卒業制作展とリカバリ

造形大の卒業制作展にいく。
卒業制作の担当になっている学生がいたので、
採点をしなければならない。
不安もあったのだが、なんとか作品に仕上げていた。
結構面白いと思う。

その他、色々まわってみたが、全部は見られなかった。
授業で知り合った学生が意外な作品を作っていたりして面白い。
個性というのは、いろんな形があるのだと、改めて認識する。

昨年の授業で、ずっとまじめに静かに出席していた学生と、美術館の前で会う。
「これから、ここでパフォーマンスをするんです」とぼそっという。
見ていると、山海塾系だが、少し笑えるパフォーマンスを一人でやり始める。
周りで見ている人も、かなり受けている。
身体ひとつで、これだけ人を引きつけられるのってすごいと感心する。
本当に、個性というのは色々だ。

ほかに授業で知っていた学生のなかでは、
布で子供のおもちゃを作っていた作品と、
レコード盤上に光を発する機器があり、
見る人は受光機をもっていて、
光を受けると音が鳴るというインスタレーションが面白かった。
レコードの周りをみんなで囲むと、音がぐるぐると回りだす。

また、感心したのは、手に光を当てて撮っただけのビデオ作品。
暗闇にビデオモニタが一台あり、
光の筋に対して手を当てているのを延々と見せている。
昔の木の雨戸から光が漏れているようで、非常に美しい。
アートとしてのビデオ作品で、面白いと思ったものはほとんどないが、
これは見事に美しく、しかも極限までシンプル。
目頭が熱くなるほどだった。

学校には、日陰に雪が残っていた。

大学に行く途中、橋本の書店で「季刊d/SIGN no.6」を買う。
特集は「デザインの細部」。
面白いところをついている。
あいかわらずの戸田ツトムデザイン。
高山宏氏も書いている。

メインで使っているDynaBookでPhotoshopが立ち上がらない。
Photoshopを再インストールしてもだめなので、
仕方なくOSごとリカバリしようとするが、
CD-ROMからの起動のさせ方がわからない。
BIOSに入るキーがないってどういうことだ。
だからメーカー製は困る。
普通のパソコンを作ってほしい。
過剰な「ユーザビリティ」はかえって使いにくい。
ファンクションキーをいくつか押しているうちに、
なんとかCD-ROMからの起動が行えるようになった。

リカバリは、データのバックアップや
アプリの再インストールなど手間がかかるが、
かなり調子が良くなり、快適に操作できるようになった。
すいぶん動作が遅くなっていたみたいだ。

カンファレンスに仕事用のメインマシンを持っていくのは、
仕事のほうの安全上、抵抗があったのだが、
すべてバックアップもとってしまい、環境もはじめのままなので、
使い慣れたほうがよいと思い、DynaBookを持っていくことにする。

大学からの帰りに、
新宿ヨドバシでMicrosoft BlueTooth Mouseを購入。
本体のBlueToothで認識するようになる。
しかし、カーソルの動きがあまり良くない。
反応が遅く、肩が凝る。
マウス自体を認識できないこともある。
カンファレンスでワイヤレスでマウスを使えたらと思ったのだが、
企画倒れか?