Puffy, Hits and Fans

昨年出たアルバムがよかったので、
Puffyのライブに行ってみた。
最初から、最後まで、ものすごくロックで、
素晴らしいスピード感。
特に、ドラムのタイム感がいい意味でむちゃくちゃ。
フィルのあとで、どんどん加速してしまう。
意図的に加速させるところもあったと思うが、
不規則な加速の仕方や、急な減速をみると、
意図的ではない部分もあったと思う。
通常、ドラムはタイムキープを要求されるので、
プロで、ここまでいい加減なのは珍しい。
ベースもかなり走っていた。
でも、ライブは人間が演奏することに意義があり、
テンポが揺れるのはむしろ当たり前だし、
それが、この圧倒的なスピード感につながっていた。
その選択は間違いではないと思う。
演奏面では、素晴らしいライブだった。

意外だったのは、
男一人で見に来ている人が結構いたこと。
何曲か振りがついている曲があって、
みんなで踊ったりしている。
音楽の雰囲気と少しギャップのある
アイドルチックなノリが残っていたりした。

Avril Lavigne, KT Tunstall, Pinkなど
世界的に女声のロックが人気になっているようだ。
ヒップホップが主流になっている音楽界のなかで、
ロックも聞きたいけれど、
男の声では、今の時代には暑苦しい、
ということなのではないかと思う。