成増

成増にいく。
家から地下鉄で10分もかからない。
駅の周りはロータリーがあって、
地方都市的な雰囲気。
駅を降りてしばらくは住宅地だったが、
板橋区立美術館に近づくと、
信じられないほど田舎になる。
山があり、森があり、
ちょっと荒れた空き地もある。
かなり本格的に田舎だ。
家も、明らかに農家だったというような構えの家が、
普通に、珍しくなく残っている。
郷土資料館には、古民家があり、
風が吹き抜けて気持ちがいい。
郷土資料館には「昔の」農家を展示しているのだが、
そこから周囲の家を見ても、違和感がない。

公園を抜けて板橋区立美術館に行くと、
開かれていた南画の展示は作品の質が高く、
解説も面白い。
林十江のうなぎやとんぼなどの絵が力強くて
印象に残る。

東京大仏は4時でしまってしまったので、
遠くから眺めて、地下鉄赤塚へ向かうと、
(営団赤塚は地下鉄赤塚という駅名になっていたのか)
卒塔婆をもって歩いている人が何人もいる。
不思議に思っていると、
松月院というお寺で配っていた。
何かの行事らしい。

美術館の絵もよかったのだが、
周囲の環境のインパクトが強すぎた。
森林浴したような気分になる。
ちょっとリフレッシュ。