学術的

色々な考え方のある事柄を、
無理やり決め付けてしまうことは、
「学術的」でもなんでもない。

高校までの勉強は、
「一般的に、ほぼ事実と認識されていることがら」を覚えることが多いが、
大学からの勉強は、事実かどうかは判断できないことも含めて
その考え方のプロセスを学ぶことに意味がある。
「教科書」を暗記しても意味はない。
ましてデザインにおいて、
「これが正しい」と言い切ったり、
えらそうな文体にすることがよいとは思えない。
一見「学術的」っぽい感じがしたとしても、
むしろ、ほんとうの学問とは対極にある態度だといえるだろう。

某書籍の制作工程にて、大きな疑問。