よっちゃんが赤ちゃんの時はね

病院から退院する祖母に会いにいく。
お守りをやっと渡せた。
よろこんでくれてうれしい。

しかし、親戚と会うと
なぜ生まれた時にまで、話がさかのぼってしまうのだろう。
僕が覚えているわけではないのに。
寝ている横で服のボタンをするだけで起きてしまう
神経質な赤ん坊だったらしい。

祖母を伯父の家に送る。
伯父の家はバリアフリーで、
廊下もトイレも風呂も広い。
たしかにこれくらいでないと
車椅子では動けない。
段差がなくても、トイレ内にスペースがなければ
トイレに車椅子で行くことはできない。
よくあるバリアフリーのマンションなどには
かなり無理があることがわかる。