Googleブック検索和解案で、
日本を含む英語圏外の国の著作物が対象外
となったことについて、
「ウェブ学会シンポジウム」で
国立国会図書館の長尾真館長が
「世界のすべての人から、
日本の著作物が無視されることになるかもしれない」
と発言した。
一部の作家や出版社がGoogleに反対していたが、
文章を書く仕事もしている一人として、
この件に限れば、Googleの基本理念には賛同する。
やり方が強引なのはまずいのだけど、
著作物は、社会のなかで適正に利用されるべきで、
それは著者にとっても有益なことだ。
在庫をすぐに断裁してしまうような一部の出版社よりは、
ずっと文化的だと思うのだ。