作っていた眼鏡を受け取る。
眼鏡を作り替えたのはひさしぶりなので、
コンピュータによって、
レンズの設計、特に非球面レンズの設計が
飛躍的に進んだと聞いたことがあるが、
この間のレンズの進化はすごい。
度はまったく同じにしたはずなのに、
隅々までクリアで、見える世界が違う。
しかし、これだけ進んでいるはずなのに、
一眼レフの単焦点レンズのラインアップが
あまり変わらないのはなぜだろう。
ボルゲーゼ美術展
ラファエロの「一角獣を抱く貴婦人」は、
絵自体というより、
19世紀には一角獣がいない別の絵とされていた
という、修復にまつわる経緯が面白い。
絵としては、カラヴァッジョの「洗礼者ヨハネ」は
別格の存在感。絵の技術とかいう以前に、
他の人とは違うものを見ていた人だと感じる。
ローマにいったら、
カラヴァッジョの部屋はぜひ見てみたい。
美術展に入る前に、
ストリートミュージシャンのグレゴさんの演奏を見る。
チターを改良した人形「夢の鳥マージャ」を使って演奏する。
とても楽しい。
演奏のあとで、チターを弾かせてもらう。
チターというと、棒で叩くイメージがあったが、
弦がずれているので、そこを弓で弾くこともできる。
ピックをつけた爪で弾く音と、
弓で弾く音を同時に出すことができて、
一人で多彩な音色をコントロールできる。
楽器の原理として、純粋に驚く。
もっと頭を柔軟にして考えねば。
チケットをもらって、
Blue Noteのマンハッタントランスファー。
よく聞くと、リズムの変化やキメの多い、
むずかしい曲ばかり。
アカペラだと、すばらしい完璧なハーモニーだが、
モニターのせいか、バックの演奏が入ると、精度が落ちる。
おわって、セントパトリクスデイの池袋ダブリナーズ。
アイリッシュミュージックの生演奏で盛り上がる。
連続で聞いてみると、音楽というのは
有名であるかどうかなんて関係なく、
音が生きているかどうか、
その空間が楽しいかどうかなんだなと
とても実感した。