毎年恒例の今年の関心リスト。ライブでは、5月25日にミッドタウンの広場で行なわれたCaravan&ユザーンのフリーライブ。アウトドア用品のイベントだったので、ランタンの灯りにともされて、とても素敵な雰囲気だった。音楽そのものもよかったのに加えて、いろんな人がふらっと集まって音楽を聞くというフリーライブならではの感じが気持ちよく感じた。
石橋楽器渋谷店で、至近距離で見たキャンディ・ダルファーは、貴重な体験だった。あとは、7月31日のビルボードライブのダニエル・ラノアとか。
今年はInterFMの「Barakan Morning」を聴くようになったことが大きい。「Barakan Beat」が朝の「Barakan Morning」になって聴けなくなるかと思ったら、結局、朝起きれるようになって、ほとんど聴いた。
アルバムジャケットの一番は文句なしにTedeschi Trucks Band『Made Up Mind』。音も悪くないけど、前作のほうが好み。
Tedeschi Trucks Band『Made Up Mind』
John Scofield『Uberjam Deux』はジャムバンドの方向ということで期待したんだけど、期待したほどではなかったというか。『A GO GO』が一番好き。でも、旧作を含めて、今年一番聴いたのは、Tedeschi Trucks BandとJohn Scofield。
このあたりの方向として、ちょっと面白かったのは、The New Mastersounds
『Out on the Faultline』とKerbside Collection『mind the curb』かな。
The New Mastersounds『Out on the Faultline』
Kerbside Collection『mind the curb』
ボーカルものとしては、やはりNataly Dawnははずせない。この空気感が素晴らしい。映像も含めて、本当に好き。
Nataly Dawn covers Coldplay with Ryan Lerman!!!
この流れでは、Predawnの自然な感じにひかれた。あとは、Gabriel Aplin。
Predawn『A Golden Wheel』
Predawn『Keep Silence』-YouTube
Gabriel Aplin『English Rain』
Gabriel Aplin『Panic Cord』-YouTube
日本の曲では、ドラマ『泣くな、はらちゃん』の「私の世界」が、歌詞が素晴らしすぎた。日本の曲ではナンバー1。
今年の一つの流れとしては、アコースティック系の盛り上がりだと思う。Mumford & SonsとThe Lumineersの音は気持ちよかった。Billie Joe Armstrong & Norah Jonesもこの流れに入れていいのかな。あと編成の面白いLake Street Dive。
Mumford & Sons『Babel』
Mumford & Sons『I Will Wait』-YouTube
The Lumineers『Lumineers』
The Lumineers『Ho Hey』-YouTube
Billie Joe Armstrong & Norah Jones 『foreverly』
Billie Joe Armstrong & Norah Jones 『Long Time Gone』-YouTube
Lake Street Dive『Clear A Space』-YouTube
ヒットチャート系では、Robin Thicke ft. T.I., Pharrell『Blurred Lines』は、なんていうこともないのに、一瞬聴いただけで、これは売れるよなあと思わされてしまう。
Robin Thicke『Blurred Lines』
Robin Thicke ft. T.I., Pharrell『Blurred Lines』-YouTube
Macklemore & Ryan Lewis『Thrift Shop』は、サンプリングの使い方が絶妙に悪趣味で、センスいい。
Macklemore & Ryan Lewis『Heist』
Macklemore & Ryan Lewis『Thrift Shop』-YouTube
Robert Glasper Experimentは、ジャズの進んでいく方向性を感じた。
Robert Glasper Experiment『Black Radio 2』
Lordeは、音楽よりも顔にインパクトを感じてしまう。久しぶりに現れた、狂気を感じる。レディ・ガガみたいな偽物ではなく。やばい感じがする。音楽はそれほど好きではないけど。
Lorde『Pure Heroine』
Lorde『Royals』-YouTube
大学の帰りに八王子のタワーレコードによく立ち寄るようになって、視聴したりもしていたけど、Booker TやBuddy Guy、Rod Stewartの新作もよかった。お達者な感じ。特にRod Stewart、意外なほどいい。ポールはまあまあかな。Vampire Weekend『Modern Vampires of the City』は捨て曲なし、アルバム全体として驚くほどの出来の良さを感じた。
Vampire Weekend『Modern Vampires of the City』
■ドラマ
『あまちゃん』と『泣くな、はらちゃん』はよかった。一番多く聴いた曲はあまちゃんのテーマかも。かつてのクドカン好きとしては、最近のクドカンにはあまり魅力を感じていなかったのだけど、突然、奇跡的な傑作が生まれたような気がする。
■美術展
gggで開かれた「Jan Tschichold ヤン・チヒョルト展」
ニュー・タイポグラフィー以前の作品を見ることができたのがよかった。
高校生の頃、毎年、自分のベスト10をつけていたのだけど、ブログでは2004年から(2008年を除く)、順位はつけていないけれど、関心をもった曲などをリストアップしていた。