神奈川県立近代美術館葉山館で開かれている
シュバンクマイエル展が6日までなので、
いくことにする。
池袋から逗子まで
乗り換えなしでいけるようになっていたとは
知らなかった。
逗子まで1時間程度でとても楽。
逗子からバスで20分程度で美術館。
海が静かで、とても美しい。
到着してすでに空腹ぎみだったので、
レストランのテラスで食事。
視界がすべて海という感じで、
適度に暖かく気持ちいい。
シュヴァンクマイエル展は、
夫妻の作品の展示。
奥さんはこの展覧会の会期中に
亡くなられたとのこと。
「オサネーテク」は、奥さんの絵本が
もとになっているらしい。
映像とオブジェ、絵画など。
オブジェは、昔の「人魚の剥製」みたい。
奥さんは10月20日に亡くなられたとのこと。
人間の痛みや恐怖症的な部分を刺激するというのは、
表現のアイディアとは陳腐といえ、
マシュー・バーニーとの共通点も感じるのだが、
これだけ貫き通して、独自の世界を作り上げていれば
面白く見ることができる。
あまり高く評価するべきものではないが、
このくらい評価する人がいるのは妥当だと思うし、
感覚としてはとても好きだ。
一時期DVDを集めていたのだが、
また見直してみよう。
午後になると、会期終了に近いせいもあるのか、
かなり多くの人が来ていた。
美術館は御用邸の並びにあり、
美術館の前には一色海岸が広がっている。
人の多くない秋の砂浜は
ゆったりとした空気が流れている。
美術館の展示とのギャップが大きい。
海の水はかなり冷たいのだが、
外国人が一人泳いでいた。
こんなところに美術館を作ってしまうことには
批判もあるかもしれないが、
リゾートマンションとかでなく
美術館でよかったともいえるのかもしれない。
東京からこの距離で、
この環境は守るのは、なかなか大変だろう。
展示の企画も個性的で、
美術館の人も親切。
某M美術館と違って、
当然、何度も出入りすることができるので、
休んだり、海を見たりしながら、
ゆっくり見ることができる。
また来たいと思う。
その後、北鎌倉で途中下車して、
散歩しながら鶴が岡八幡宮にお参りし、
横浜中華街に食事にいく。
中華街の食材店でジャスミン茶などを購入し、
麺類のおいしい店を聞くと
「雲龍」を進められる。
7月にいった人気店の前にある
普通の小さな中華屋さん。
スープがさっぱりしていて、
麺が香港麺ぽい感じ。
好きな味。
ザーサイがおいしかったので、
お店の人にいうと、
お土産にと持たせてくれた。
地味だけど、味も人もいい店。
久しぶりに盛りだくさんの休日。
雲龍(うんりゅう):横浜市中区山下町132
パイクーがおいしいので麺でもご飯でもおすすめです。
ビールを頼むとついてくるザー菜も美味。
山下町公園(中華街の端にある小さい公園)の近くです。
中華街は高いと思っている人に、ぜひ行って欲しいリーズナブルでおいしい中華屋さんです。