イチゴのへた取り器

メモリーが届いたが、1枚調子が悪いようだ。
ショップに問い合わせる。

夕方、台風のなか、神田山陽さんの講談を聞きにいく。
怪談の予定を変更して、「台所のいらないものボックス」の話。
イチゴのへた取り器やチーズカッターたちの会話。
山陽さんらしくて楽しい。

山陽さんは、開場してからずっと
前売り券を買った人のために
チケット売り場にいた。
自分の高座が終わると、
すぐに着替えてお客さんと話している。
自然体でお客さんと接するという形で、
お客さんをとても大切にしている。

「こんな天気のなか来ていただいて、
楽屋ではみんな感謝しています」
という人がいたけれど、
それなら、出てきて
直接「ありがとう」と言えばよいだろう。
楽屋から出てこない芸人さんも多い中で、
山陽さんはえらいと思う。

台風が心配だったが、
雨の弱まったときに出かけて、
帰りはもう通り過ぎていたので、
結局、ほとんど濡れなかった。

ノーベル平和賞受賞者のケニアの副環境相が
日本語の「もったいない」を気に入ったことから
伊藤忠が「もったいない」ブランドの商品をつくるらしい。
収益の一部は植林運動に寄付されるらしいが、
本来なくてもいい商品を作るのは、
それこそ「もったいない」のではないか。
売れ残りを処分して、ごっそりと捨てられたりして。
そもそも、動物はもったいないなんて言わない。
食べたいだけ食べて残す。
環境をビジネスにするのって
一見、正しそうに見えるけど
あまり好きになれない。