2014年の関心リスト

毎年恒例の今年の関心リスト。

まず、ライブ。Steve Gardnerさんを何度も見に行った。音楽としても魅力的だが、いつも大歓迎してくれて、心があたたまる。特にWashboad Chazとの共演の時が良かった。写真は外国人記者クラブでのライブ。
外国人記者クラブでのSteve Gardner

Sweet Jazz Trioは2回目。透明感のある音に、あらためて感動。
Sweet Jazz Trio
Sweet Jazz Trio

Yonrico Scott Bandの力強さに圧倒される。
Yonrico Scott Band

G.Love & Special Sauce、恵比寿リキッドルーム。なんだか、いつも雨な印象。やっぱり、オリジナル・メンバーがいいなあと感じた。
G.Love & Special Sauce

Rodney Branigan、ギター弾きながらのパーカッションなど、テクニックも面白いのだけど、アクロバティックな部分をのぞいても、音楽的にいい。あまりにもピュアな人柄に、心配になってしまう。
Rodney Branigan

Arvvasは、刺激を受けた。Steinar Raknesのベースとボーカルは、それだけで十分にいい。しかし、そこにSaraのヨイクがはいると、まったく別の世界に連れて行ってくれる。
Arvvas、Steinar Raknesのベース

そして、今年最後に見たグローブ座でのCaravanのライブが素晴らしかった。一人ゆえの自由な雰囲気がよかったし、声の調子や音の響きもよかった。
Caravan

今年一番よく聴いたのは、
Ben Harper『Both Sides of the Gun』アラビックな「Better Way」が特にお気に入りだった。

そのほかには、
Curly Giraffe『Thank You For Being A Friend』

Roland Kirk『Volunteered Slavery』

Joe Pass『Intercontinental 』はアナログで。

あと、Lou Reed。

新譜で、気になったもの

今年のジャケット・デザインではこれ。
Mark Nevin『Beautiful Guitars』

John Scofieldも新譜を出していました。
Medeski,Scofield,Maritn & Wood『Juice』

Gregory Porter『Liquid Spirit』は、ジャズ・ボーカルはあまり聴かないのに、これはいいと思った。

Karen Souza『Essentials 2』、こういうカバーアルバムは安っぽくなりがちだけど、ぎりぎりのところでバランスをとっている。前作『Essentials』もいい。

Takuya Kuroda『Rising Son』ロバート・グラスパー以降のジャズが面白い方向にいっている感じ。

類家心平『4 AM』

G.Love & Special Sauce『Sugar』ひさしぶりのオリジナル・メンバーでのG.Love & Special Sauce。

MONSTER大陸『進撃』、勢いを感じた。G.Love & Special Sauce「STEPPING STONES」のカバーも。

Drop’s『さらば青春』、年末に聴いて衝撃。70年代の香り。

The Temperance Movement『Midnight Black』

白山の映画館という喫茶店で、瀬川昌久さんのジャズ史講座。20年代のルイ・アームストロングとその影響など。

InterFM Jazz ConversationとBarakan Beatが終わってしまった。世界的な傾向としては、Jazzは面白くなってきていると思うのだけど。

Charli XCX『Boom Clap』は80年代の香りがして面白い。PVに東京バージョンもあるのか。

アメリカチャートを見ていると、Pharrell Williams『HAPPY』やTaylor Swift『Shake it off』も明るくていい曲だし、Jessie J, Ariana Grande and Nicki Minaj『Bang Bang』も良いバランスのごちゃまぜ感。売上は落ちているとはいえ、ポップなものばかりではなく、かなり挑戦的な音作りのものがチャートの上位に並んでくる状況はとても面白い。今の日本の状況を見ると、唖然としてしまう。

美術展・展示では、赤瀬川原平さんの2つ。
千葉市美術館の「赤瀬川原平の芸術原論展」

町田市民文学館の「尾辻克彦x赤瀬川原平 文学館と美術の多面体展」。

世田谷美術館の「松本瑠樹コレクション ユートピアを求めて ポスターに見るロシア・アヴァンギャルドとソヴィエト・モダニズム」

スパイラルのシチズンの展示。インスタレーション的なものとしてはトップレベルによかった。

アートブックフェアは、まだまだ紙の文化は元気だなと感じさせてくれた。

白金の小さなギャラリーで開かれたエミル・ルーダー展 ブログの記事はこちら

あと、楽器フェア。今年はあまり楽器に触れなかったのだけど、ここで色々な楽器に触れたのは楽しかった。隔年で開催だけど、毎年開催にしてほしいくらい。