文化村のオードリー・ヘップバーン展にいく。
文化村の展示史上、最低最悪の会場構成。
会場内にカプセルと呼んでいるらしい
ボックス状のスペースに
テーマごとに展示しているのだが、
ボックスが小さくて、なかなか入れず、
待たなければならない。
しかも待っているので、ゆっくりも見れない。
そのおかげで、入場制限もしていた。
また、ボックスの周りは
単なる薄暗いデッドスペースで、
見た目にもきれいではない。
ボックスの入り口の上部には、
むき出しの棒があったり、
作りもきれいではない。
ボックスの外からは、中があまり見えないように、
曇りガラスになっていたりする部分もあり、
待っている間は何も見れなかったりする。
ボックス内は狭く、
50センチ以下の通路すらあり、
人がここで滞ってしまう。
その上、足元にまで作品が展示されているが、
それをしゃがんで見る時間的・空間的余裕はない。
悪い部分を全部指摘すれば、
一冊本書けそうなくらいにひどい展示だった。
おそらく「カプセル」というコンセプトが
先行してしまったのだろう。
「見せる」という一番重要なことを考えていない。
こういうことはよくあることで、
ものづくりに関わる人間としては、
自分も気をつけねばと思うのだが。
会場構成は誰かと思って図録を確認したが
出ていなかった。
文化村の会場構成はいつもとてもよく、
たとえ作品は悪くても、会場構成だけは感心するのだが。
今回は何か事情があったのかもしれない。
上のギャラリーで舟越桂があり、
閉まりかけていたところを見せてもらった。
版画作品も彫刻と同じ個性が貫かれていて
面白い。
ねぎしで牛タンとシチューを食べて帰る。