日刊スポーツのサイトに、
記者が書いているというブログがあり、
すべてのページの最後には、
「 すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。」
と書かれている。
ブログのフォーマットデザインのなかには
どう見ても素材集の写真を使ったようなものがあるし、
エントリーのなかには、
出典を明示しない画像も張り込まれている。
というか、なんとディズニーの画像まである。
エントリーの内容に、それほど必要とも思えないのに、
少し画面をにぎやかにするために
という感じで、イラスト的に貼ってある。
素人ならともかく、記者といえば、一応はプロだろう。
自分の著作権を主張するまえに、
まず、他人の権利を守るべき。
素材集の画像は、
一定の条件のもとでの使用権を買っているわけだが、
それを使った人に「著作権が帰属する」わけではない。
「著作の使用権を確保してあります」とは言えても、
「自分のもの」といっていいものではない。
エントリーのなかで、
どこかから持ってきた画像を貼ることもあるだろう。
本来はリンクを貼ればよいことなので、
それ自体よいことではないのだけど。
少なくとも、出典は明示するべきで、
出版等に関わる人間にとっては基本だ。
ぼくは、著作権に関しては、
「より豊かな文化が育まれるように」
という点を重視して運用するべきと思っている。
そのためには、
そこから利益を生み出しているプロはともかく、
個人のブログを書いている人などには
「ちょっとユルメ」くらいの許容範囲は
あってもよいと思っている。
でも、これはちょっとひどい。
ネットで個人店舗でお洋服のお買い物をするときに
ときおり目にする、著作権に関する異常なまでの注意書き。
これははっきり言って、買う気が失せます。
だってもし、そのお洋服を着た写真をブログ載せただけで
苦情がきそうだし、怨念こもってそうで、イヤ。
著作権って権利じゃなくてマナーだと思う。
うつくしく守りたいよね。