高山寺

京都2日目。
JRバスで高雄の方にいき、
高山寺→西明寺→神護寺と歩く。

高山寺は鳥獣戯画で有名だが、
険しい山のなかで、今はかなり荒れている。
山を下って、谷の美しい橋を渡ると西明寺。
地元に根付いた小さなお寺という感じ。
温かみを感じる。

そこから、紅葉で有名な川沿いを歩いて、
400段といわれる階段を上ると神護寺。
この階段は、作りもあまりよくないので、
かなり辛い。
神護寺は、大きな寺で、
庭もきれいに手入れされているが、
商売ぽさを感じる。

かわらけ投げという、
小さな素焼きのかけらを
崖から投げることで、
厄払いをするところがある。
フリスビーを投げるような感じで投げてみると、
手について離れず、
寺側に投げてしまう。
厄を寺に投げつけたということか。

戻る途中で、うどんを食べ、
市内に戻り、今宮神社へ。
今宮神社も改修中だった。

阿呆賢さんという石があり、
2度持ち上げて、2度目が軽くなれば
願いが叶うのだという。
2度目に行く場所は、
初めて行く時より近く感じるように、
一度経験すると、その重さを理解しているので、
軽く感じる場合が多いだろう。
よく出来ていると思う。

今宮神社を東側に出ると、
炙り餅屋が向かい合って2件あり、
客引きをしている。
左手の店に入ると、何皿かを聞くだけ。
お茶を飲んで待っていると
炙り餅が出てくる。
素朴な味。
店の下には井戸があり、
見せてもらう。

向かい側の店にも行ってみる。
こちらには、
地下に埋めた甕に水を落として音を聞く
水琴窟がある。

船岡山まで歩いて、
バスで清明神社へ。
みやげ物を売っているような
ポップな観光名所になってしまっていたが、
ちょうどお払いをする人がいて、
お払いをはじめると、
今まで吹いていなかった強い風が吹いた。

地下鉄に乗ろうと歩いていると、
御所に出たので、入ってみる。
猫がのんびりとベンチに座っていた。
ここの猫は文化財で爪とぎをするらしい。
なかなか贅沢。
しかし、去勢すると、
その印に耳の先を切られてしまうらしい。
かわいそうな気がする。

地下鉄に乗ってホテルに帰る。

少し休んで京都駅へ。
ホテルのすぐ前なので楽。
京都駅の駅ビルの
まっすぐに延々と続くエスカレータが面白い。
滝のように見える。
屋外と屋内の両方にある。
前回は京都駅からすぐに地下鉄に乗り換えていたので、
上の方は見ていなかった。

地下でお惣菜とワインを買い、
上の方にあるラーメン店が集まっているところで、
京都ラーメンを食べる。
ホテルに帰り、丹波のワインを飲む。
お惣菜は、名古屋のお店とのことだが、
どれも味がよい。