ワールドカップ、カメルーン戦

本番で勝っちゃったら文句はないのだけど、
勝ったという以上に、
面白いサッカーをしている時間があったというのが、
楽しかった。
ジョホールバルと同じように、
この前の韓国戦が時代の変わり目だったのか。
結果的に、明るいポジティブな選手が中心になったのが
よかったのかもしれない。
やっぱり、サイドは下がっちゃうのではなくて、
前に進める選手じゃないと面白くない。

はじめは少し眠くなっちゃったけど、
前半30分すぎから
後半の松井が交代するまでは、
本当に久しぶりに面白いサッカーをしていた。
松井は自信をもってボールをもっているのが伝わってきて、
ボールをとられる気はしなかったんじゃないかな。
おしゃれなフェイントをたくさん見せてくれた。

チーム全体としても、
最後の15分以外は、楽しんでプレーしているのが
表情や、プレーから感じられたけど、
松井がいなくなって、前でキープできなくなったら、
危険なシーンの連続になってしまった。
松井はフランスでも、途中交代が多いようだけど、
今日の調子なら、もうすこし引っ張ってもよかったような気がする。

本田は、今日はむしろチームプレーに徹していたなあ。
身体を張って、耐え続けた。
そして、そのご褒美なのか、
結果的においしいところをもっていくのが
本田らしい。

でも、予想以上にカメルーンの状態が悪かったのも事実。
オランダ、デンマークは大人のサッカーだなあという感じだったが、
こちらも、それほど調子はあがっていないみたい。
カメルーンが、デンマークに勝っちゃったりすると、
面白くなってくるんだけど。