忌野清志郎のお葬式に、
4万人以上の人が集まったらしい。
忌野清志郎は、日本のロック史上、
最高のヴォーカリストの一人だと思う。
亡くなってしまったのは、とてもさみしい。
でも、清志郎が亡くなって、
いきなり「清志郎が好きだった」という人たちが多いのには
少し違和感を感じてしまう。
生きている時に、ライブにいってたのかな?
CDすら買ってない人もいるんじゃないかな。
葬式に行くくらいなら、
生きているうちに見ればいいのにと思う。
テレビのなかの清志郎のイメージなんて
そんなのは信用するなって、清志郎は言うんじゃないかな。
権威が作りだしたものを信じるよりも、
身近な人を見つめる方が大切だって、
「愛しあってるかい?」って
そういうメッセージじゃなかったのかな。
そのほうが、ずっとむずかしい。
反逆者は、成功すると権威者になってしまう。
本人が望まなくても、そういう目で見られてしまう。
そうならないこと、そういう目で見ないことは
とてもむずかしい。
ストーンズにも、スプリングスティーンにも、
お腹に贅肉をつけない以上にむずかしい。
雑誌「ぴあ」の確か10周年のときに
創刊号の縮刷版が着いていて、
RCサクセションが出ていた記憶がある。
その頃は、ぴあもRCサクセションも
インディーズだったんだよな。