたり
結構、怖かったりする。

経済産業省の役人のブログ

2月のはじめに
電気用品安全法に関わっている
経済産業省の役人が、
普通のプロバイダー(dion)で
「経済産業省の○」と実名で
ブログをはじめた。
お金をかけずに情報提供するために
広報の担当者に進められて
ブログをはじめたのだという。

それ自体、悪いことだとは思わない。
仕事というのは、
たとえ会社のためにしたことでも、
ホリエモンなんかを見ればわかるように、
最後は個人が逮捕される。
もっと個人の名前で行動することが
普通のことであるべきだと思う。

しかし、実際には、
すべてのアウトプットを管理したがる広報の人間が
「自分でブログをやったら」
とはまず言わない。
まして、管理の及ばない通常プロバイダで。

また、この問題が問題になりかけた2月にオープンして、
膨大なコメントが殺到し、
それに対して、コメントを返したり、
反応するようなエントリをすることもなく
閉鎖してしまうというのも、
ネットに対する無知というレベルではないように感じる。
個人で勝手に作ったというよりは、
組織として、個人名を使っておこなったこと
というような気がしてしまう。

色々な意見を伝えることは大切だし、
そのためのブログだろうと思うが、
脅迫じみたことを言うべきではないし、
どんな意図で作られたにせよ、
もうすこし大切にすべきだったと思う。
感情的な言葉による
集団リンチのようになってはいけない。

今後、ネットを政治や行政のなかに
どのように生かしていくかというのは
重要な問題になる。
しかし、それはネットだけの問題ではなく、
人間の感情そのものの問題だから、
とても難しい。

電気用品安全法(続)

レンダリングして書き出したファイルを
アプリ終了時に元ファイルを保存しないと
勝手にすべて削除するなんて、
とんでもない仕様。
EDIUSに怒る!

電気用品安全法問題は、
ネット以外ではあまり盛り上がってないみたい。
ホリエモンのメールなんて小さな問題ではないか。

経済産業省の担当者が
個人名でブログを作って、
大量の「意見」をもらって
閉鎖してしまった。
率直なコミュニケーションのための
ブログではなかったのか。
このブログの問題も、
考えてみる価値はある。

この法律に関しては、
音楽関係者がはじめに意義を唱えだしたようだが、
一部のマニアの小さな問題ではなく、
(音楽好きには小さな問題ではないが)
事業用の工作機械や調理器具なども
資産価値がなくなってしまうなど、
社会全体に関わる
もっと広範囲に影響する問題のようだ。
電車の運転席に子供を乗せてクビになったとか
そんなことまで大々的にとりあげるマスコミが、
この問題をあまりとりあげないのは、
とても不思議。

法律は5年前にできてしまっているが、
「中古を含む」という解釈が出てきたのは、
昨年の11月なのだとか。
あまりにもいい加減。

裏技として、売買ではなく、
レンタルして、無償譲渡すれば
大丈夫らしい。
買うと危険で、レンタルだと安全という
わけではないのに。

HDV

朝と午後に撮影。
iPodで聞くCaravanに少し救われる。
聞き流せるけど、なんか沁みる。

SONYが新しいHDVカメラを発表した。
かなり軽く小さくなっているようだ。
一度HDVを使うと、DVは使えない。
編集はまだかなり辛いが。

面白いのは4倍のハイスピード撮影が可能ということ。
すると、理論的には1080/60Pの撮影が
十分に可能なのではないか。
コンピュータではインターレースは使いにくい。
エフェクトではなく、画質の方向で
技術を使ってくれるといいのだけど。
しかし、4倍のデータ量はありえないので、
圧縮率を高めてしまっているのかもしれない。

おそらく、今年中にはハードディスク搭載の
HDVビデオカメラがでるのではないかと思う。
データ量的にも、使い勝手の面でも、
テープメディアはもう終わりだろう。

オリンパス E-330、作例を見る限り
かなり画質がよい。

電気用品安全法(PSE法)に対する署名

日本シンセサイザープログラマー協会のサイトで
坂本龍一氏、高中正義氏、松武秀樹氏などが発起人となり
電気用品安全法(PSE法)に対する署名
を始めている。
http://www.jspa.gr.jp/pse/
あまり、署名なんかしないのだが、
今回ばかりは署名した。

ACアダプタを使っている製品は
ACアダプタだけが対象になるらしいが、
アンプなどは ACアダプタなわけがない。
音関係は電源が変わると
音が変わってしまう。

モノを大切にしようという時代に、
なぜこんな法律がこっそり作られたのか。
資産となっているさまざまな機器も
中古で売買できないために、
資産価値がなくなってしまうらしい。
工作機械や厨房機器なども含むので、
困るのは音楽業界だけではない。
シールがないとだめ、ということは
シールを発行するところが儲かる構造な訳で、
明らかにどこかの利権に絡んでいる。
ここを掘り起こせば、
色々出てきそう。

輸入版問題の時も同様だったが、
関係者のほとんどが知らないうちに
法律が作られてしまうというのは、
システムとして明らかに欠陥だろう。
法律を作る手続き自体を
見直す必要があると思う。

未来からのメール

朝日名人会で落語。
権太楼が爆笑系の「幾代餅」を熱演。
客の年齢層がとても高い。

ここ1週間くらい、
パソコンの日付がずれていた。
メールの送信日もずれてしまっている。
未来からメールを送ってしまった。
メールボックスの順番がごちゃごちゃになり
ややこしい。

コンパクトカメラ

コンパクトカメラがほしいと思い始めているのだが、
春なので、製品の切り替わる時期のようだ。
リコーのCaplio R3が、
28mmからの光学7.1倍ズームで、
手ぶれ補正付きで、軽くて
スペック的には完璧だが、
先日見てみたら、
液晶モニタがひどすぎる。
やはり見てみないとわからないものだ。

最近は、レンズが広角になってきているのは
いい傾向だ。
広角・ワイド画面・手ぶれ補正と
写真としての面白さを一番追求しているのが
家電系のパナソニックというのは、
面白い現象。
キヤノンには、そろそろコンパクトにも
力を入れてほしいところなのだが。

言葉は、気持ちを伝えるには
あまりにも非力だと実感する。

久しぶり

古い友人に久しぶりに会う。
いろんなことがあっても、
なんとか生きていけるものなのだな
と思ったり。

いろんな偶然と、いろんな必然の網の目の上を
ぼくらはこれからも
ユラユラと歩いていくのだろう。

BENT FABRIC 

AmazonでCDをまとめて注文したものが届く。

BENT FABRIC 「Jukubox」
久しぶりに発売日に予約購入。
やはりタイトル曲が一番よいが、
全体的に楽しい曲ばかりで、
流して聞ける。
PVも楽しい。

Caravan 「Raw Life Music」
YUKIに提供したハミングバードが入っている。
和製JackJohnsonとも言われるが、
これも、出来の悪い曲がない。

Nakatsuka Takeshi 「Laughin’」
J-waveのはなちゃんの番組でよくかかる
What’s your name?など。

takagi masakatsu 「COIEDA」
映像はコンピュータで遊んでみましたという感じだが、
girlsだけは、心に沁みる。

シンセが売れない

電気用品安全法というのは、
とんでもない法律のようだ。
安全確認済みを示す「PSEマーク」のない電化製品は
売ることができない。
古い電化製品を売ることができないのだ。

問題は、この「電化製品」の範囲で、
家電は、それほど古いものは使わないだろうけど、
シンセなんかも含んでしまう。
昔のムーグやプロフェット5、
古いフェンダーのアンプなどもお店では売れない。
純粋な個人間取引でしか入手できなくなるというのだ。
オークションとかでも、ある程度の数を売ると
摘発の可能性があるという。

シンセは最近はソフトシンセがはやりとはいえ、
馬鹿げた法律を作ったものだ。

gooogle

googleがトリノオリンピック用のデザインになっている。
gooogleというドメインもgoogleが持っているのか。
タイプミスにも対応している。

トリノ開会式&アメリカ戦

トリノオリンピックの開会式。
ウィンタースポーツにはあまり関心がないが、
開会式はちょっと興味がある。
アルベールビルとサラエボがよかった。

以下、印象の羅列。
炎のスケーターはなかなかかっこいい。
お尻が焦げないか心配。

F1マシンに乗っていたのは
イタリア人だと、フィジケラ?

いきなりオノ・ヨーコ登場。
ピーター・ガブリエルの「イマジン」は
素人のカラオケ以下。

聖火の火が後ろについていて、
帽子が燃えるんじゃないかと心配した。

聖火の点灯は派手だが、
単に同時に火がついただけという感じ。
アテネから繋いできた火が
点火されるというイメージではない。

パバロッティの歌の途中で、中継終了。
それはないだろう。

サッカー、日本対アメリカ戦。
前半、完全に支配される。
レギュラー組は紅白戦でもサブ組に完敗していたという。
その通りの結果になっただけのことだろう。
事実から目をそらしていた監督が悪い。
練習でいくら悪いプレーをしても
一人もレギュラーが変わらないというのは妙な話で、
競争がまったくないし、問題点を見ていないということ。
ジーコが口を出さないサブ組は、むしろ幸せだったのか?
メンバーからいって、オシム的なサッカーをしていたのかも。

サッカーの場合、
いくらボールを持てばうまくても
走れなければボールに触ることもできない。
ボールのこない時に走らないFWは不要だ。

相手のモチベーションも選手も違うので、
いちがいに比較はできないが、
長谷部・阿部・巻・佐藤は
面白いサッカーを目指していたのを感じる。
次のフィンランド戦の前半で、
長谷部や阿部が中盤で、
フィジカルで負けないか見てみたい気がする。
(後半では意味がない)
ここがターニングポイントになればよいが、
このまま行けば、Wカップはまったく期待できないだろう。

というわけで、結構テレビを見てしまった。
仕事しなくては。
今日は、祝日だったのか。
全く気づかなかった。

百科事典

ホリエモンが差し入れに百科事典を要求したと
報道されていた。
報道する側の意図としては
「変なやつだ」ということを強調したいための
悪意を含んだ報道のように感じるが、
そんな意図とは裏腹に、
ちょっといい話だなと思う。
なんだか、とてもわかる気がする。

百科事典は
感動したり、考えたりすることを要求しない。
ただ、純粋に淡々と情報・知識だけがある。
単に子供の頃よく読んでいたからというだけでなく、
百科事典をめくっていると、
無心になれるのではないか。
「考えないための本」として。

確かに子供の頃、百科事典を読みこむことってあった。
今でもWikipediaとか読み始めると、
結構はまるし。
ホリエモンはどこの百科事典を希望したのだろう?

gmailのスパムメールの判断は優秀だったのだが、
突然、必要なメールをいくつか
スパムと判断するようになった。
なぜだろう。
かなり困る。

そういえば、先日ホテルの朝食で、
スパムをはじめて食べた。
うまくも、まずくもなかった。

晩白柚を食べる

晩白柚を食べる
ハンニバル状態の晩白柚さま。

晩白柚を食べる

晩白柚の説明書には、
食べ頃は「香りが部屋中に広がるようになったら」
だというが、どうもそこまでにはならない。
ついに、食べることにする。
味は、特別にうまいというわけではないが、
普通においしい。

グラミー賞はベストソングとベストアルバムがU2。
保守的というか、U2はもういい。
音の質感はしっかりしているが、
重くて、偉そうなだけじゃないか。
時代をまるで反映していない。
ポール・マッカートニーやスプリングスティーンが
ライブ演奏したらしい。

入れ物

昔、「CD-ROM=マルチメディア」みたいに言われた頃、
どこかで聞きかじった知識で、
「CD-ROMには映像が一時間以上入るんでしょう」
などと言われることがよくあった。
そんな時は、
価値のあるものなら、一行の言葉でも、
一つの数式でも、一枚の画像でも価値はあるし、
くだらない映像が何時間入っていても
価値はないのだといったものだが、
あまり理解はされなかったように思う。

みんなが情報の入れ物についてばかり語っている。
メディア論というのは、結局のところ、
そうなってしまう。
でも、本当に重要なのは、
いつでも、「何を語るか」でしかない。
一つの言葉に、何を込めることができるか、
語るべき何かを持っているか。
その部分を抜きにして、
入れ物についてばかり語っても、何も生まれない。

ホットチョコレート

夜、雪が降ったようだ。
少し風邪っぽい。
暖かくなるという予報だったが、
とても寒い。
仕事場に行きたくなくなる。

RIP SLIMEのホットチョコレートのPV、
チョコで作ったコマ撮りアニメが、
とてもかわいらしい。
音楽も、軽く乾いた明るいラップで
アメリカのラップにはあまりない
オリジナルな形ができつつあるように思う。
黒人のラップが油絵的ラップなら、
日本人のラップは水彩ラップというか、
平面的な浮世絵ラップなのかな。

J-Wave、グルーブライン
2時間ほど、8月1日と言い続ける。
発想が面白い。

雪で作ったやわらか戦車に感動!

忘れ物

朝まで仕事をしてから、
横浜にいくが、
一眼レフのバッテリーを忘れる。
念のため充電しておこうかと思って、
入れるのを忘れたのだ。
なんとも間抜け。

ランドマークタワーより

ランドマークタワーからの景色は、
なかなか素晴らしい。
日常を離れた感じで、
タワーライフも悪くないかなと思う。
久しぶりにゆったりとした
気分になる。

Strange Fruitというグループが
Queen’s Squareの広場で
パフォーマンスをしていた。
棒の上に人が乗って(くくりつけて?)
音楽にあわせてゆらゆらと揺れる。
言葉にすると、なんだかわからないが、
とてもよかった。