Conversations with myself

Category:art

論理に振りかける、一粒の媚薬

なんとか最終日に、
東京藝術大学美術館の「バウハウス・デッサウ展」にいく。

東京藝術大学美術館「バウハウス・デッサウ展」

展示内容は、ほぼ予想通りな内容で、
最終日だから、混んでいるのは仕方がない。
ただ、バウハウスの展示としては、
見せ方のデザインが今ひとつな感じはした。
色使いや太めの罫線などで、
バウハウス的な感じを狙っているのはわかるけど、
フォントや字詰め、小文字の使い方など、
微妙にバウハウス的でない部分を感じてしまう。
映像を通路に置いてしまって
人が動かなくなるなど、
会場設計も少し工夫が足りない。

Moholy-Nagyの映像は抽象的で詩的で美しい。
オスカー・シュレンマーの映像って、
パンフォーカスな感じがするのだけど、
単にレンズが暗いだけなのだろうか?

映像のなかには、
再構成した1988年の映像も含まれていて、
しかもその表示がドイツ語のタイトルのなかにしかない。
あの足の動きは、マイケルのムーンウォークじゃないか
と思ってしまったり。
何の説明もなく混ぜてしまうのは、
不親切というか、誤解を生むのではないかと
思ってしまった。
アーツ・アンド・クラフツや、
ロシア構成主義などとの関係も
知識がないと一緒にして見てしまいそうだし、
あまり説明的である必要はないが、
音声ガイドに谷原章介を使うとかではなく、
見て誤解しないような展示にすべきではないか。
学生も多いのだし。

ミュージアムショップで、
バウハウス叢書全巻売っていた。
10万超える。
もう少し安くしてくれれば、
多少は売れると思うんだけど。

バウハウスの学生の作品が多かったが、
今の学生も、質的に負けているわけではないと思う。
「歴史」だから偉いわけではないので、
この展示を見たのと同じ視線で、
今の学生の作品も見てほしいと思った。

バウハウスの特徴は
素材に立ち戻って、分析的に理論を組み立てていく部分と、
工房制度にあるような、ドイツ的職人的な部分が混在し、
バランスを模索しているところにあると思う。
そういう意味では、「デザインの教室」はそれを踏襲している。
これは、はじめから意図的にそうしている。
そもそも「構成とは何か」というところから考え直そう
という一方で、手を動かして感性を磨くことを奨めている。
論理がなくては、他人に伝わりにくいし、
仕事として成立しにくい。
しかし、論理だけでは、美しさには到達しない、
論理に振りかける、一粒の媚薬が必要だ。

いろんなことを考えることができたので、
そういう意味では、いい展示であったのかもしれない。

夜、J-waveでG.LoveとLily Allenのライブ。
Lily Allenの自由なボーカルが楽しい。

G.Love & Special Source
 Give It To You, Astronaut
Lily Allen
 Smile, Knock Em Out, Alfie

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「池田満寿夫 知られざる全貌展」

オペラシティアートギャラリーで開かれる
「池田満寿夫 知られざる全貌展」のポスターを見る。
背筋がゾクっとするような、なんともいえない魅力。
久しぶりに見てみたいと思う展示。

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山中湖は靄で覆われていた。
高速道路の周囲の風景が幻想的。
途中、新宿で損保ジャパンの美術館に立ち寄る。
サーカスをテーマにした絵や写真など。
クレーが一点ある。
日本の昔のサーカスの写真が
まさに寺山修司の世界だった。
ゴッホ、ゴーギャンは相変わらずの警備。
しかし、ここから見る新宿駅周辺は
ジオラマのようで面白い。
菊地成孔のマンションを探してみたり。

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タイムマシン

打ち合わせのあと、知人の個展があるというので、
押上にいく。
半蔵門線で表参道から直通ということも知らなかったのだが、
駅を降りると、いきなり空き地(新東京タワー用地?)
そこを抜けると、昭和30年代がそのまま残っているような
レトロな雰囲気で、タイムマシンに乗ったみたい。
展示をしていた店は
民家を改造したカレー屋さんで、
これもいい雰囲気で、いい匂い。
貸し切りのようで、カレーは食べれなかったけど。

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夢窓疎石と武満徹

東博の禅の展示で、夢窓疎石のほっそりとした
いかにもインテリっぽい顔が印象に残っていた。
Wikipediaを見てみると、最後になんと
「武満徹 作曲家。夢窓疎石の印象を基にして
 「夢窓」と題したオーケストラ作品がある。」
とある。
そうだ。あの感じは武満徹だ。
昔、ホテルのロビーで、武満徹氏にすれ違ったことがある。
周囲の音がなくなるような、透明な感じ。
夢窓疎石の肖像画を見たのと似た感じ。
武満徹はそこに、自分と共通の何かを
感じていたのだろうか。
「夢窓」はどんな曲なんだろう。

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日本の美意識

U20ワールドカップ、
生放送じゃないというのは悲しい。
結果がわかって見たのだが、
日本はチェコにPKで負けはしたものの、
内容は素晴らしい。
技術では劣るかもしれないが、
積極的で、意図が伝わってくる。
思い切りのいいプレーをしていた。
久しぶりに楽しいサッカーを見た。

MTVとか、映画とかを見ていると、
音も映像も
最近の日本のクリエイティブの
圧倒的なレベルの低さを感じてしまう。
並べるのが恥ずかしいくらい。
質感の持っている緊張感が全く違う。
すべてがテレビのレベルになってしまっているのか?
それ以上を求められないし、
それで商売になってしまっているのか?

最近は、日本映画が人気だというが、
少し話題になった日本映画を
ずっと低予算であるはずの
カザフスタンとか、東欧の映画と比べても
圧倒的に絵に力がない。
そう、「絵」なのだ。
1コマの単位で、1音の単位で負けている。
モノ作りに携わる身として、
客観的に見ている場合じゃないのだが、
大きな危機感を感じている。
美意識が鈍ってきているのではないか。
もっと神経を研ぎすまさなくては。
そして、もっと思い切りのいい、
本格的な表現をしていかなければ。

和風パスタを作る。
なかなかいい出来。

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出光美術館

出光美術館の肉筆浮世絵展。
すべて出光美術館所蔵の作品。
出光の浮世絵コレクションは、すべて肉筆なのだそうだ。
出光美術館にいくと、
ポリシーがあるということの力を感じる。
借りてきただけの展示ではないし、
それだけに、真剣味と一定の価値判断が表れている。

その後、エルメスのギャラリーに寄る。
案内のはがきがとても個性的だった。
作品はまあまあだが、
相変わらず空間としては気持ちいい。

前回の藤森さん設計の3つの建物は、
外に出せないので、壊されてしまったそうだ。
どこかに移築できたらよかったのにと思う。
儚いというのも、美しくはあるけれど。

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藤森建築と路上観察

大学の授業のあと、
オペラシティで開かれていた
「藤森建築と路上観察
 第10回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展帰国展」

に寄る。
藤森さんは、建築で一番大切なのは質感だという。
建築の世界は理論を重視する傾向があり、
肌触りのような感覚的な部分を忘れがちなところがあった。
それを、建築を客観的に研究する立場にあった人が、
実作品として示して見せたという点が素晴らしい。
クリエイティブな分野では、
いくら理屈で示しても意味がなく、
実作品として見せなければ、新しい扉は開かない。
ものを作るということ自体について
考えさせられる展示だった。
大きな、大きな刺激を受けた。

藤森氏の作品
http://tampopo-house.iis.u-tokyo.ac.jp/fujimori/f-work-fs.html

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文化村、モジュリアーニと妻ジャンヌの物語展

大学の授業のあと、
久しぶりに文化村に行き、モジュリアーニ展。
かなり力の入った、いいセレクション。
パートナーのジャンヌが描いた
病床のモジュリアーニが
心にしみる。

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危険な6月

パソコンのHDDは、データ復旧ソフトなどを使ってみるが
回復できそうにはない。
このまえ、ディスクが壊れたのは、
確か5年前の6月、日韓ワールドカップの頃だった。
6月はやはり、危険なのかもしれない。
仕事も溜まっているし、まずい。

旅行に行っていた間に、
亡くなられた方のニュースがいくつか。
二世議員、三世議員が過半数という国会で、
疑惑に名前が出るのは
いつも成り上がりの政治家ばかり。
本当においしい財源を持っているのは
どちらなのかは明らかなのに。

黒川紀章氏が今度は参議院選挙に立候補するらしい。
都知事選では、カラオケで熱唱したとか。
著作権使用料を払っているのかな?
徴収に行くなら、まずそこだろう。

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モリサワ

咳が止まらないので、医者に行く。
風邪の症状が残っているだけのようで、
とりあえず、安心する。

モリサワから、フォントの契約の延長手続きをしろとの電話。
2度目だ。
モリサワは、すぐに電話してきて鬱陶しい。
連絡はメールにしてくれ。

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メゾン四畳半

銀座のエルメスギャラリーで開かれている
メゾン四畳半展
鳥の巣のような漆喰の家が楽しい。
こんな家を作ってみたい。

その後、ポール・スチュワートのパーティ。
最後のくじで、ワニ皮の財布が当たる。
最近、くじ運がいいような。
今度は中身が当たりますように。

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受胎告知

東京国立博物館は金曜日は8時まで開いていて、
この時間が比較的すいているとのことなので、
レオナルド・ダ・ヴィンチ展を見に行く。
行列のためのテントなどもあったが、
やはり、この時間はすいていて
スムーズに見ることができた。
展示は、本館の中央に「受胎告知」があり、
平成館は、資料的なものの展示+伝ダヴィンチの彫刻1点。
平成館の展示は、映像などがとてもよくできていて、
とても面白い。カタログの出来もいい。
作品1点で、よくここまでの展示にしたと感心する。
いい意味でも、悪い意味でも。
本館の中央の部屋は初めて入った。
最前列は警備員が「立ち止まらないでください」
と言い続けていて鬱陶しいのだが、
やはり、最前列だと質感がよくわかる。
すいていたので、何度か回って見た。
フィレンツェでも見たはずなのだけど、
ウフィツィだと、ほかにも大作がありすぎて、
一つひとつに感動している暇がない。
そもそも、ダヴィンチの絵って
強烈なパワーがあるわけではないので
美術館に並べられると、印象が薄くなる。
日本で見た方が、なんとなく感動的な感じが
してしまったりする。
本館で、鳥獣戯画が出ていたので、
閉館間際に見る。

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東博

Caravanの日比谷野音LiveのDVDが届く。
原稿が片付いたら見よう。

次の東博の展示は、
南太平洋の美術のようだ。
東博でこのような展示はめずらしい。
かなり楽しみ。

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集中力の固まりのような絵

皇居の緑

三の丸尚蔵館の若冲の2回目を見に行く。
いつ見ても、圧倒的な存在感がある。
木の枝が悪夢のよう。

同時に、狩野探幽と円山応挙の絵があり、
どちらも力を抜いた、サラッとした絵だった。
画壇の中枢にいて、おそらくきれいごとだけでは
すまない世界に身をおいていたであろう絵師たちの
力の抜けた絵と、
家業から隠居して、当時の絵画の世界とは
あまり関わりがなかったと言われる若冲の
ギラギラとした、集中力の固まりのような絵。
実に対照的で面白い。

新宿の東急ハンズに寄り、
ねぎしで牛タン。ひさしぶり。
25周年ということで、少し安くなっていた。
しかし、禁煙席がなくなっていたのは不満。

タモリ倶楽部で、
人が一人も写っていない写真
というのを取り上げていた。
なかなか面白い。

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落ちるな、がんばれ

修復した若冲の「動植綵絵」が見れるということで、
三の丸尚蔵館にいく。
江戸城の天守閣跡など、
東京に住んでいて、はじめてみる。
なかなか気持ちのよいところ。
観光客が多く、三の丸尚蔵館は入場無料なので
大混雑。
少しでも入場料を取ればよいのだけど。
若冲の鶏は、相変わらず悪そうでいい。

改めて見ると、
皇居周辺ってやっぱり美しい。
外国人観光客が多い。

そんな景色のなかで、
小さな事件は起きているものだ。
大丈夫か?
落ちるな、がんばれ。

おい、大丈夫か

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未来からのメール

朝日名人会で落語。
権太楼が爆笑系の「幾代餅」を熱演。
客の年齢層がとても高い。

ここ1週間くらい、
パソコンの日付がずれていた。
メールの送信日もずれてしまっている。
未来からメールを送ってしまった。
メールボックスの順番がごちゃごちゃになり
ややこしい。

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ねずみ

大雪のなか、ニフ亭の公開録音。
以前、近くの図書館で開かれた落語会で聞いた
鈴々舎わか馬さんが出演する。
ほかの人が、最近受けるような爆笑系のなか、
淡々と左甚五郎の話「ねずみ」を話す。
最後に甚五郎が再びでてくるところで、
さっと羽織を脱ぐところの演出がとてもよかった。
知的な感じのする落語家さんは貴重だ。

その後、銀座三州屋に行く。
かきをあぶった「かき塩」が絶品。
久しぶりに、少しだけ休む。

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帽子とコート

銀座のイルミネーション-2

打ち合わせの後、
銀座グラフィックギャラリーの
スイスポスター展を見る。
入り口で浅葉克己氏を見かける。
相変わらずの帽子とコート。

ギャラリーでトイレに入ると、
男子用トイレの左下に水たまり。
自分がこぼしたみたいで嫌だなとか、
靴に着かないようにしなくちゃとか、
男ってつらい。

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茶碗

chawan.jpg
茶碗の完成。
釉薬の感じは、だいたい予想通り。
かなり理想の感じに近づいてきた。

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日常の視点

体の柔らかい人は、固い人よりも
日常生活のなかでのカロリー消費が多く、
その差は、ウォーキングで消費するカロリーより
大きいのだという。

そんな話を聞くと、
それはカロリー消費だけでもないように思う。
デザインを勉強するには、何をしたらよいか
などと聞かれることがあるが、
建築家は街を歩いていても建築家の視点で
建物を見ているし、
写真家は、街を歩いていてもフレームを意識して見たり、
雑誌などでも写真を批評的に見てしまう。
本とかで勉強することよりも、
そういった視点をもつこと、
そういう、日常的な積み重ねを
体にしみ込ませていくことが
一番大事なのではないかと思うのだ。

陶芸をしていると、
自分が今まで、器というものを
意識して見ていなかったことに
気づかされる。

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北斎展

北斎展は平日でもかなり混んでいるということなので、
朝早く行く。
作品点数300点以上とのこと。
浮世絵などの印刷物は集められるだろうが、
肉筆画をこれだけ集めたというのは、
評価できる。

その後、銀座に行き、
INAXギャラリーの「自給自邸」、
「伊達伸明 建築物ウクレレ化保存計画」
House of Shiseidoの
「生の芸術 アール・ブリュット」展
銀座グラフィックギャラリーの
「祖父江慎+コズフィッシュ展」
とまわる。

建築物ウクレレ化保存計画は
古い建築物のもつ、
人の手で意図的に作ることのできない
「時間」が凝縮されていて、
作り手の優しさや楽しさが伝わってくる。
INAXで展示しているのを知らなかったのだが、
思いがけず、見ることができてよかった。

夜、ベストヒットUSAで
Raul Midonがゲスト。
日曜日のクリスペプラーの番組の時の
ライブの方がよかったが、
キザイア・ジョーンズを思わせる
カッティングの間にハーモニクスを挟む
テクニックはやはり驚異的。
トランペットの口まねもリアル。
盲目なので、ギターのフレットは
「マッスル・メモリー」で覚えているのだそうだ。

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落ち

11月11日。

朝、ラジオで杉本博司が出ていて、
「ぼくは落語が好きなので、
 どうしても落ちをつけてしまうのです。」
といっていた。
それを聞いて、なるほどと
まるっと見通せた(トリック風)。
自分のことを良く理解している。
でも、アートに落ちはいらないと思うのだけど。

朝まで原稿を書いて、
1時間寝て学校にいく。
電車のなかで寝ていると、
寒くなってきて目を覚ます。
八王子の方は、ずいぶん気温が低くなっている。
もう冬だ。

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シュヴァンクマイエルと葉山の海

神奈川県立近代美術館葉山館で開かれている
シュバンクマイエル展が6日までなので、
いくことにする。
池袋から逗子まで
乗り換えなしでいけるようになっていたとは
知らなかった。
逗子まで1時間程度でとても楽。
逗子からバスで20分程度で美術館。
海が静かで、とても美しい。

到着してすでに空腹ぎみだったので、
レストランのテラスで食事。
視界がすべて海という感じで、
適度に暖かく気持ちいい。

シュヴァンクマイエル展は、
夫妻の作品の展示。
奥さんはこの展覧会の会期中に
亡くなられたとのこと。
「オサネーテク」は、奥さんの絵本が
もとになっているらしい。
映像とオブジェ、絵画など。
オブジェは、昔の「人魚の剥製」みたい。
奥さんは10月20日に亡くなられたとのこと。
人間の痛みや恐怖症的な部分を刺激するというのは、
表現のアイディアとは陳腐といえ、
マシュー・バーニーとの共通点も感じるのだが、
これだけ貫き通して、独自の世界を作り上げていれば
面白く見ることができる。
あまり高く評価するべきものではないが、
このくらい評価する人がいるのは妥当だと思うし、
感覚としてはとても好きだ。
一時期DVDを集めていたのだが、
また見直してみよう。
午後になると、会期終了に近いせいもあるのか、
かなり多くの人が来ていた。

美術館は御用邸の並びにあり、
美術館の前には一色海岸が広がっている。
人の多くない秋の砂浜は
ゆったりとした空気が流れている。
美術館の展示とのギャップが大きい。
海の水はかなり冷たいのだが、
外国人が一人泳いでいた。

こんなところに美術館を作ってしまうことには
批判もあるかもしれないが、
リゾートマンションとかでなく
美術館でよかったともいえるのかもしれない。
東京からこの距離で、
この環境は守るのは、なかなか大変だろう。
展示の企画も個性的で、
美術館の人も親切。
某M美術館と違って、
当然、何度も出入りすることができるので、
休んだり、海を見たりしながら、
ゆっくり見ることができる。
また来たいと思う。

その後、北鎌倉で途中下車して、
散歩しながら鶴が岡八幡宮にお参りし、
横浜中華街に食事にいく。

中華街の食材店でジャスミン茶などを購入し、
麺類のおいしい店を聞くと
「雲龍」を進められる。
7月にいった人気店の前にある
普通の小さな中華屋さん。
スープがさっぱりしていて、
麺が香港麺ぽい感じ。
好きな味。
ザーサイがおいしかったので、
お店の人にいうと、
お土産にと持たせてくれた。
地味だけど、味も人もいい店。

久しぶりに盛りだくさんの休日。

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ロハス

J-waveはLOHAS特集。
LOHASは、
Lifestyles of Health and Sustainability
の略語とのこと。

サスティナブル・持続可能とは、
石油などの有限で再処理の難しい埋蔵資源ではなく
再生可能な資源を使おうということらしいが、
再生可能というのは、つまり生き物の「命」なのだ。
そのこと自体は、生きていく以上仕方のないことだけど、
それを石油に変わる「資源」と考えるのは、
とても傲慢で、恐ろしい考え方だと思う。

「ロハス」なんて、
数年たったら、とても恥ずかしく響くに違いない。
クレージーケンバンドが、
ゲストにきて、怒っていたらしい。

森美術館の杉本博司氏の展示は
モノクロームの写真に黄色い照明を当てていることと、
「海景」の前に能舞台のようなものがあることに
とても違和感があったのだが、
Mixiの美術館に関するコミュニティの書き込みによると
これは杉本氏本人の意図なのだそうだ。
意外だった。
モノクロームの写真に黄色い照明を当てることは
効果的とはまったく思えなかった。
能舞台では、実際に能が行われたらしいが、
展示としては、作品に近づけないだけで、
美しくもなんともなかった。
ただの材木という感じで安っぽかった。
日が暮れる1時間はここの窓が開くらしいのだが、
火曜日は夕暮れ前に閉館になっていた。
作品自体がどうしようもないものなら、
何も思わないのだが、
技術は確かなので、もったいないと思う。
もっと普通に見せてくれればいいのに。

夕方、要町にできたラーメン屋さんにいく。
元寿司職人という、渋い店主と
和風で品のよい内装。
味もさっぱりしていてよかった。

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新宿御苑の薪能

新宿御苑の薪能。
ここ数年ずっと雨だったが、
今年は雨の予報にも関わらず、
なんとか晴れる。

椅子もなく、芝生に座ってみる。
ピクニックのような感じで
能を見れるのは面白い。
もう少し暖かいとよかったのだけど。
ビデオの撮影をして、
その後、四谷で
しゃぶしゃぶなど、ごちそうになる。

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乱歩邸

立教の隣にある江戸川乱歩邸が
公開されていたので、見に行く。
応接間と土蔵を入り口から見ることができる。
土蔵の書庫は暗く、通路は狭く魅力的。
明るいことだけがよいというような
現在の建築の対極にある。

帰りに「ごとう」でラーメンを食べる。
普通盛りだが、いつまでもお腹が減らない。

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土練り

夕方、ひさしぶりの陶芸。
土練りをしていると暑い。
菊練りが難しい。
とても菊とは言えない状態。

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ダヴィンチ展(レスター手稿)

六本木ヒルズにレオナルド・ダ・ヴィンチ展にいく。
会場に入ると、
レスター手稿の内容を実物で見せていて、
わかりやすく面白い。

レスター手稿の実物の部屋は暗く、
照明を当てる時間を制限しているため、
順番に少しずつ光があたる。
これがかえって、ページが闇のなかから
浮き上がってくるようで、美しく見える。
しかし、文字ばかりのページも多く、
すべてが面白いというわけではない。

最後に裾分コレクションの展示。
裾分教授の西洋美術史の授業は、
大学のすべての授業のなかでも、
最も眠い授業だったが、
研究者としてはきちんと仕事をしていたのかと思う。

一度、外で食事をしてから、
森美術館を見ようかと思ったら、
一度降りたら、再入場は不可とのこと。
ギャラリーと美術館で入り口が分かれているのに
なんとも不可解。
しかも、なかではほとんど何も食べれない。
仕方がないので、そのまま展望台へいくと、
今度は、火曜日は森美術館は5時で終了なので、
もう入場を閉め切るというアナウンス。
また、仕方がないので、森美術館に急ぐ。
チケットを買ったときに言ってくれればいいのに。

森美術館では、「杉本博司:時間の終わり」を見るが、
かなりむかついていたせいもあるのかもしれないが、
まったく感心しなかった。
技術はとても高いが、アイディアがどれもとても陳腐。
ジオラマを撮ったり、蝋人形を撮ったり、
何もない海、劇場、ぼけぼけの写真など、
人と違うことをしないと写真を撮れないのか。
写真ってそういうものじゃないだろう。
それを高い技術で撮影しているところに、
なんとなく、ばかばかしさを感じた。
印刷で見ている時は、結構好きだったのだけど。
見る側の気分の問題も大きいとは思うが。
六本木ヒルズの運営は、おかしい。
人間を大切にしていないし、
美術と向き合うという空間や時間を
大切にしていない。
六本木ヒルズには文化がないと断言する。

美術館の外にでると、
夕暮れになってきている。
展望台で、日が暮れていくのを眺めているうちに、
怒りも収まってくる。
夕暮れという時間は、じっと見ているとほんとうに美しい。

日が暮れて帰ろうと思い、下に降りると、
都市に関する展示がある。
入ってみると、マンハッタンや東京のジオラマ。
航空写真をもとに建物を一つひとつ
紙で作ってある。
googleサテライトの立体版という感じ。
かわいらしく、緻密。
また、押井守監修の映像が2点。
東京を川と空から眺めた映像。
結局、これが一番面白かったような気がする。
久留米ラーメンを食べて帰る。

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Kween

QUEENのコピーバンド「Kween」がいい。
明るいおでこに、まあるいおなか。
微笑ましい。

文化村にモロー展を見に行く。
全体的にあまりいい作品は来ていなかったが、
サロメ関係の作品は習作のデッサンも含めて
面白く見ることができた。
闇のなかに線画で浮き出る
背景の模様などが魅力的。

東口のラーメン屋にいく。
そのラーメン屋の前にベルギービールの店があり、
開店2周年記念でギネスが安かったので、
ラーメンを食べたあと、ふらっと入る。
ギネスは少し冷たすぎ、
ダブリナーズには及ばないが、
泡にはクローバーが描かれていて、
のんびりした雰囲気も悪くない。
DJブースがあり、
DJはビールの飲み過ぎで、
1曲かけるごとにトイレにいっているので
「頻尿DJ」と名付けた。
ベルギービールのお店なら
音楽がもう少しヨーロピアンなほうが
いいと思うのだけど。

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成増

成増にいく。
家から地下鉄で10分もかからない。
駅の周りはロータリーがあって、
地方都市的な雰囲気。
駅を降りてしばらくは住宅地だったが、
板橋区立美術館に近づくと、
信じられないほど田舎になる。
山があり、森があり、
ちょっと荒れた空き地もある。
かなり本格的に田舎だ。
家も、明らかに農家だったというような構えの家が、
普通に、珍しくなく残っている。
郷土資料館には、古民家があり、
風が吹き抜けて気持ちがいい。
郷土資料館には「昔の」農家を展示しているのだが、
そこから周囲の家を見ても、違和感がない。

公園を抜けて板橋区立美術館に行くと、
開かれていた南画の展示は作品の質が高く、
解説も面白い。
林十江のうなぎやとんぼなどの絵が力強くて
印象に残る。

東京大仏は4時でしまってしまったので、
遠くから眺めて、地下鉄赤塚へ向かうと、
(営団赤塚は地下鉄赤塚という駅名になっていたのか)
卒塔婆をもって歩いている人が何人もいる。
不思議に思っていると、
松月院というお寺で配っていた。
何かの行事らしい。

美術館の絵もよかったのだが、
周囲の環境のインパクトが強すぎた。
森林浴したような気分になる。
ちょっとリフレッシュ。

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