日本の美意識

U20ワールドカップ、
生放送じゃないというのは悲しい。
結果がわかって見たのだが、
日本はチェコにPKで負けはしたものの、
内容は素晴らしい。
技術では劣るかもしれないが、
積極的で、意図が伝わってくる。
思い切りのいいプレーをしていた。
久しぶりに楽しいサッカーを見た。

MTVとか、映画とかを見ていると、
音も映像も
最近の日本のクリエイティブの
圧倒的なレベルの低さを感じてしまう。
並べるのが恥ずかしいくらい。
質感の持っている緊張感が全く違う。
すべてがテレビのレベルになってしまっているのか?
それ以上を求められないし、
それで商売になってしまっているのか?

最近は、日本映画が人気だというが、
少し話題になった日本映画を
ずっと低予算であるはずの
カザフスタンとか、東欧の映画と比べても
圧倒的に絵に力がない。
そう、「絵」なのだ。
1コマの単位で、1音の単位で負けている。
モノ作りに携わる身として、
客観的に見ている場合じゃないのだが、
大きな危機感を感じている。
美意識が鈍ってきているのではないか。
もっと神経を研ぎすまさなくては。
そして、もっと思い切りのいい、
本格的な表現をしていかなければ。

和風パスタを作る。
なかなかいい出来。