日常の視点

体の柔らかい人は、固い人よりも
日常生活のなかでのカロリー消費が多く、
その差は、ウォーキングで消費するカロリーより
大きいのだという。

そんな話を聞くと、
それはカロリー消費だけでもないように思う。
デザインを勉強するには、何をしたらよいか
などと聞かれることがあるが、
建築家は街を歩いていても建築家の視点で
建物を見ているし、
写真家は、街を歩いていてもフレームを意識して見たり、
雑誌などでも写真を批評的に見てしまう。
本とかで勉強することよりも、
そういった視点をもつこと、
そういう、日常的な積み重ねを
体にしみ込ませていくことが
一番大事なのではないかと思うのだ。

陶芸をしていると、
自分が今まで、器というものを
意識して見ていなかったことに
気づかされる。