V-Drums Liteとブログによるプロモーション

V-Drums Lite HD-1の専用ページができている。
http://www.roland.co.jp/V-Drums/HD-1/index.html

ハイハットとバスドラのペダルが同じなので、
スイッチひとつで2バスセットに変わるのが面白い。

先日、ブロガーを読んで、製品発表会を開いたようだ。
なんと、ゲストがつのだひろ氏。
http://arena.nikkeibp.co.jp/article/news/20070614/1000917/

ブログの動画で、つのだひろのプレイも見れる。
http://sasori-inoshishi.cocolog-nifty.com/home/2007/06/post_db81.html
http://www.ishibashi.co.jp/webshop/drum/digital-drums/roland/hd-1.htm

ブログを使ったプロモーションという意味でも面白いのだが、
少し問題点もある。

V-Drums(Liteでないほう)の何が素晴らしいかというと、
叩く位置や叩き方によって音色がリアルに変化して、
ほぼ生ドラムと同じ感覚というところにある。
スネアは、リムショットもできるし、ブラシワークも可能。
外側を叩くと、きちんと軽い音がする。
叩く感触もかなり近い。
ライドシンバルでは、エッジの音やカップの音も
きちんと叩き分けられる。
スティックの当たる角度による違いもかなりリアル。
ここまでリアルなら、
素人レベルでは生ドラムよりいいかもと思わせる。

生ドラム経験者にとっては、V-Drums Liteで
このあたりが、どこまで表現できるの?
あるいは、音源やパットを差し替えて使えるような
V-Drumsとの互換性はあるの?
というところが、一番重要なところだと思う。
ところが、商品の位置づけが初心者をターゲットにしているせいか、
見た限りでは、生ドラム経験者は見当たらないため、
このあたりに突っ込んだ記事は、
今のところ見つけられない。

やはり、楽器なのだから、ある程度は演奏できる人を、
半分くらいは入れたほうがよかったのではないだろうか。

ブログを使うということが、
みんなに同じように賞賛してほしいということなら、
使う意味がない。
いろいろな視点から見て欲しいからこそ、
ブログを使う意味があるだろう。
しかし、独自の視点を持つためには、
ある程度の基礎知識は必要なのだ。

製品を作る人も、売る人も、
いろいろ工夫してがんばっているなあという気はする。