ジーコは、いつも小さなデジカメで
写真を撮っているのだが、
ふと見ると、液晶がこちらに見えている。
なんと、撮っている被写体は
自分自身なのだ。
ドイツ・カールスルーエの連邦裁判所は
ドイツ語の「サッカー・ワールドカップ(W杯)2006」は
一般用語と認定して、商標にすべきでないと判断し、
公式スポンサーに独占的使用を認めていたFIFAの主張を
退けたそうだ。
W杯に関連した宣伝文句を使った製菓会社の担当者は
「FIFAの主張は、
バチカンがイースターやクリスマスを
商標だと主張するようなものだ」
と述べたとのこと。
こういう流れは、もっと広がるべき。
FIFAはワールドカップに関連する
約850の表現を商標登録しているらしい。
なんとも強欲な。
言葉狩りだ。
図書館で見かけた「ワールドカップを読む」のなかで
FIFAやIOCなんてマフィアの集まりみたいなもの
と言い切っていた。
まさにその通りだろうな。
それに比べて日本のサッカー協会は、
代理店なんかとの関係はあるだろうが、
きちんとビジョンを語れているという意味でも、
かなりクリーンといえるのではないかな。
その分、甘いともいえるのだけど、
それはそれでいいじゃないかという気もする。
世界で勝てなくても、
クリーンで、見ていて楽しいサッカーというのも
ひとつのあり方なのでは。
「ワールドカップを読む」は
日韓ワールドカップの直前にでているのだが、
韓国戦の誤審を予言していたり、
今読むと、結構面白い。