日本語の統一されたフォント環境

モリサワと大日本スクリーンが提携して、
MORISAWA PASSPORTに
ヒラギノフォントが含まれるようになる
というのを歓迎する人もいろようだけど、
むしろ悲しいニュースだと思う。

何度も書いているのだけど、
ヒラギノには
マイクロソフトとこそ提携すべき。
Appleと提携できるのだから、
無理な話ではないはず。

主要OSで、一般的なユーザーが
何も買い足したりせずに
同じフォントで表示できるという
統一されたフォント環境が、
そろそろできるべきでしょう。
字間なども含めて、
同じ指定で基本的に同じように表示できる
ということが大切。
いつまでも画像にしているなんていうのは、
情報としての損失は計り知れないし、
統一されたフォント環境がなければ、
美しい日本語のWebページなんてできない。
OpenTypeの意味がないし。
メイリオの恐ろしいこと。
(メイリオに賞なんかあげたのは誰だ)
IEにヒラギノをつけるとか、
それくらいやってもいいと思う。
情報環境のベースを担っているMSの責任として、
大日本スクリーンが損にならないくらいの
オファーはしてもいいんじゃないか。
あのWindowsの画面でも、
多少は美しく見えるようになるだろう。

今、映像を見ていると、でてくるのはほとんどMac。
クリエイターでMac以外という人は
あんまり見ない。
でも、情報は人に伝わって初めて意味がある。
パソコンを端末とした情報環境を俯瞰すれば、
やはりWindowsなわけで、
ここで美しく見えるということがなければ、
クリエイターのパソコン上で美しく見えたって
ただの自己満足だ。