本を作るということ

昨日の症状は好転せず、
一日寝る。
何も食べれない。

起きると、J-Waveで環境関連の特番。
環境関連の書籍を出している人が、
うちは一ヶ月にサッカーボール1個分しか
ゴミを出さないといっている。
それはすごい。

しかし、書籍を出すということになると
校正は、著者が見るのは1部でも、
編集者やデザイナーの間では、
少なくとも10冊分以上はプリントする。
製本するためには、
最低でも発行部数を数%は上回る枚数の印刷を行い、
残りは捨てる。
売れ残れば、断裁されて廃棄される。
スーパーのレジ袋とかのレベルとは桁違いの紙が消費され、
また、読まれることもなく廃棄されるものもある。
電車や飛行機は、自分が乗らなくても動いているけど、
本は、著者が書かなければ、印刷はされない。
その結果として、収入を得ているわけだ。
本を出すのは、悪いことじゃない。
いい本なら、出せばいいと思う。
ぼくも書いているし。
でも、本を作るということはそういうことだ
ということに目を背けてはいけない。
特に、環境に対してものをいうのなら。
知っていてなのか、気づいていないのか、
そういう部分に全部ふたをして、
自分はエコな生活をしていますというのは、
ちょっと違うのではないか、
と気持悪くて、ぼんやりしながら思った。